BAD LANDS

映画を観る時の動機って色々あると思います。
「話題作」「面白そう」が一般的かな？
「原作が好き」「監督が好き」なんてのもありますよね。
そして「○○が出ているから」という役者目当ても多いのではないでしょうか。
今回の私の動機は正にこれ。「安藤サクラを観たい」でした。

振り込め詐欺のグループの一員で、三塁コーチ役を務めるネリ（安藤サクラ）
三塁コーチとは、ターゲットの周辺を伺い、受け子をターゲットに向かわせるか、
それとも警察の臭いを嗅ぎつけ、撤収を指示するかを見極める役。
本塁突入で腕をグルグル回すか、三塁ベースに留めるか、
野球の話を特殊詐欺に置き換えている訳です。

このネリの弟ジョーは山田涼介が、クズ、アホを演じており
ジャニーズオタと思われる女性多数が劇場の席を埋めていました。

大阪を舞台にした特殊詐欺グループと警察、それを取り巻く面々の中、
ネリが生き抜く様が上手く綴られており、
144分という長い尺にも関わらず、中だるみなく最後まで疾走。

大きな期待なく劇場に行ったのですが、
満足感一杯の1本でした。