先日このブログで964RSのことを話題にしたところ、「空冷のRSの中では993RSが一番生産台数が少ないんですよ~。」とのコメントをいただいたので、ちょっと調べてみました(^_^)
ご存知の方も多いかもしれませんが、この
「RS」というのはドイツ語の
「Rennsport(レンシュポルト)」の略で、英語では
「レーシングスポーツ」という意味。 純粋なレーシングモデルで、市販車に最初にこの名前が冠されたのが「
ナナサンカレラ」こと
1973年式911カレラRSです。
ちなみにこの
「Carrera(カレラ)」も、元々はレーシングカーにのみ用いられていた名前でしたが、このナナサンカレラで初めてロードカーに使われたそうです。 「カレラ」はスペイン語で
「競争、レース」という意味です。
84年の930カレラからは「カレラ」の名前は単にベースグレードを指すものとなっています。
そのナナサンカレラは軽量化した911のボディに911T/E/Sの2.4リッターエンジンをボアアップした2.7リッターエンジンを搭載しています。
4タイプあるRSそれぞれの生産台数は、RS 17台、RSライトウェイト200台、RSツーリング 1308台、RSR 55台で、
総生産台数は1580台。(内、右ハンドル車は117台。)
当初は500台の生産予定だったようですが、それが1ヶ月で売り切れてしまい、追加生産されています。
次に、1992年に限定
2051台作られ、内250台が日本に正規輸入された「
964RS」。 カレラ2をベースとして、走行性能を高めることだけに的を絞ってチューンされたモデルです。 3.6リッターエンジン。 軽量化は徹底されており、軽量フライホイールや専用クラッチ、中空となったドライブシャフトがセットされています。 エアコンやラジオなども省略。 カレラ2より120kgもの減量。
サーキット走行を意識した硬派なモデル「911カレラRSレーシングパッケージ」もあります。 これはカレラカップのボディとシャシーにカレラRS用260psユニットを積んだもので、アジアで開催されるレースで使用される予定だったモデルをベースとしています。
翌年1993年に後継モデルとして「
911(964)カレラRS3.8」が登場。
このモデルは単なる後継車ではなく、レーシングモデルである911カレラRS3.8のホモロゲ取得用ロードゴーイングバージョンという位置づけでした。
964RSの生産台数を調べていると、上記の2051台以外に、2398台とか2391台という数が出てきていたのですが、それはこの1993年モデルも含めての数なのかも?!
これはご存知の方がいらっしゃったら、教えていただけると嬉しいです。
そして、私がお世話になっている「
993RS」。 3.6リッターエンジンをベースにボアアップした3.8リッターエンジン。 こちらも軽量化で通常のカレラより100kg減量。
せっかくクルマが軽くなっているのに、ドライバーが増量している場合ではないですね(^_^;)
クラブスポーツが227台、ベーシックが787台の
合計1014台が生産されています。
当初は1200台の生産予定でしたが、売れなかったのか1014台・・。
やっぱり993RSって稀少車なんですね~。
純正のホイールはもう作ってないそうだし、部品も高そう・・・。
ますます緊張感が(-_-;)
次のレッスンは来月予定♪
ブログ一覧 |
ポルシェ | クルマ
Posted at
2010/04/15 16:41:42