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樹脂製のオイルパン。
軽量化と形の自由度が上がりそう。


今はこれが当たり前なのかこれからの技術なのか、自分の勉強不足で不明。



アルミを多用したフロントサスペンション。


ナックルまでアルミ製。

スタビリンクは樹脂製。

軽量化、ここに極まれり！(^^)



フロントとは一転してスチールを多用したリアサスペンション。


リンクがいくつあるんだ？

この写真でもわかるが、ホイールハウス内の防音材が今までとは違ってトランクの内装に使いそうな素材。


以前は車体下部全体にベトベトした何かが塗られていたが、F30は一切なし。

技術書の透視図に出てきそうなくらい綺麗で、素材が一目でわかる。

コストカットが進み、BMWも1シリーズと3シリーズの内装はかなりの量が共通パーツになっていたりする。

んだよ！ 昔の方が良かったよ。と安易な感想を評論家気取りで書いてしまったり、新型に対する悲鳴と自己保身を隠すための悲しい感想を目にするが、エンジンルームや車体裏側を見るとそんな浅はかな考えは簡単に吹っ飛ぶ。

なんだ、そっちに金をかけているのか！面白そうじゃないか！と。

2リッターセダンに500万はあり得ないだろと普通は考えるし、それは決して間違った考えではないと思うが、実際はそれだけの価値があるし、物凄く勉強になる。


随分と剛性が高そうなアルミ製アッパーマウント。

メガ粒子砲と言ってもだれも疑わないだろう。(^^;)



フォグランプの脇から取り入れた空気をタイヤ側面へ放出し、乱気流を防ぐための「エアカーテン」

これ、M3じゃなくて廉価グレードの320iなんだぜ。




リアのロアアームの下に付く整流板。

何本ものフィンまで付いている。(^^)

当然、効果があったから標準装備になったはずだが、ここまでやるのか。

さっきも書いたが、M3じゃなくて廉価グレードの320iなんだぜ。

予定通り、足回りをビルシュタインのBSSに交換。

納車された純正の状態で乗ってみると、足はそんなに柔らかくない？
試乗車とちょっと変わったか？
そう言えばステアリングが丁度良い感じで軽くない気も．．．

以前と足回りの仕様が変わったか？ と思ったが、高速に乗った途端に道路のうねりでぐわんぐわんと揺れる動きにに、「ダメだこりゃ」と事前にBSSを確保しておいたことにホッとした。


BSSは、減衰力が固定で車高調整のみ可能なキット。

以前E36に付けていたKONIスポーツは減衰力の調整が可能だったが、装着時に中間よりやや柔らかめに設定したまま一度も変えず、恐らくBSSはその付近に調整してあるだろうから減衰力が調整可能なPSSは必要ないだろうとの判断。


いつものように長い長い道のりを経て塩尻の深澤自動車に到着。

いざ交換開始！と言っても、自分は見てるだけ。(^^;)
昔のように自分で交換しようと思わなくなったのは年を取ってきた証拠かも。


右ハンドルの伝統なのかF30も右前輪が低いので、右前輪を下げる量を少なくして左右が同じになるように車高を調整。

せっかくなので、自分一人が運転席に乗った状態でバランスが良くなるように1ミリ単位で追い込んでもらった。(^^)


ホイールベースが長いことと、特に車高が低いのを望んでいるわけではないので、ボディがタイヤにかぶさらない程度の3センチダウンにした。

車高調！！と言うとちょっと物足りない眺めかもしれない。

ちなみに、リアショック交換のために内装を剥がす必要はなく、ホイールアーチ内から交換が可能と言う素敵な仕様。


交換後に試走。

ビルシュタインと言っても昔のようにハードでは無く、町中では割りと穏やか。

ただ、純正の足では消えていたランフラットタイヤのゴツゴツ感が復活。

サスを柔らかくセッティングすることで消していたのか。

高速では、多くの人が思い描くであろう硬めのBMWの足になる。

4気筒のためか、ステアリングを切り込んだ分だけ面白いようにグイグイ曲がる。(^^)

これだよこれ！

車体が大きくなっても車重が増えても、相変わらずの動きで素晴らしい。

Mスポーツを買っておけば、標準でこれぐらいだったかも。(^^;)


帰りの250キロの道中は、にやけながらの運転であっという間だった。

うん、買って良かった。(^^)

気になったことや気付いたことをつらつらと。
多分今後も少しづつ。

MT車は、フロント：750kg、リア：760kgとリアが重い。
ドライバーが乗ると丁度良いのか？
さすがに重量物が車両中央に集まっている4気筒だけあって運転していてバランスの良さを感じる。
いくら50:50でも、前後に長い6気筒はちょっとね。


フロアが前に行くほど下がっていて、ペダル付近は普通だがシート付近が浅い。
そのため、足を休めようと踵を手前に持ってきた（あぐらに似た）姿勢がとれない。
※フロアマットは社外品に交換済み

左足のフットレストがカバー状になっているので、クラッチを戻す時に靴の小指辺りに引っかかる。


インパネ中央上部に、オプションを付けると点灯するであろう表示がうっすらと見えて結構悲しい。
一生点灯しないのがわかっているだけに切ない．．．(ToT)

水温計が無くなり、温度がリニアに表示される油温計が右側にある。


車内の何箇所かにグロスブラックのパネルがあるが、傷付きやすそうで怖い。
腕時計や指輪が当たったらイチコロかも。

iDriveのボタンが多すぎ。(^^;)



アイドリングストップは、ニュートラル&クラッチペダルを踏んでいない時に結構積極的に行われ、クラッチを踏むとエンジンが始動する。
気になるほどでは無いが、振動は感じる。

そりゃ、内燃機関なのだから当たり前の話。(^^;)


1速と2速が離れていて、渋滞中などに2速で行けるだろうと思っているとエンストする。
2リッターでこの車重だと低速が弱く、今までとは違って気を使う面が多い。

忙しいので仕事場へ納車してもらい、100メートルほど運転。

タイヤはブリヂストンだったので、一安心。(^^)

変なメーカーだったら、そのまま下取りに出していた所。

マジで買ってたんだ、と改めて実感。