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前期100型に純正ＯＰで設定された『自発光タイプリアパネルガーニッシュ』。


『有機ＥＬをＬＥＤと同時使用しています』と有り得ない説明をしている方がいるようですが、通常のＬＥＤと同時使用ができるならそれは『有機ＥＬではない！』と断言します。

(この方が有機ＥＬだと主張するのは、見たわけではないので断言はできませんが、おそらく単に見た目が似た『フラットＬＥＤ』でしょう。知らない素人が陥りやすいミスですね。)


そもそも有機ＥＬは、カソードとアノードに電圧をかけることによって発光しますので、交流電源でなければ電源供給できませんし、車において発光させるには直流から交流に変換する必要がありますし、電圧も適性な電圧に変換する必要があります。低過ぎる電圧、高過ぎる電圧では発光しません！車の12Vでは電圧が高過ぎると思いますが。)







ホンダが開発されたばかりの有機ＥＬをリアパネルガーニッシュに採用した理由は

①コントラスト比が大きいこと

②通電からの反応速度が極めて速い

③電球などと比べ圧倒的に省エネ、長寿命と(当時としては)画期的な素材であったこと

④自発光ですからバックライトや導光板が不要なので、その分の厚みを薄くできた(実際、パネル部分の厚みはわずか１㎝ほど。これならガーニッシュに組み込むのも難しくはありません。)



パッと思いつくのはこれくらいでしょうか？


更に言えば、『液晶』などと異なり有機ＥＬは固体素子であり、温度に対して特性変化が少ないため、広い温度範囲で使えるというメリットもあります。(液晶の時計などを直射日光下に放置したことが原因で、熱により液晶がダメになったことは誰しも経験があると思います。)


製造から30年近く経過したリアガーニッシュの発光パネルが、きちんと作動するのは上記の理由によるものでしょうね。





最後に本題。









イーストマン・コダック社が実用有機ＥＬを開発したのが1987年、まさに3rdプレリュード発表と同じ年だったんです！

クルコンスイッチ移植と同時並行で進めているハザードスイッチの点滅機能追加。


親の車に取り付けるスイッチで作動ユニットのテストは済んでいますが、プレで使えないとまずいので配線を確認したところ、幸いプレと親の車の配線の構成が全く同じと判明。これで安心して作業ができます。



ハザードで点滅、スモールで減光点灯。



はやく実現させたいと思います。