• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

Tetsu@のブログ一覧

2020年11月29日 イイね!

東北ツーリング

東北ツーリング11月は本当に暖かい日が多かったですね。そんなわけでまた週末が暖かそうだったので今度はGoToを使って急遽東北へ。この週も北陸方面は雨で、今年の秋は北陸へ行けずじまいです。東北方面は太平洋側は晴れ/曇りという予報だったので、宿を仙台に取って安達太良山周辺と蔵王を回ってみることにしました。そしてツーリングへ向けてタイヤを交換し、シートも入手・交換しました。この日は温泉にゆっくり入りたかったのと、タンデムにしては距離をまぁまぁ走るので早めに出発。首都高は混雑しているもののまだマシ、東北道は川口JCTあたりから渋滞が始まっていました。3連休の初日だったのでしょうがないですね。気温は朝にも関わらず16℃ほどもあり、完全ウインター装備では少し暑いくらい。なのでグローブは春秋モノ、インナーウェアも薄めのです。東北道は久喜あたりまで渋滞し、その後数珠繋ぎ状態が宇都宮付近まで続きました。宇都宮の手前辺りから、那須の山が見えてくるのですが、山に雨雲がかかっているのが見えてきました。関東は晴れているのに那須を堺に雪に変わる、冬型のような雲の出方。。。そこへ段々と近づき、気温はどんどん下がり10℃前後。そして遂に雨が降ってきました。ちょうど3時間ほど走った那須高原SAで食事と冬支度(?)。電熱ベストを着てウインターグローブへ。ガスを入れて出発すると、本格的に降ってきました・・・。路面は完全にウェット。

郡山から磐越道へ入り、磐梯熱海で降りて母成グリーンラインへ。宇都宮までの混みようは何だったんだ、というくらいめっちゃくちゃ空いてますw。



が、雨が降ったり止んだりで路面は終始ウェット。木の葉もすっかり落ちて、雪こそないものの冬間近の木々という何だか寂しい雰囲気。そして母成を登っていくとどんどん気温が下がり5℃くらい。今回は早めに先月の裏磐梯よりインナーを1枚多めに重ねていることもあって意外に寒くは感じません。因みにインナーは基本登山用のウェアで、それに電熱ベストを組み合わせてます。母成グリーンラインを登り、R115を経由して磐梯吾妻スカイラインへ入り、浄土平を目指そうとした・・・ところ・・・磐梯吾妻スカイラインは冬期閉鎖! そうでした。本当に本気ですっかり忘れていたのですが、もう11月の下旬だったのです・・・。しかし高湯温泉には行きたいのでYahoo! ナビをセット。R115で土湯トンネルを超えて福島市側へ降りていき、今度は県道30号で野地温泉を目指して登っていきます。



気温はどんどん下がっていき、野地温泉付近では車載温度計が遂に氷点下0.5℃(汗)雨が降り続いているので凍結の雰囲気はないのですが、雨に雪が混じってきました。これはヤバいなぁ、と思いつつ何も疑わずナビに従っていたのですが、結局磐梯吾妻スカイラインへ出てしまいw



当然冬期閉鎖なのであえなくUターン。Yahoo!カーナビって冬期閉鎖情報をリンクしてないのか・・・。(Google Mapはちゃんと回避してました)

再び県道30号を下り、R115で福島市まで下って今度は高湯温泉まで登り直し。福島市内まで下ると基本的には雨が止んで晴れてくるのですが、山の方は雨なので、ハワイでもここまで見ない、というくらい虹を本当に多く見ました。数年かかって見る虹を数時間のうちに見た感じです。



ようやく高湯温泉に到着。今回は温泉宿の日帰り利用ではなく、共同浴場「あったか湯」へ。なんと一人250円という安さ。この辺りの温泉は、単純硫黄泉で綺麗な乳白色が特徴です。硫黄臭が強いので、下着類は何回か洗濯しても臭う覚悟が必要ですw。何しろ硫化水素ガス濃度が高いため、ガスが滞留しないよう風呂は露天しかないという温泉なのです。ゆっくり風呂に入って出たのですが、雨はまだ結構な降り方です。。。しかし市内を見下ろすとやはり市内は晴れているようで虹がかかっています。

