
最近これといったネタが尽きてきたので、「何か企画モノでも…」、と思っていたところであるが、今回は「乗ってみたかったクルマ」ということでランキングにしてみた…。
そのランキングであるが、近々タクシー&バスを卒業する…、ということで、一度乗ってみたかったタクシー車両、というのを10車ほどランキングしてみた。
まずは第10位から…。
マツダ・カペラ(GD系)
画像のは教習車上がりの個体で、免許を取った際の教習車がコレだった…!という方も多いかと思われるのだが、少数ながらタクシーでも採用事例の見られた車種であった。
ただ、タクシーの場合は圧倒的にFRが好まれる傾向にあったこともあり、FFのGD系カペラはあまり人気はなかった模様。
しかし、冬場の積雪路での安心感を買うとすればFF車、という選択もアリかもしれないと思うのだが…(-_-;)
続いて9位。
マツダ・ルーチェ(HC系)
「広島ベンツ」などとも呼ばれ、マツダの高級車といえば今でも真っ先にコレを思い出さずにいられないモデルであるが、ハードトップの華やかな雰囲気とは一線を画するシンプルながらも存在感あふれるスタイルはワタシ好みのものであった。
第8位。
トヨタ・クラウンセダン(YXS/TSS10系)
早い話が「厚化粧したクラコン」であるが、コレが聞く話によるとサスセッティングも違うのか、乗り心地が格段に違うらしい…。
使い勝手はクラコンとほぼ同じでありながら、クラウンの名に恥じない豪華仕様であることも特筆に値するところであるが、個人的には「中型」として高い料金取るのなら中型車は全部コレにしちまえばいいのに…、と感じてやまないところだが…(-_-;)
第7位。
トヨタ・マークⅡ(YX/LX80系)
好景気であったこともあり、飛ぶように売れた80系マークⅡであるが、コレもコンフォート登場以前は小型車の定番モデルとして多く見かけた車種であった。
全長を4.6m以内に収めるべく極限まで薄くされた前後バンパーもまた自家用向けセダンとは一味違う表情で、コレも趣があって良いなぁ…、と感じるところ。
第6位は…
マツダ・カスタムキャブ(HB?)
10位にランキングしたカペラがFFであることが嫌われたこともあり、'86年に製造を終了したHB系コスモ/ルーチェのボディを手直しして復活させたのがこのカスタムキャブであるが、一度引っ込めた車種が再びゾンビのように蘇る…、という例は少ないかもしれない(最近だとトヨタのシエンタの例があったか…)。
当時としても「神武天皇がご覧になられても『これは古い!』と仰るような」(爆)モデルであったが、エンジン排気量は他社の小型車が1800ccなのに対して2000ccであり、ATも4速。さらに値段も安かった(例によってマツダ名物「爆裂値引き」もあったのか…!?)こともあって、そこそこには見かけた車種であった。
…と、ココで忘れちゃならない「
本日のスポッッットライト!!」(爆)
ランク外ではあるが、気になるモデルをひとつUPしてみるのだが、今回取り上げるのは
日産・ブルーバード(910系)だ。
自家用向けモデルは'83年10月にFFのU11型系にモデルチェンジしているが、タクシー向けに限ってはその後も長く製造され、クルーが登場する'93年まで製造されていたというロングセラー車であったのだが、岡山ではコレはほとんど見なかったなぁ…・゜・(ノД`)・゜・
ワタシがガキの頃、親戚筋にあたり、電話局に勤めていた近所のおっちゃんがこの910ブル(セダンの1.8SSS-Eだった)に乗っていて、たまに乗せてもらったりした思い出のあるクルマだったりする…。
さて、ランキングに戻って第5位はコレじゃ!
