東次のブログ一覧

耐久レースの肝は事前の準備に尽きる。
今まで、散々言い続けてきましたし、
それなりに前倒しで準備もしてきたんです。
それでもドタバタしちゃうのが、アマチュアという事なんですが、
今回もやっぱりあったんです（笑）

たとえばストップウォッチ。
愛用品はＳＥＩＫＯ　Ｓ０５４と言う高級品。但し年代物（笑）
レーシングバックから取りだしたら、電池が切れてました、、、、、
まぁ、なくても何とかなるんですけどね。



ちょっとヤバかったのはバケットシートです。
実は今回、バケットシートを新しく入れ替えたのですが、
事前の作業スケジュールが組めなかったので、
レース当日のパドックで行うことにしました。
こう書くと「何が準備が大事だ」「無茶するなぁ」と思うでしょ。
でも、今付いているシートはスバルコのRev
入れ替えるバケットシートもスバルコのRev
ですから、実質ポン付けのハズなので、
交換作業はアッと言う間と考えての事だったのです。

シートの交換作業に取り掛かると、程なくでブリーフィングの時間になり、
私やドライバー達はブリーフィングに行き、残されたスタッフに作業を委ねます。
長い事で定評のあるアイドラーズのブリーフィングが終わると、
バケットシートは新しくなっているハズでした。

処がピットに戻ると、みなさんシートと格闘しています？
何で？どうしたの？
「ボルトが合わないんです」
なんと両サイドからシートを固定するボルトの長さが足らないのです。
何でそんなことになるのか？
当日まで全然気が付かなかったのですが、
スバルコのRevはモデルチェンジしていました。
新旧でシェルの形状が変わっているのと、幅が変わっていたのです。
そりゃポン付けはできませんね。
手持ちのボルトで使えそうなものを探し、
同じピットの他のチームの方にも声を掛け
何とか手頃なものを分けていただき、無事装着となりましたが、
こんなにドタバタしちゃうとは思いませんでした。

今回の一括見積ですが、沢山の会社の中の２社は見積もる前にアウトとなりました。
車は工場に入っているので、工場に見に行ってもらう。
それが私の希望でした。
処が１社は是非立ち会ってもらいたいと申します。私が立ち会うと何か良い事があるのでしょうか？
恐らくはそこで話を決めてしまいたいのではないかと、ちょっと勘ぐってみたり（笑）
もう一社は「仮ナンバーを取って、店に来てほしい」との申し出！
私が何でそこまで手間を掛けなければならないのか？
自分たちでやったら赤字だから。この車のスペックからそう判断したのでしょう。
他の会社は「見に行く」と言っていますから、競争力に欠ける申し出です。
そんな中で、１社は非常に良い距離感で話をしてくれました。
所謂「ウマの合う」ってやつですね。
この段階で、「値段はどうでも良いから、ここで良いかな」と思う自分（笑）
結局ちゃんとした対応と、価格を提示した処はこの会社でしたので、
ＧＴＶのお嫁入り先に決めました。

車内には私物が色々入ったままですし、書類を整えたりの手続きもありますので、まだ数日の間は私の愛車ですが、程なくでＧＴＶは「過去所有の車」に移行の予定です。

実は今回車検を取っても、2年後には処分することを決めていました。
その意味では今回の車検取得の難航は、その手放すタイミングが少し早まっただけなのかもしれません。
そう考えると、次は具体的な行動が必要です。
私のGTVは19歳の車齢ですが、距離は6万キロを超えたところ。
しかし、内装、外装は年相応にヤレや痛みがあります。
果たしてこの車に値段が付くのか？

