立川談春40周年記念公演　6月22日

今年は近くでの独演会が沢山あり、実にありがたいです。
今回のネタは「粗忽の使者」と「妾馬」そして「おたのしみ」

「粗忽の使者」は物忘れの激しい武士が、使者として出向くのだけれど、
使者として伝える口上を忘れてしまう滑稽噺。

「妾馬」は町娘のつるがお殿様の目に留まり、
城内で働く中、お世継ぎを生んだことで、
がさつな兄八五郎が、城に招かれ妹のつるや殿様と対面。
妹思いの兄やその母の心情を聞かせる人情噺。

いずれも過去に聴いた話ではありますが、
「妾馬」のさげはチョット捻られて笑わせてもらいました。

開口の「お楽しみは」江戸から旅に出た３人衆の宿場での噺「おしくら」で、
これは初めて聴く噺でしたが、宿屋の娘や御婆さんの声音など、
女性の演じ方はやっぱり上手いなぁと改めて思いました。

幕間と終演後に７月、８月の公演チケットがまだ売切れていないようで、
本人曰く「今日来ている人はみんなもう持っているからなぁ」と
昼公演の時もあまり捌けなかった事をこぼしていました。

私も北海道遠征で聴けない日以外は既に抑えていましたが、
芝居のマチネ、ソワレ同様に昼夜両方の聴き比べをしてみようと、
8/24の夜公演を追加で抑えてみました。
果たしてどんな感じになるのかな？