自衛隊のバイク

あるイベントで自衛隊の広報の方と話す機会がありました。
そこには自衛隊で使うバイクの展示がしてあり、
その装備関係の話を聞かせていただけたのです。

バイクはカワサキの250CCで、割とノーマルに近いそうです。
ただ、夜間の隠密行動用に、灯火類をカットするスイッチが付いており、
このカットスイッチを入れると、常時゛点灯のヘッドライトだけではなく、
ウインカーなども点かなくなるそうです。
とは言え、専用の小さなブレーキランプとヘッドライトが別に装備され、
ヘッドライトは暗視ゴーグルを使う前提の明るさとの事。
豆電球レベルらしいですが、ゴーグル着用時には丁度良いらしいです。

そして左手側には無線用のトークスイッチがあり、
話すときはレバーを押して使うとの事。
この無線が実はとても大事で、秘匿伝達が必須なので、
装備としては大きくなってしまうそうです。

走行不能にならないように、ガード類が付いていますが、
転倒した痕跡があったので、「怒られちゃうんですか？」と聞いてみたら、
それは無いそうですが、「へたくそ」「未熟者」とか言われるらしいです。
災害地への先行なども担当するらしいのですが、
トライアル系車両を使わないのは、装備品が重くなることと、
キャリアの装着が必須だかららしいです。
なかなか面白い話を聞くことが出来ました。