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2011年にメビウスモデル社から、2001年宇宙の旅に登場したオリオン号の模型が発売された。
故キューブリック監督の意向で正式な版権を取得できないため、オリオン号ではなく「スペースクリッパー」と言う名称かつパンナム航空のデカールなし．．．


その時の謳い文句で、

「ムーンバスの発売で全世界のSFモデラーを驚喜させたメビウスモデルが、ファンの熱いリクエストに応えて「スペースクリッパー」としてキット化。
しかもかつて発売されていたキットのリメイクではなく、完全新設計、完全新金型による最新キットとして発売します。
研ぎ澄まされた感性と考証に裏打ちされた設計により、プロポーションやディテールはプロップを完全再現。」

と盛大に煽っていたので、長年の思いもあって3つ予約した。

今までオリオン号のプラモは、超プレミアの付いている1960年代にオーロラ社から発売されたモノと、何度か再販されているがプロポーションに難のあるエアフィックス社のモノの2つが(主に)存在していて、それなりのモノは簡単に手に入らない状態だった。

で、メビウスモデル社製が実際に発売されて手に入ったものを見て「これ、ほぼオーロラ社の劣化コピーじゃないか。」と、とても21世紀とは思えない出来の悪さに愕然とした。

当然、上記の謳い文句は全くのデタラメで、詐欺と言っても差し支えない。


そもそもメビウスモデル社とは、昔のモノを再販するか、当時のテイストを活かして発売するような技術レベルが高いとは言えない会社で、先にそれを知っておくべきだった。

と、何年も放置していたが、スター・ウォーズに刺激されたのか立体物を手元に欲しいと言う欲求が出てきたので、簡単にでも作っておこうと製作を開始。


ウイングの根元から先までが同じ厚さで厚ぼったいので、先に行くほど薄くなるように改修。


機体後部に何箇所からあるスラスターっぽいモノの造形周りがスッキリしない上に無駄な合わせ目が出来てしまう。


無視して完成させたいが、思い入れはそれなりにあるので一旦全て削り落として再生することにした。
ああ、簡単に作る予定が．．．

削り落とした部分の再生をプラ板でヒートプレスして作ろうとしたり、


流用できそうなパーツのあるナスカ級のキットを大人買いしてみたり、


どうするのか現在悩み中。


各部のモールドが甘くて厄介だが、何だかんだでプロポーションは良い。(^^)