気温が低い上に雨とあってはあまりワインディングが楽しめる状況でもないので、真っ直ぐ仙台へ向かうことにしました。平地に出ると仙台まではほぼドライ。



ヤマハのFJR1300とランデブーしたため、あっという間に仙台に着きました。FJR1300は今まで何回か高速道路で遭遇しているのですが、本当に飛ばす人が多いんですよね。何故だろう・・・。仙台駅前のビジネスホテルへチェックインし、GoToのクーポンを頂いて牛タンで飲んだくれて寝たのでした・・・。



翌日は素晴らしい天気。この日は蔵王へ上り、どこかの温泉に寄って帰ることにしていました。蔵王までは高速を使わず下道です。R286は仙台を出るとすぐにワインディングになるのですが、山形へ向かう幹線道路になるので交通量が多いです。のんびり車列に繋がって走りますが、それにしても天気が良くて気持ち良い。



釜房湖を過ぎて蔵王へ向かう県道47号へ入ると交通量はほとんどなくなり、田舎道を快走。いや本当に気持ち良い。



しばらく走ると遠刈田温泉に着き、ここから蔵王エコーラインです。が、ここにも冬期閉鎖の案内が・・・そりゃそうだ。磐梯吾妻スカイラインが冬期閉鎖なら、更に北にある蔵王エコーラインが通れるわけがない。が、あまりにも天気が良いので登れるところまで登ることにしました。行き止まりなので当然ですが交通量は極めて少なく、本当に気持ち良く走れました。同じようなことを考えているだろうバイクが案外多く走っていましたけどねw。それにしても今回交換したMICHELIN Road5 Trailは抜群のグリップとハンドリングを見せ、とても安心して走れるのでシューズやスタンドを擦りまくってしまいました。

まずは途中の不動滝展望台。



そしてしばらく上ると行き止まり・・・。



そして近くの温泉へ寄ろうと思ったのですが、旅館の日帰り利用は午後からとのことだったので、少し早めですが真っ直ぐ帰ることにしました。



東北道をひたすら東京へ300km、順調に走ります。本当はまた那須高原SAで昼食&給油をしたかったのですが、付近で再び気温がかなり下がり寒く雨も降ってきたので少し無理して雨雲を抜け、上河内SAで休憩。その後は交通量は増えましたが、それなりのペースで走れたのでまずまず早く帰って来れました。こうして今回は往復で900km程を走ったのですが、驚いたのはK&Hのシートの良さ。疲労度がまるで違いました。このシートとタイヤのおかげでR1200GSは更に良いグランドツアラーへと進化しました・・・。

それにしても・・・この1ヶ月でバイクだけで3,000km以上走ってるな・・・(汗

Posted at 2020/11/29 22:39:41 | コメント(0) | トラックバック(0) | バイク旅 | 日記
2020年11月27日 イイね!

蓼科ツーリング

蓼科ツーリング少し前のことですが、(ブログが追いつかない^^; )週末に蓼科〜白樺湖へ行ってきました。普段は予約が取れない健保組合の保養所なのですが、直前にキャンセルが出たのですかさず予約! 例年ですと11月に入ると特に山間部は気温が下がり、凍結のリスクも出てきますが、どういうわけか今年の11月は驚くほど暖かいですね。むしろ寒かった10月より暖かい気がします。そんなわけでこの日も20℃くらいまで上がる予報で、バイクで行くかクルマで行くか悩んだ挙句、久しぶりにボクスターで出かけることにしました。

どうせ渋滞になることは分かっているので、割り切ってのんびり家を出て、府中スマートICから中央道の渋滞の中へ合流。。。ここから談合坂SAを過ぎるまではほぼ渋滞でした・・・。とは言え、特に全く何の予定も決めていなかったので気楽なものです。甲府に入る頃にお昼になりお腹が空いてきましたが、双葉SAは混んでそうだし大したものもないので甲府昭和で降りて市内で食事をしながらどう過ごすか考え・・・そうだ。そういえば蓼科にロープウェイがあったな。それで山へ登ってみよう。再び中央道へ乗り、快調に走って諏訪南ICで降りました。ビーナスラインへ向かう農道は相変わらず気持ち良い。八ヶ岳を眺めながらのんびりと走ります。



ビーナスラインは白樺湖〜美ヶ原の区間が観光ルートとしてのメインで、蓼科〜白樺湖はどちらかというと移動のためのルートという感じだと思いますが、そこそこクルマが多い。気温はそれなりに下がってきましたが、10℃前後あって季節を考えれば充分暖かい。

