asudaiのブログ一覧

前回、ウィンカーとハザードランプをわざわざ分離させることを書きました。





では、何故こんなクソ面倒なことをやる必要があるのか？






私なりの理由を説明しましょう。






まず第一にウィンカーとハザードの使用される状況の違い。






基本的にウィンカーは走行中にしか使いません。しかも走行中は電気が絶えず供給される。






反面、ハザードランプは最悪の場合、エンジンが停止した状況下でしかも長時間に渡り使用される可能性がある。





となると、ハザードランプはウィンカーより明るくなければならないと考えますが、当時の暗い電球では明るくするにも限度がありました。





しかも解析の結果、今ならば体感的にノーマルの2倍くらい明るいものが出来ることが判り、改善に着手。





しかし明るくしたウィンカーでも、ノーマル電球に比較すれば、バルブ1個の消費電力は約1/8から1/10くらいにまで下がっているとはいえ、この状況下でさえ、使用背景が異なるウィンカーとハザードを同じランプで兼用させることには、甚だ疑問が残る。






と、いうわけで最終的に導き出された結論は「ウィンカーとハザードを分離させる。」というものでした。





念の為に書きますと、そもそもウィンカーとハザードランプ(非常点滅灯)は別であってもよく、法律でも「兼用でも構わない。」となっています。





まあ製造メーカーからすれば「兼用が認められるならば、兼用にしよう。」と思うのは至極当然の話。





しかし、コストや法律など外的要因がなければ、1つの目的に対しては、特化した「専用部品」のほうが良いに決まっています。




と、まあこういう理由で、わざわざクソ面倒な加工をすることになりました。








まあ、見れば判ると思いますが、おそらく日本一明るいウィンカーだと思います。




もっともノーマルの2倍明るいバルブを入れたわけでもありません。




言い換えれば、抑制されていたポテンシャルを最大限引出したとでも言いましょうか。







まあ、とにかく明るく、しかもちょっと怪しいウィンカーになりました。






一方、ハザードランプの方は、バッテリー負担を減らし長時間の使用に耐えられるよう、減光機能を組込みつつ、かと言ってノーマルよりは明るくなるよう、特別な加工を施しています。







外出もなかなかままならぬ現在、家でコツコツとユニットを作るのが良さそうです。