地元では各地域によって工芸品があります。
その一つとして、有道杓子と言うのがあります。
最近では地元の道の駅や土産物屋にもあるようですが。
祖父が作っていたものと、若干ですが形状が異なっています。
残念ながら、祖父は他界し御弟子さんに後継されているようですが、
ずっと祖父の傍で製作しているところを見ていたオレから見ると、明らかに祖父が作っていたものと異なることがわかります。
祖父には良く可愛がってもらい、幼少時代ですが祖父の手伝いもしたことがあります。
ある時、祖父はオレにこの技術を継がないかと言われたことがあります。
その時オレはまだサーキットでのレースが忙しく、祖父に応えることができませんでした。
現在は過去ほど忙しくも無く、ある程度時間を作ることができるので、祖父の遺志に応えることができます。
本当なら祖父がまだこの世に居るときにでも指導を受けるべきだったのですが、時が遅すぎました。
祖父から教わる事はできません。でも、祖父がどのように製作、工程を立てていたのかはハッキリと記憶に残っています。
後は数をこなし、祖父が作っていたものと同じ物を作り上げる。
それがオレの意思でもあり祖父の遺志に応える事だと思っています。
WolfStyleとしての仕事は辞める事はしませんが、祖父の遺志を継ぎたいと言うのが本音。大変申し訳ない事なのですが、ステッカー等の製作はしますがこちらからの施工作業は暫くはお断りさせていただきます。
大変勝手で申し訳ないですがよろしくお願いします。
現在では保存会と言うものがあるらしいですが、その会の人たちは殆どが高齢者の方ばかりだと聞きます。
高齢者だけとなると、後へ後継していくことは難しいでしょう。
まだ若いうちにでも技術を磨き、後継者へ続かせることが大事だと思います。
それはもう一つの祖父の遺志であるように・・・。
Posted at 2012/02/11 20:13:47 | |
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