北八ヶ岳ロープウェイに到着。もちろん登山装備は持ってきていないので、ロープウェイで登ったら周りを散策して帰ってくるだけですが・・・。ここからは八ヶ岳、南アルプス、中央アルプス、北アルプスと全てが見渡せるんですね。幸いなことに天気が良くて雲がないので、霞んではいますが木曽駒ケ岳、御嶽、乗鞍、そして槍ヶ岳まで見えます。素晴らしい・・・。



ここまで来ると山へ登りたくなりますね。けどもちろん装備もないですし、時間も夕方近いので諦め。しかし、坪庭といわれる八ヶ岳が噴火して作られた溶岩台地の自然園があり、そこに散策路が作られていてそこだけ歩きました。



ほんの30-40分程度の散策なのですが、気持ち良いですね。ここでも標高2200mなので様々な高山植物を見ることが出来るのですが、季節的に花はほとんど咲いていませんでした。いやぁ、しかしここまで来るとそこに見えている山へ登りたくなりますね。また今度来ようと思います。



ロープウェイで下へ降りて再びクルマへ乗り込みますが、実はもう宿まではここからほんの10分ほど。



久しぶりに来た保養所は食事もワインもレベルアップしててびっくり。どうやらワイン好きの方が入られたようで、料理もワインも楽しめました。



翌朝、早朝の気温は氷点下・・・。流石山の上。出発する頃には4℃くらいまで上がりましたが、路面には夜露が降りていました。バイクだとちょっと緊張したでしょうかね・・・。幸い凍結はなかったですが。まずは車山高原〜霧ヶ峰高原を目指して走ります。というほど遠くもないんですがwものの10分程度で車山高原、そこから10分くらいで霧ヶ峰高原ですね。この日も天気は抜群に良く、八ヶ岳と南アルプスの間に富士山が見えます。



そして澄んだ空気の中をオープンで走るのはバイクと違った気持ち良さですね。これを味わってしまうとどうにもボクスターを手放せない。ゆっくり走っていても楽しめて、しかし物理的、シャシー的にはちゃんとスポーツカー。ボクスターの魅力は未だに色褪せない。こういうシーンの2.7ボクスターはハードコアより遥かに気持ちが良いと勝手に思っています。



これももう代わりがないように感じているので6年以上も乗っているわけですが、私にはこれがとてもフィットしているんです。多分これがスパイダーとは言わずGTSになるだけでもちょっと雰囲気が変わってくるような気がします。こういうシーンでは足を標準シャシーにしたくなるのですが、たまに踏むことを考えるとスポーツシャシーもやめられない・・・。

それにしてもビーナスラインは相変わらず路面が荒れてますね・・・。ボクスターだと・・・というかスポーツシャシーはちょっと辛い。それに路面が荒れたところを走るとブッシュが劣化してるかなぁ、というフィーリングを感じるようになってきました。一番はフロントタイヤの位置決めが甘くなってきているところ。それからあまり考えたくなかったですがエンジンマウントかトランスミッションマウント。スロットルを入れる際、抜く際にスナッチが少し出るようになってきたような・・・。距離は38,000kmを超えたくらいでしかないので、日本ではそれなりの距離と思われる距離ですがグローバルで見ればまだまだ・・・の距離のはずですが。PADMの劣化というのはあまり調べたことはないのですが、緩くなるようなことがあるのでしょうかね・・・。

今日は霧ヶ峰から先へは行かずに早めに帰ることにして諏訪へ下りました。その道の荒れ方といったらもう、それほど飛ばしていなくてもフロントのディフレクターが擦り減って無くなるんじゃないか、というくらい擦りまくりw。 そうして諏訪から中央道へ乗ったのですが、とは言えまだ早い時間だったので、一宮御坂ICで降りて山中湖へ向かいました。流石に富士五湖周辺は混んでいて気持ち良く走ることは出来ないのですが、山中湖や富士山を眺めつつ、御殿場へ抜けて帰ったのでした。

Posted at 2020/11/27 08:49:54 | コメント(3) | トラックバック(0) | クルマ旅 | 日記
2020年11月24日 イイね!

