エスコンのブログ一覧

7月の関西舞子サンデーに行った時に、CR-Xデルソルワンオーナーのデルちゃんさんと出会いまして、その時もいろいろお話させていただきまして、
12月4日の鷲羽山でのヴィヴィオオフにも来られまして、

向こうにはヴィヴィオたちが😄

そこでいろいろとお悩みがあるとのことで、

12月11日の関西舞子サンデーで、その問題のユニットを持って来てもらいました。

こんな感じで、いつも楽しく展示されてます😊


その問題のユニットがこちら

これはチルターユニットといって、電動でルーフを持ち上げるためのものです

トランクが上がって、その次にルーフが上がります。ここです！

で、問題というのが、中のギアがガタつくというもの。



ユニットの中


ギアを外すと


シャフトを固定してる穴が楕円に😱

このダイキャストのボディ側だけでの保持なので、ここにガタが出たら当然ギアもガタついて、割れたりするらしいです。


そこで、ここにベアリングを入れてボディがすり減ることなく、スムーズに動かすことは出来ないか、という相談でした。


なんか面白そうだったし、当然パーツもないので、なんとかしたいなぁ、と。
まぁ僕の車もパーツがないことは、同じような状況なので😁



持って帰っていろいろ検討した結果、上下にベアリングで保持した方がいいかと。

元々のシャフト径はΦ8なので、そこをΦ10に広げてΦ10のベアリングを圧入する。


で、蓋の厚みが約2㎜なので、Φ10の穴をあけて、そこに厚み3㎜のフランジベアリングを圧入する。

これでなんとかなるだろう、ということで加工です。



ボディをフライス盤に固定するための治具です。

このアルミ治具をクランプします。
ボディそのものを固定するといろいろ問題あるので。


さら〜っと加工画像








ベアリング入れたところ


フランジベアリングなので、穴は段付きです。


ツライチです。


元のシャフトは使えないので、作ります。



ステンレスSUS304で、錆対策。

組み上げて







ベアリングとシャフトが出てくるので、一応テープで留めました。


これを送りまして、デルちゃんさんがユニットの調整（これがまた難しいみたいです）をされて、動作確認されたところ、音も静かになり、問題なく動いた、ということで一安心です。

あとは耐久性がどうか、ということですが、今までの構造よりは普通に考えても耐久性はあると思います。

とはいっても想定外のこともあるので、その時はまた協力します😄

10月にAZ-1がエンジントラブルで止まってから2ヶ月。

タイミングベルトが切れたんだろう？って思ってました。
交換時期がよく分からなかったんで、早めに替えとけば良かった・・と😅

タイミングベルトカバーの上に貼ってあるシールを写真撮って、コントラスト調整したら、2004年の文字が。
距離は6万台？
今現在15万kmだから、比率計算してもそれくらいかな。
ってことは9万km走ってるってことなんで、切れてもおかしくないな。

で、がんばってカバーをずらしてベルトの確認を

ん？？切れてない😱

じゃぁ何？？

プラグを外したら、2番が

先っぽ無くなってる😱😱😱


もうエンジン交換だな、と決心して、探したら、AZ-1用のリビルトエンジンがなかなかない。
で、ようやくファイターエンジニアリングのリビルトエンジンにたどり着きました。

クラッチ付けた状態
ポート研磨済みのタフっていうやつです。
もちろんカムカバーは赤で(笑)


エンジン下ろして、どうなってるか気になったので、蒼空さんが持ってきてくれた内視鏡カメラでシリンダー内を


2番ピストン😱😱😱
アナが開いて、バルブっぽいものが刺さってます😰


当然2番は吸気バルブは無くなってます。


1番3番も、破片が入ってます。


1番3番の吸気側には、アルミの破片も！
逆流して入った？


インテークマニホールドの中も破片だらけ！

とにかくすごいことになってました！
ベルト切れてなくて、なんでこんなことに！？

燃料が薄くなり過ぎると、燃焼温度が上がって、ピストンが溶ける？とかいろいろ情報をもらって、燃料系のチェックを。


まずはフィルター

真っ茶色😱

で、タンク





もう、錆の宝庫！！！😱

まぁ燃料詰まりますわな😅

で、タンクは花咲かGで





そして



花咲かGすごいね！

ポンプは前オーナーさんから新品をいただいていたので助かりました。


インマニの中も



洗浄しました。


これはインタークーラーのダクト内

蒼空さんの内視鏡がとても良かったので、僕も買いました😁

Wi-Fiでスマホで見れるから便利です。


そして、どうしても無かったパーツが、フューエルプレッシャーレギュレーター。

いろいろ相談して、調整式のレギュレーターを付けることに。
ただ、取り付けアダプターが必要で、探しても車種別のものしかない。
おまけに寸法書いてないし・・

ってことで作りました。


強度を考えたらジュラルミンで。
で、ジュラルミンって腐食しやすいからアルマイト。もちろん赤(笑)


右が元のレギュレーター
ホース取り付けパーツは、ちょっと太かったので、削った。
その部分だけ赤です。


こんな感じで付きます。
燃圧計は測定後、外します。







って感じで、いろいろ楽しくやってます。

まぁバラしたらいろいろ出てきますね😅
少なくとも一度はエンジン下ろした形跡がありました。
重要な部分のワッシャーが付いてなかったり、セルモーターのボルトが1個無かったり、ボディに関しては、ボルトが10本無かった😅



あとは組付けなので、間違いのないように慎重にやります。

次のブログは組み上がった時ですかね😁