チーム・ジンバブエのソムリエたち

なかなか映画館に足を運べない日々が続いていましたがね
予定していたツーリングが、キャンセルされたことで
「チーム・ジンバブエのソムリエたち」を観てきました。
このタイミングなら「アバター」だろうと思う方の方が多いと思いますが、
私はこちらの方に惹かれたのです。

2017年のソムリエの世界大会「ブラインドワイン・テイスティング選手権」に参加したチーム・ジンバブエの4人
彼らは2008年頃、経済が崩壊したジンバブエから南アフリカへ逃れ、
外国人労働者として飲食店で働き始める。
そこでワインと出会い、関心を持ち、独学でワインを学ぶ事で
南アフリカソムリエ　トップ12人にまで上り詰めた。

南アフリカチームとは別に、ジンバブエチームとして選手権に向かいたい。
しかし、彼らにはお金がないため、クラウドファンディングで資金を集め
選手権の会場となるフランスのブルゴーニュに乗り込んで行く。
闘う相手は23か国の精鋭たち

世界中から選ばれたワインの赤と白各6本の主要品種、生産国、生産地域、生産者、収穫年を推測してポイントを競う。
当然生産国、消費国の有利さは否めません。
そんな中、生産も消費も殆ど無いジンバブエの4人が戦う。

ワイン版クールランニングと言う紹介コピーのありますが、
エンディングには4人のその後も描かれており、
ドキュメンタリーの素敵な1本でした。