BMW M340i XDrive / M440i XDrive

BMW M340i XDrive / M440i XDrive数年ぶりにBMWの営業さんから電話がありました。またしても担当営業さんが交代しているので、あらためての様子伺いです。一通り近況を(もちろんクルマの)すぐに買い換えることはないことも含めてお話したのですが、何か試乗したいクルマはないかと訊かれました。最新の3シリーズは乗っていないので、出来れば6気筒モデルに乗れると有り難いと伝えたところ、用意出来ますということで久しぶりにBMWを試乗させて頂くことに。

用意されたクルマはM340i XDrive。走行距離は1万kmほどを走っており、BS Turanza T001(一応Mが付くグレードがTuranza??)はそれなりに減っていました。とは言え、最近のクルマのスペック等をチェックしなくなって随分経ち、試乗記もほとんど読まなくなってしまったので、3L 直6のシングルターボ(ツインスクロール)に8ATと4WDを組み合わせ、C43と似たスペックのクルマということくらいしか分かっていませんでした。



乗り込んでドラポジを合わせてインテリアを眺めると、前のF30型と比べて全体的に質感が上がっているのを感じます。しかしM340iでもダッシュボードやドアトリムの上の方はソフトパッドであり、ソフトパッドにステッチが入れられています。しかもダッシュボードの方はパッドが薄くプラスティッキーな感じが丸出し。ステアリングコラム調整が電動じゃないのは許せても、1000万近くするクルマでこの仕上げ方はちょっと萎える。

走り出すと、相変わらずぶっといMスポのステアリングに少し重めのアシストでBMWっぽさを感じます。そして小回りが利きません。(スペック見たら最小回転半径はC43と同じ5.7mでした。)試乗ルートは私にお任せとのことだったので街中中心で裏道のような狭いところから片側3車線の多少踏めるところまで走らせました。まず感じるのは静かで乗り心地が良いこと。ハーシュネスは丸められていてCOMFORTモードでもダンピングが効いています。1万kmの走行でタイヤはかなり減っているのを確認していたので、この乗り心地には驚きました。しかもランフラットなんです。そしてエンジンは心地良い6気筒。フロロロロ〜と軽快なハミングを奏でています。そして踏み込むとウォオオオオオオン、と直6ならではの澄んだ、しかしターボらしい太めの音質で回ります。トルクもパワーも充分で速いです。が、過剰な感じではないですね。一方、ステアフィールは薄めです。交差点やちょっとしたコーナリングで感じるのはライントレースが思った通りに綺麗に出来ること。それからブレーキはコントロールしやすいですね。ただし停止直前は自動ブレーキホールドやらアイドリングストップやらでカクっと停まりがち。全部切るとスゥーッと停まれます。

乗り心地はC43よりM340iの方が明らかに良いです。エンジンは世間の評価は違うかもしれませんが、C43の方が良い印象です。出力はほぼ同等のはずですし、M340i は直6らしい音や粒の細かい回り方を感じさせるもののとてもフラットなトルクの出方で、C43の方が中高回転域で弾けるように回るフィーリングが気持ち良いので。この辺はC43のショートストロークはやっぱり違うんだな、と思うところです。ツインターボですしね。逆に低中速トルクはM340iの方が上なのかもしれません。

C43かM340iかは総じて好みの問題ではありますが、私はC43の方が良いな、と思いました。そうしてお店へ帰るところで、実はM440iも試乗出来るので時間があれば乗って欲しいとのこと。大して変わらないんじゃ?いや、低くて幅が広いので乗り味が違います、とのことで続けて試乗させて頂くことにしました。

そして・・・出た〜〜〜〜この顔・・・・・w



いやぁ無理w。どんなに凄いクルマでもこの顔のクルマを買いたくはない。え?1000万超えるの?1000万以上も払ってカッコ悪いと感じるクルマを買えるほどお金持ちじゃないです・・・。



乗り込んでリアシートを見ると、ヘッドルームはきつそうですね。E92の時代は実は割としっかり4人乗れるパッケージングだったのですが、ルーフを下げたスタイリングを優先してここは妥協したようです。試乗コースはお願いして高速も走らせてもらうことにしました。そして店を出る段階でびっくり仰天。全然違う・・・!凄く良い! ステアリングは軽くフィールは豊かになり、乗り心地まで良い。真っ直ぐ低速で走るだけでこちらの方が全然気持ち良い。ボディ剛性も高いです。ボディの違いとしてはホイールベースは同じで全高は50mm低く、トレッドはフロントは同じでリアが20mm広いだけらしい。しかし走らせていると低くワイドなフィーリングがあり、かつしっとり走ります。これは断然クーペの方が良い。エンジンは当然変わらないのですが、排気音はクーペの方が聴かせるセッティングですね。(もしかしてこれも排気音はスピーカー??)