以前私の友人で、３ＬのGTVを手放したとき、
擦ったキズがあったそうですが、引き取り金額は２万円だったそうです。
私の場合も同様と考える必要がありそうです。
むしろ部品として処分するほうが、高値が付くかもしれません。
以前ＴＶ番組で紹介された、非常に効率の良い解体屋さんでは、
無駄なく車のパーツが生かされるので、高値で引き取ってもらえる。
早速連絡をしてみましたが、近隣の３軒にしか引き取り、買い付けをしておらず、
私の地元の提携工場を紹介されました。
そしてその工場からは、非常に寂しい金額を伝えられました。
併せて買取業者の一括見積サービスにもアクセスしてみました。
するとメール送信直後から、私の携帯が鳴り続ける事態に（笑）
１社と話している間に、着歴がドンドン増えていく。
大手と言われるガリバーやアップル以外にもこんなに沢山あるのかと
電話を切ると新しい業者からのコール　コール　コール
面白いのは、自ら電話を掛けているのに「人気の無い車なので」
「年式が、、」「難しい車なので」と言いたい放題です。
駆け引きもあるのでしょうし、私が高値をイメージしていると
買取自体が成り立たないので、布石を置いているのかもしれません。
いずれにしても車を見てもらって、値付けをしなければ始まりません。
手放すことを前提。車検が切れて工場にある。
工場に連絡しておくので、好きに観に行ってもらうことにしました。

車検取得を前提に工場入りしてから、早1か月がたちました。
いまだに車検を取得できていないのは、ひとえに私が投資をしてこなかったツケです。
色々と問題が露呈し、そのもっとも大きいものがセンターマフラー。
色々誤魔化してきたのですが、流石に要交換となりました。
しかし、もはや欠品のパーツ。ヤフオクではエンジン形式の異なるものが出ています。
これって併せられるのだろうか？どうやら無加工でポン付けにはならないようです。
こうなると選択肢は2つ。ワンオフで作ってしまう。もう一つは、ヤフオクで落として現物合わせ。
流石にワンオフで作るコストを受け止めることが出来ません。
ではヤフオクで落とした物を加工できるのか？フランジ形状などが異なるようなので、切った貼ったが必要と思われますが、今回GTVが入っている工場は普通の整備工場です。私が普段お付き合いのあるレース屋さんならば、お茶の子さいさいの作業でも、今の工場にはお願いしにくい。
事は簡単に運びません。

ＧＴＶの無い生活が1か月も続くと、少し冷静にその存在を考えるようになります。
もしかしたらこれは、お別れのサインではないのか？

断捨離の苦手な私ですが、引っ越しの際に効果的な整理方法の話を聞いたことがあります。
荷物を「必要な物」「不要な物」に分けるのが普通ですが、この方法だと取り敢えず「必要な物」に振り分けてしまうのだそうです。
そこでこの二つに加え「取り敢えず」を用意するのだそうです。すると結構この「取り敢えず」に入るものは、絶対に必要では無い事を理解し、冷静に「いらないかも」と思えるようになるのだそうです。

今ＧＴＶは「取り敢えず」の箱に入っています。

私は、alfaromeoが大好きですが、
最近のモデルにときめきを感じ無いんです。
ジュリエッタもデビューしてから実車を何度も見ています。
Ｄラーで間近に、路上で走る姿を見ても、
残念ながらカッコ良いと思え無いのです。

先日のツーリングで東北自動車道を走っていた時、
追い越し車線から私を抜き去る1台の車。
クアドリフォリオのバッチを付けたジュリエッタ。
斜め後方から、駆け抜ける後姿はカッコいいじゃないですか。
初めてジュリエッタのデザインを評価した瞬間でした（笑）

そう言えば遠い昔ですが、NAVI誌の写真で145を見たとき
「カッコ悪い」と思ったのですが、
正規輸入が始まる前、東北自動車道で145にぶち抜かれた時、
バックミラーに写り、隣に並び、後姿を見たその時も
「おぉ～カッコいい～」と思ったのでした。
その後自分が145を2回も買うとは思いませんでしたが（笑）

走る姿と言うのがalfaromeoのキモなのかもしれませんね。
ただ、ジュリエッタを買うことは無いと思います（爆）