DIYでサイドスリップ調整

走っていて、何かしっくりこない。
ハンドリングが外乱の影響を受けやすく神経質な印象。

サスを交換した後にアライメントの調整をしていないし、新車時に正常だったと言う確証は無いし、車高調を入れた以上車高を変える度にアライメントテスターに載せるのはお金が勿体無い。


どうせトーしか調整出来ない(BMWのフロントはトーのみ調整可能なことが多いからこのクルマも多分．．．)のだから、自分でやってみようとサイドスリップテスターを買ってみた。

この上をそっと走るとタイヤに押されて白い板が左右にズレ、サイドスリップを計測出来る物で、金額の割りにはチープな作り。

角度を示す針が直ぐ取れちゃうし。(^^;)



平らな場所で車両に対して真っ直ぐに設置して走行するだけなのだが、想像していたより難しい。

まず、平らな場所がそう簡単に無い。

前後のトレッドが違うから、目視で真っ直ぐと言うのも難しい。

車両がテスターの上に乗った瞬間のショックで移動してしまうと意味が無い。

まっ平らな駐車場で、真っ直ぐな線が引いてある場所．．．難しいぞこれは。

そんなこんなで、出来るだけセッティングを頑張って計測数を増やす事で値の安定を目指した。

その結果、右フロントがトーイン気味と言う事がわかった。

一応、トーインの角度がわかるが設置精度が低いのであまりアテにしないことに。(^^;)


ジャッキアップして、トーの調整。


トルクスのT-45(もしかしたら50かも知れないがT-45までしか持っていなかった)でロックを緩め、13ミリのレンチでタイロッドを回して調節する。

どれだけ回せばどれだけトーが変わるかはわからないので、初期値の位置をマジックで印を付けてとりあえず1回転トーアウト方向に回して計測した所、左右ともゼロより若干トーイン側のちょうど良い状態になった。

何だ、簡単じゃないか！とテスト走行をした所、どんどん右に流れる～～～～！ 何だこりゃ～～！

もう、このテスターは信じない！(^^;)


その後、自分の感覚での調整とテスト走行を5回くらい行ない、納得した状態で終了。

ちなみに、タイロッドを1回転させるとクルマの進む方向がガラリと変わって、ステアリングを傾けないと真っ直ぐ走らなくなる。

テスト走行は、広場や駐車場をノロノロ走ってもわからないので、左右のタイヤの状態を感じるためにうねりや轍のある毎回同じ道を走る。


最後にテスターで計測した所、左右とも2度に近いトーインと、かなり大きめの値だった。

正しく設置出来ているとは言い難いので当然参考値。(^^;)


納車から2ヶ月経ち、ようやく車両が納得行く状態になったので久々の深夜ドライブに出発。

今回は、122号線を桐生→足尾→日光と走り、日光宇都宮有料道路→東北道で帰宅するルート。

一般道は理想的なハンドリングで、大きな轍がある場所では車両が一生懸命真っ直ぐ進もうとするのを感じる。

山道でもBMWの4気筒らしいリアを軸としたハンドリングで問題なし。


桐生から足尾に向かう途中の、「もしもしかめさん道路」を通過してしばらく行くと星が輝いているのに路面が濡れ出し、気温は氷点下。

ヤバイなあと、山を登り続けていると突然の吹雪。

スタッドレスやチェーンとは無縁に生きてきて、これからも予定の無い自分としては、秒単位で積もる雪に猛烈にUターン！

やっぱり南に行けば良かったと後悔しながら、北関東道と関越道を使って帰宅。

高速では、手放しでも矢のように真っ直ぐ走ることがわかり、満足して帰宅。


結局、サイドスリップテスターは使いこなせなかったが、良い経験値を積めたので良しとしよう。(^^;)


明日は、サービスキャンペーンのためにディーラに預ける日だ。