高速のランプウェイで踏んでみるとフロントのトルクの入り方でリアバイアスの4WDを感じるのですが、それだけでなく、踏むと内側に巻いてくるかのようにノーズが入っていきます。詳細解説が見つけられないのですがもしかしたらこのXDriveは左右のトルクベクタリングをやっているのでしょうか??

高速道路でのパワー・トルクも充分ですしラグも感じません。そしてCOMFORTのまま高速域でも大丈夫。C43では(C63もですが)高速域はダンパーをSPORTにしないとダンピングが不足したのですが、M440iは全域COMFORTでも行けます。もちろん引き締めたければSPORTモードにすれば良いのですが、SPORTでも全く不快ではありません。

そんなわけで、M440iはとても良いクルマでした。M340iも悪くはないのですが、M440iに乗ってしまうと差を感じてしまいます。ただしM440iはまだ1,000kmほどしか走っておらず、タイヤはPirelli P ZERO。両車とも空気圧はチェックしていません。なのでフェアな比較とは言い難いですが、とは言え乗った印象は上記の通り。営業さんの印象としてもM330iが新車当時でもM440iとは違ったということでした。

しかし・・・良いクルマだと思ったのに、どこか引っかかるものがある・・・。それは帰りにC63に乗って分かりました。C63の方が圧倒的に生っぽさを感じるクルマだったのです。乗り心地は硬いですが、ステアフィールもあり、エンジンの存在を強く感じ、シャシーのソリッドな感じが気持ち良い。そして何とクルマを軽く感じるのです。M340i / 440iともC63より50kg以上軽く、重量はほぼC43と同じです。しかし思い出してみれば乗り味に5シリーズのような重厚感があり、軽快とは言えないフィーリングでした。これは落ち着きがあって良いという捉え方もあるのですが、スポーツセダンらしさが少し足りない感じがするのです。3シリーズに期待するスポーティさが。具体的にどこが、と聞かれても全体的には良く出来ているので上手く答えられないのですが・・・。

Posted at 2020/11/24 14:12:57 | コメント(3) | トラックバック(0) | BMW | 日記
2020年11月16日 イイね!

12年目のR1200GS

12年目のR1200GS2009年の秋にR1200GSを購入してから11年以上が経ちました。購入した当時はレースからリタイアしてそれほど経っていない頃で、漠然とツーリングがしたかったのです。それまで10年以上、少なくとも月に1回、多ければ月に数回以上サーキットへ通っていたので、サーキットで走らない日までバイクでツーリングをしたいとは全く思わなかったのですが、レースを辞めてバイクで旅がしたくなったのですね。最初のきっかけはアメリカでバイクをレンタルして友人夫妻とツーリングをした時でした。



ツーリングは暑いラスベガスからスタートしたもののグランドキャニオンでは2℃まで下がり(寒暖差25℃以上w)すごく寒かったり猛烈な強風だったり、と色々大変だったのですが、でも旅自体は凄く楽しかったのです。ただ一方でハーレーは自分には合わないな、とも思いました。そして今度はヨーロッパでBMWのR1200RTを借りて1週間ほどアルプスを中心に走りました。

この時にR1200RTを、というかBMWを気に入り、ツーリングバイクならBMWだ、BMWを買おう、と決めて数カ月後にオーダーしたのです。他メーカーはほとんど考えませんでした。アドベンチャーバイクというカテゴリーが今ほどは確立されていなかったのでライバルが少なかったというのもありますが、R1200RTでBMWのツーリング性能に惚れた、といったところです。では何故GSだったのか。一つはGSの方がRTより軽量でスポーティだったこと、もう一つはロングストロークのサスペンションが日本のワインディングに合っていると思ったからです。この時唯一悩んだのが当時UPDATEされたBMWの4気筒、K1300GTでした。



これはヨーロッパで友人が借りたK1200GTの印象がR1200RTより良かったためなのですが、しかしR1200GSを試乗するとロングストロークのシャシーの良さと思いがけないスポーティさで一気にGSになりました。

