
耐久レースやろうぜ!
この誘いは、サーキットを走ったことのある人に、
時たま届くお話です。
純粋に「レースに出てみたい」と思っても、
どうすれば良いかわからない。そんな時にこの話が来れば乗りたくなる。
では、声を掛けた側はどんな心理でしょう?
「走りたい」「レースに出てみたい」を知ったのでチャンスを与えた。
これは若手のプロ志望で、見込みのあるドライバーにチームが声を掛ける。
まぁ良くあるパターンですが、アマチュアレベルでは
「一緒にやらない?」のケースが殆どでしょう。
この一緒にってのは、実は難しい側面があり、
車は?体制は?お金は?目標は?とすり合わせる処が多いのです。
私は遠い昔「JOY耐に出ない?」という電話を
レースウイークにもらった事があります。
なんでも、ドライバーの家族に不幸があり、1人欠員が出てしまった。
アルファロメオを知っていて、もてぎを走れるドライバー
そんな条件にヒットして声が掛かったのでした。
電話を受けた私にすれば、JOY耐は出たい。
でもどんなチームなのか判らない。
そんな中で判断するのは結構難しいです。
当然参戦条件の確認をして、
お金の持ち出しも結果に対するコミットも無いオファーでしたので、
有難く参戦させてもらい、宿泊からなにから全部面倒見てもらい、
結果もマズマズでしたからこれは良い経験となりました。
逆に怖いパターンは、「1戦○○万円で乗らないか?」のお誘い。
当然ドライバーのポジションは2番手なら良い方で3番手以下の扱い。
耐久レースは、トラブルも付いて回りますから、
参戦したけど乗れなかった。なんてこともまぁ良くある話です。
壊れちゃったのは、仕方がないけれど1周も乗れないのに、、、、、、
そして難しいのが「みんなでやろうぜ」のパターン。
特に経験者がほとんどいないけど、
「やってみたいよね~」「そうだね~」のノリ
準備も、車を仕立て、スペアパーツや備品を調達し、
お金の事を整理していくと、急にトーンダウンする仲間がひとり、、ふたり、、
意外とお金がかかると言うより、特に最初はメチャお金がかかるんですよ。
これが、ちゃんと完走して満足感が得られればまだ良いけれど、
マシントラブルで、完走できないうえ、走れないメンバーが居る
マシンの修理代はどうする
なんて事になると、もう大変なんですね。
お金がかかるスポーツ故、仕方がないけどホント難しいよね。
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サーキット | 日記
Posted at
2024/03/15 01:19:36