松田 凡吾のブログ一覧

井笠鉄道の事業終了まであと10日を残すのみとなってしまった。

　ということで、今回は我が画像庫の中から、かれこれ13年ほど前に井原バスセンターで撮影した、井笠鉄道バスの懐かしい画像をいくつかUPしてみることにしたい。

　最初の画像は枝線系統などの狭隘路線で多く見られた小型バスのいすゞP-MR112D。

　この車両の車籍は分離子会社の北振(ﾎｸｼﾝ)バスになっており、窓下の帯に青色が追加されているのが特徴なのだが、元々は井笠鉄道が新車購入、北振バスの発足に伴って移籍したものであり、フロントには社紋を外した痕跡が見られる。

　全長7mの小型バスサイズながらも、イッチョ前に前後扉を備えていて「いかにもバス」的な趣を感じるが、実はこのバス、エンジンがリアでもミッドシップでもなくフロントにあったりする、というド変態モデルだったりする…(;ﾟДﾟ)!

　運転席の横にでっかいエンジンカバーがあるため、乗降扉の他に運転手専用のドアもついていたりする、というのも面白いところだ。

　続いては、さらに懐かしい画像をかき集めてみた。



　昭和55年式のいすゞ・K-ECM430型のZ8008号車で、当時井笠鉄道が積極的に採用していたトルコンAT車だ。

　車体は富士重工の3Eと呼ばれるもので、純正?の川崎ボデー車と並行して採用されていた。

　続いて、富士重工3Eと、そのモデルチェンジ版にあたる5Eの2台並びもUPしてみたい。



　こちらは右が富士重工3EボデーのZ8202、左が同じく5EボデーのZ8305になるが、いずれもいすゞで型式はK-EDM430となる。

　こちらも「ISUZU」のエンブレムの下に輝くエンブレムでトルコンAT車であることがわかる。

　なお、画像のように、往年の車両は窓下の帯に社名が入り、帯の上下にはワンマン車であることを示す黄色帯が入っていた。

　なお、Z8202は富士重工3Eボデーを持つバスとしては中国地方で最後まで残った車両でもあったりする。


　ということで、現在も現役続行中の車両たちをフォトギャラにUPしているので、そちらも是非ご覧いただきたいところだヽ(*´∀｀)ノ♪