特徴をあらためて書いてみると、まずパッケージングとしてフラットツインを低く縦置きにして、チェーンではなくシャフトドライブとしていること。クランクシャフトが縦置きなのでロール方向にジャイロが発生するのですが、ドライブシャフトをクランクシャフトと逆回転で回しているので実は走っているとジャイロを感じません。停止時に空吹かしするとバイクが左右に揺れるので誤解されやすいですが、これはトルクリアクションで走行中のジャイロはまた別です。次にシャシーで特徴的なのはフラットツインで採用されている有名なテレレバーとパラレバーですね。



テレレバーは姿勢変化を抑え、サスに余計なモーメントを入れずに仕事をさせる。パラレバーはシャフトドライブのトルクリアクションによるリアの強過ぎるアンチスクワット(というか車体リフト)を抑える機構です。私は昔ヤマハのVmaxでレースをやったことがあるのですがw、Vmaxのシャフトドライブはそれはもうトルクリアクションが凄く、加速時にかなりリアがリフトした記憶がありますが、R1200GSではこういった動きは全くありません。

まとめると、

・重心が低く
・ジャイロの影響が小さく
・ピッチング変化が少なく
・シャフトドライブのトルクリアクションも少ない
・これらによってサスがとても良く動く

という特徴のバイクとなり、これらが独特のBMWフラットツインの乗り味、ツーリング性能を作っていると言えるでしょう。これらはテレレバー/パラレバーが採用された2004年以降、水冷となった現在に至るまでBMWフラットツインモデルに共通する乗り味なのです。

一方、2013年以降の水冷モデルは随分変わりました。R1200RTとR1200GSは空冷、水冷とも乗ったことになりますが、水冷に共通するのは一つはシャシー剛性の大幅な向上です。比較にならないほどしっかりしました。もう一度上の空冷のシャシーのイラストを見て頂きたいのですが、実はフレームが前と後ろで繋がってません。エンジンを中心に前後にフレームを分けています。DUCATIのパニガーレなんかもこんな感じですが、BMWの場合はとにかくフレーム自体が華奢で、剛性よりしなりを重視していたのか?という感じだったんですが・・・

水冷ではこんな感じ。



前後フレームが繋がり、しかもヘッドパイプとスイングアームピボットを直線的に繋げているんですね。もっと普通の構成になった、と言えるかもしれません。バーティカルフローとなったエンジン、クランクケースとトランスミッションケースを通常のバイクと同じように一体化、潤滑する設計。こういった点も含めて宗旨変えくらい変わっていますが、しかし大きな特徴は変わらず受け継いでいます。

水冷GSは少し前に友人のバイク(足の長いスポーツサス仕様)に乗せてもらったのですが、シャシー剛性の向上とパワーにびっくりしました。



ワインディングで乗ったのですが、めっちゃくちゃ速い。それにシャシー剛性が高いから安定していて安心して開けれます。ただ、のんびりとツーリングするバイクという雰囲気はだいぶ薄れた感がありました。バイクに急かされている感が否めません。

R1200GSを購入してから11年が経ち、その間ボクスターやCクラスを買ったためバイクの方は走行距離が伸びなくなってしまいましたが、とは言え31,000km。今まで所有してきたバイクやクルマで、これほど長い期間所有したバイクもクルマもありません。大きな理由は、結局の所これほどの万能性を持ったバイクが未だに多くないことです。しかし、GSに乗っていて特に最近感じるのが・・・

「重い」

走れば軽いハンドリングも、物理的にはやはり軽くはないわけで、特に私は背が166cmと低いこともあって(なのにソロではハイシートを使用)停まったり渋滞での取り回しが億劫なんですね。ノロノロ動く渋滞でタンデム+フルパニアとなると、もうとんでもなく疲れます。なので軽いツーリングバイクが欲しい・・・。加齢と共に重さ、大きさがハードルになってきて、ダウンサイジングしたくなってきたのですね。とは言え、軽さが重要ではあるけれどタンデム性も重要なので、排気量は750-900くらいは欲しいところ。KTMはDUKEとエンジンが同じなので除外w。

トライアンフTiger900GT



ヤマハ Tracer900GT



カワサキ Ninja1000SX



BMW F900XR



BMW S1000XR



などなど。

なかでもTracer900GTとTiger900GTは一時期結構真剣に悩みました。しかし、考えれば考えるほど今のGSが良いんですよ・・・。シャフトドライブは4000kmのツーリングでも調整要らず。テレレバーでタンデムでのブレーキングも安定、そしてサスの動きが良くストロークが長いので乗り心地も良い。パワーこそ大したことないけど、低速トルクはミドルクラスでは望めない太さで今の水冷GSと比べても劣っていない。

