週明け早々に届いたQuaife ATB LSD QDN16N です。
銀行窓口で国際振込の手続きをしたのが月曜日、現地銀行への振込みまで1日、振込確認& 発注処理に1日、UKでの引き取りに1日、空輸に1日半、空港から税関通過に2日、国内配送に1日で、計1週間で手元に届きました。ほんま、便利な時代です。
中を開けると、LSD本体が入ってます。
2.2L 5ATのデフ用ですから、すこし小さめ。
届いた後、居室で包みを開けようとして、相方に「オイル臭いから開けるな」と怒られました(ま、お約束)。
なので、主治医のガレージで写真を取ってます。
この2.2L ATで使えるモデル16Nは、なかなかニーズが無かったようで、最近ラインナップされたばかりです(クアイフでも、HP上では掲載されておらず、最新のカタログpdfだけに載ってます)。
付属品は、シャフトシールとリングピン。
注文したBirds garageから添付された取説を見た限り、必要になるものは全て同封されているようです。
ベアリングも交換が必要かと思ったのですが、Birdsに聞いたところでは「実際に交換が必要になった経験は無いから、要らないと思う」との答え。
直接注文すると、このあたりのやり取りも出来るので、便利ですね。
(最近のBMWは、デフがアッセン交換となっていて、デフの分解はFactory repair manualに記載されていません。そこでBirdsに直接教えを請うたのですが、手順を確認すると、確かに経験の浅い工場でOHしない方が無難でしょう。)
で、ここまで読んだ方は、2.2LのL6NAのAT車にLSDなど必要なのか? と思うかもしれません。
アクセル一発でタイヤスモークをあげるような、トルクフルなエンジンではないので、ドリフト合戦が出来る訳でもないですし。
今回の目的は、あくまでも、コーナーや高速道路でのトラクションの増加です。
だから、イニシャルの低い純正LSDや高すぎる機械式LSDは不要です。
現状で、主治医が丁寧に点火タイミングと燃調を取り、アーシングされたE46 AV22のエンジンは、絶好調になっています。
そして、あえて柔らい足回りを想定した、ノーマルサス+モンローリフレクス+一部硬めのブッシュも、もうすぐ一通りの交換が終了します。
では次に、何が必要になるのか? と考えて、オープンデフ→トルセンLSDに思い至った訳です。
実は、このアイデアに至ったのは、厚木JCTの小田厚→東名の合流レーンで、フルバンクでトラクションがかからないE46が、イン側レーンのE30 M3に置いて行かれた時でした。
現状では、コーナーの立ち上がりに加重が外側に集まっている最中だと、いくらアクセルを開けても加速しないのです。
そこで、思い当たった原因がオープンデフ。
そういえば、高速でも、加速の蹴り出しや路面の凹凸を拾った際に、しばしばトラクションの掛りが悪いこともあります。
そろそろ、LSDが必要になのではないか? と。
多分、重心移動がうまく行ってもコーナー出口が遠かった現状は、LSDで改善されると期待しています。
柔らかいボディーとサスをコジリながら加速する・・・はず。
このアイデアが正解か否か、実際どのように変わったかは、取り付け後にインプレします。
この週末に主治医に預けてきましたが、3月下旬はスケジュールが詰まって要るそうなので、リアサスの部品がそろう4月に、サスの修理とあわせて、取り付けることになりそうです。
(写真でお気づきかもしれませんが、スマホにしたので、当面、主力撮影機です)
2012.3.12記 本日Fedexより、関税の請求書が届きました(2800円も)。Fedexは、内容に関わらず、一律に関税を立替払いして配達するから、困ったものです。配送手段は、EMSにして送料を安くした上に、INVOICEにはsampleって書いといてくれ、って、めんどくさがらずにBirdsへ連絡しておけば、良かったです。まぁ、命を預けるデフですから、仕方ありませんが。
Posted at 2012/03/12 03:42:16 | |
トラックバック(0) |
技術情報 | 日記