トヨタ・クラウン(GS/YS130系)
HTを除くと伝統のペリメーターフレームを持つ最後のクラウンで、ワタシも「コレがクラウンの最高傑作」と公言して憚らない130系であるが、画像の個体はメッキの鉄バンパーが何とも言えない味を醸す1台だ…。
コレを4速コラムMTで味わうことを想像するだけでEROい汁があふれてきそう…、そんなクルマだ。
第4位は…
日産・クルー(K30系)
タクシー専用モデルとして、ローレルのシャーシをベースに設計されたモデルであるが、タクシー以外にも教習車やパトカーなどでも多く見受けられた。
左右のドアの大きさを非対称とするなど、タクシーとしての使いやすさを徹底的に磨き上げたモデルであり、その後トヨタがコンフォートを発売するきっかけにもなった1台だ。
自家用仕様の
サルーンシリーズも販売され、直6のRB20Eが搭載されたこともあって、走り屋(主にドリフト系)にも人気のあったモデルであったことも忘れてはならないところであろうか…。
そしていよいよベスト3の発表になるのだが、その第3位はコレですわ。
トヨタ・コロナ(YT/CT140系)
コレも'82年発売のFR最後のコロナとなるT140系で、コンフォートが発売される'98年まで生き残っていた、というのだからコレも充分ロングセラー車といえるだろう。
ただ、タクシー仕様に関しては'86年に大幅なマイナーチェンジを受けており、Cピラーを立てて居住性の向上を図っている。
910ブルのタクシーはほとんど見なかったものの、コレは結構見かけたモデルで、小柄な車体で健気に頑張る姿が印象的な1台であった。
小型車で定員5人なのに何故かベンコラ仕様があった、というのも面白いが、コイツも4速コラムMTで走らせてみたかったものだ…。
とりわけ、ウチの会社の周辺はコンフォートでも気を遣う狭い路地が多いこともあるので、この小柄な車体は頼もしく感じてならない…。
第2位!
三菱・ギャランΣ(E13系)
もう…ねぇ。岡山で「タクシー」と言われてコレを連想しない人はもう
モグリ認定!
中型はクラウンかセド/グロが大多数であったが、小型車は圧倒的にこのギャランΣで、両備グループの黄色いのをはじめ、ナンバー2の平和タクシーもコレだったし、とにかく岡山でタクシーと言えばギャランΣ、と言って過言ではない…、という感じの1台であった。
一般的にタクシーでは敬遠されるFF車であったが、岡山は当然としてその他の地域でも小型車が主力となる地域では結構選ばれた車種であったようだが、主に寒冷地ではFFであることが買われて広く普及した。
ミッションは3速ATと4速MT(いずれもフロア)であったが、この4速MTは4速というより3速+オーバートップ、という性格の濃いものであったようで、コレをうんたんしたことがあるという
こんぷれっさー様によると、「2速でグーンと引っ張って3速に入れる」という感じのものだったようだ。
そして、堂々の第1位は…
日産・セドリック/グロリア(Y31系)
今年の秋で販売終了、ということになっているようだが、やはりコレはワタシも一度うんたんしてみたかった…。
クラコンに比べるとやや車高が低く、居住性は劣るかもしれないが、「重厚長大」を地で行くそのスタイルは日産伝統の「大看板」に相応しいものであるといえるだろう。
そして、毎日「労働基準法?何それおいしいの!?」な劣悪極まりない労務環境で働くドライバーに優しい装備が充実していることも特徴のひとつだ。
現在のモデルでは運転席と左後ドアのパワーウインドウは最廉価版でも標準装備となっているし、結構前からラジオはAM/FM両方聴けるものが装備されていた。
実車中は使わないとしても、長時間に及ぶ待機時間に野球中継しか聴けないのは苦痛以外の何者でもないし、FMがあればトランスミッターでi-podなどの音楽も楽しめる。
さらに、防災の観点から見ても、今や地域に密着した情報を入手できるのはAMよりもFM。
やはりこのあたりは「日産の商用車」の美点のひとつであり、他社(特にト○タ)も見習っていただきたいところである。
…、と、こんな感じで長々と書き散らかしてしまったところであるが、本日は「母の日」ということなのでこの曲で締めることにしたい。
小田和正大好きなワタシには堪りませんなぁ…(≧∇≦)/