タウンエース

　岡山市内の、とある高架橋の下に鎮座なさっているタウンエース。

　初代・R10系のワゴンで、ヘッドライトが角目に変更された後期型となるのだが、バンと何ら変わらないイメージだった前期型に対して、この後期型ではかなりグレードアップが図られているのが特徴だ。

　最上級グレードのグランドエクストラでは、当時ライバル車だった日産のバネットが先鞭をつけた電動サンルーフ、対座シート、ATなどを装備したほか、バネットにはなかったチルトステアリングや電動リモコンミラーなども装備。

　また、バネットに対して一回り大きなボディとエンジン設定で余裕をアピール。バネットに拡大版のラルゴを追加させるきっかけにもなった(バネットのガチンコ勝負となったのは格下のライトエース)クルマだ。

　さらに、最終型ではサンルーフ付き車の前席頭上にもガラスサンルーフ(トヨタ流儀に言う「ムーンルーフ」)が追加されている。

　画像の個体は、一応ナンバーがついているので旧車カテゴリーに分類したが、車検ステッカーも旧様式のものが貼られているあたりからして放置期間はかなり長い模様で、実質廃車状態かと…(^^ゞ

　しかし、やっぱりこの時代の1BOX車には「夢」のようなものが感じられるのがたまらなく好きだったりする。

　屋根があるだけに、まだ何とかなりそうなコンディションを維持しており、弁当箱車補完委員会としてはできるものなら引っ張ってきて起こしたい…と（・∀・）ﾆﾔﾆﾔな妄想をぶっこいてみる(笑)