なので、今のGSにもう少し手を入れてこれからも乗ることにしました。改善点は、まずは死ぬほど尻が痛くなるシートw。BMWの標準のシートは、これほど良いツーリングバイクなのにどうしてってくらいシートがダメ。なのでソロ用には純正オプションのハイシートにしているわけですが、タンデムではその高さでは全く支えられないのでこれも純正オプションのローシートを使っています。ハイシートは足付きが悪い以外はハンドリングも軽快だし痛みもそれほどではないのですが、ローシートが最悪。座面を丸くエグっているので圧力分散が出来ない上、ポジションも前後にずらせない。少なくともタンデム用のシートは良いシートを買わなければ。それからブレーキ。タンデム時の制動力がもう少し欲しいので、パッドを変えようと思います。パッドだけでは多分不充分なので、タイヤも割り切ってロードのタイヤに。実際90%以上はオンロードでしか走らせていないので。これだけでブレーキングもコーナリングも良くなる気がします。

そんなわけで、巷ではすっかり見なくなってきた空冷R1200GSにこれからも乗り続けます・・・

Posted at 2020/11/16 19:26:11 | コメント(2) | トラックバック(0) | BMW | 日記
2020年11月13日 イイね!

GoTo 会津

GoTo 会津紀伊半島を走った翌週、裏磐梯〜南会津へツーリングへ行ってきました。今度は嫁とタンデムで、紅葉を見つつGoToトラベルを使って温泉宿に泊まるという計画です。しかし天気予報を見るとかなり気温が下がる予報。裏磐梯や、帰りのルート只見は最低気温が4℃などと出ています。それは寒い・・・。先週の紀伊半島ツーリングでは油断してて寒い思いをしたので、文明の利器を買うことにしました。そう、電熱ウェアです。BMWは標準でシート下にヘラーソケットが装備されており、純正品でヘラー給電のウェア(ベスト)が出ているのですが、これが3万円・・・。ウム。流石BMW。10年前だったら手を出したかもしれません。だがしかし。中華製が蔓延っている今、Amazonで電熱ベストを検索すると何と2,800円とな!(驚) おいおいいくらなんでも安過ぎるだろ!いくら電熱ウェアが単純な仕組みとは言え、流石にここまで安いと異常発熱とか発火とか恐いし!



・・・ポチッw



いや、だって猛烈に安いじゃないですかw。ここまで安ければ1シーズン使い捨て感覚でも良いや。電源はUSBで繋ぐ所謂モバイルバッテリー。だからGS以外でも使えるし何なら冬場のガレージ作業の時に着ても良いくらい。温度は3段階で切替可能で、10000mAhバッテリーでHighで3.5h、Midで6h利用出来るらしい。一応バッテリーは2個用意しましたが、これだけ長時間持てばバイクの電源を使わなくても充分です。ちなみに10000mAh以上大きなバッテリーはポケットに入りません。多分。ウェアの準備はこれでOK。バイクの方はオイル交換もしたし、バッテリーも充電済み。1200 空冷ツインはとにかくクランキングが重いのです。しかも20W-50なんて硬いオイルなので、冷間時は特に重い。グリップヒーターを使用することを考えると替えたばかりのバッテリーでもフル充電。タイヤの空気圧は高めに調整済み。(気温が10℃以上下がることを前提に20kpa高め)

朝は10:00位にのんびり出発。この日は金曜日なので都内が多少混むのは分かりますが、東北道まで混んでるとは。最近関東周辺では平日でも高速道路が混む傾向にありますね。それもトラックや営業車ではなく遊びに行くと思われるクルマが多いですね。そんなわけで基本的に流れに合わせて淡々と北上。当初は気温はそれほど低くなかったのですが、那須を超えた辺りから急に気温が下がってきました。東北道を二本松で降り、安達太良山の北側をぐるっと回って裏磐梯へ向かうことにしました。岳温泉はエビスでレースの時はよくお世話になっていたのですが、ここはスルー。R459で土湯へ向かいます。土湯でR115へ接続。本当は旧道を走って野地温泉へ行って日帰り温泉を・・・とも思ったのですが、のんびり出発したので時間もなく、しかも何とみぞれが降ってきたので土湯バイパスへ。上りは2車線の高速ワインディング。みぞれが降り始めたのですが、FD2シビックが良い感じで走っていくのでついていったらあっという間にトンネルへ。というか寒い!!・・・この時4℃。みぞれは強くなり路面はウェットへ。磐梯吾妻レークラインへ入ると雨は止み、陽が差してきました。



標高が多少下がったので気温も少しだけ上がりましたがそれでも7℃程度。あまりに寒いのでいよいよ電熱ベストを着ます。(え、ここまで着てなかったの??という声が聞こえますw) うぉ、暖かい!すごい!首元までヒーターが入っているのが凄い。



磐梯吾妻レークラインは平日とは言え流石にクルマが多く、のんびり紅葉を見ながら走ります。



桧原湖をかすめて磐梯ゴールドラインで会津若松へ向かいます。このルートは磐梯山の中腹を走りその後会津若松へ向かって降りるのですが、景色が美しいです。そして紅葉は更に綺麗でした。



この日は会津若松の東山温泉へ。東山温泉は開かれたのは何と8世紀後半、1300年前という歴史の長い温泉地です。会津若松市内からすぐなのですが、街中の温泉街というよりはもっと自然の中にある川沿いの温泉街です。温泉自体はクリアな硫黄塩泉で、冷えた身体には堪らなく気持ち良かった。夜の食事は会津の料理が中心で美味しかったのですが、日本酒のラインナップがさらに素晴らしかった。ほぼ全て会津の酒。GoToでクーポンが6000円ほど貰えたのですが、全て酒になりましたw



翌日はお気に入りの只見を回って帰ることにしました。流石土曜日、只見へ向かうR252はかなり混んでいて、しかも工事で片側通行となっているところも多い。この季節、積雪前に工事を終わらせようと多いんですよね・・・。何しろ昔は普通に2m以上は積もったという豪雪地帯なので。只見からはR289〜R401〜R352〜R121と繋いで塩原へ抜けるのですが、このルートがもう20年来のお気に入り快走ルート。美しい田舎の景色、のんびりした雰囲気、空いている道路。そして積雪を考慮して基本的に道路が広いので走りやすい。



途中河原へ降りられるかと思って土手を走っていたらフッカフカの草地になってしまい、コントロールが出来ずドツボにハマりましたw 道幅が狭いので降りてターンしようとしたら抵抗が大きくてバイクが動かない。パニアを全部降ろして2人でえっちらおっちらUターン。素人過ぎますねw



そうして南会津を気持ち良く快走したら塩原で混雑。ショートカットしようとしたら道を間違えてw 西那須野塩原ICから乗れず、矢板ICまで下道を走ってようやく東北道。土曜日の午後ということで流石に混んでいて、少し渋滞にも遭いつつ、淡々と走って日が暮れる前に帰ってきました。

約800kmのツーリングでした。

Posted at 2020/11/13 08:21:24 | コメント(4) | トラックバック(0) | バイク旅 | 日記

プロフィール

「そうか、遂に池田直渡さんND買ったのか…全くの他人事ながら愛読者としては感慨深い。」
何シテル?   08/05 07:52
10年以上続けていた2輪レース活動を休止し、のんびりとバイク/クルマ生活を楽しんでます。今はやる方ではなく観る方に変わりましたが、モータースポーツは2輪・4輪問...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2020/11 >>

123456 7
89 101112 1314
15 161718192021
2223 242526 2728
2930     

愛車一覧

ランドローバー レンジローバースポーツ ランドローバー レンジローバースポーツ
アウトドア系の趣味に使える利便性と上級サルーンのような快適性を求めてポルシェ・カイエンと ...
ポルシェ ボクスター (オープン) ポルシェ ボクスター (オープン)
求めていたのは速さではなくスポーツカーとしての動き。つまり専用シャシー。そして出来ればミ ...
KTM 1290 SUPER ADVENTURE S KTM 1290 SUPER ADVENTURE S
R1200GSからの乗り換えとなる新たな旅バイク。アドベンチャーカテゴリーの中で一番楽し ...
ホンダ CB1100EX ホンダ CB1100EX
最後の空冷4気筒。これぞ日本的なバイク。細部まで拘った惚れ惚れする美しいデザイン。クロー ...

過去のブログ

ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation