
できることは何がある?
後半の2時間で給油1回。レース終了時の余りが14L。
あと6Lを節約できれば1回の給油がキャンセルでき、その分の時間3分を稼げます。1周強分を稼げるわけです。しかし、レブリミットを下げていけば当然タイムも落ちてしまいます。
簡単に言えば4秒タイムが落ちるとピットで稼いだタイムをコース上で失ってチャラ。トライの意味がなくなります。
では今縛っているレブリミットとギアを解放したらどこまでタイムは伸びるのか?
リミット解放の方が速度が上がる分のリスクは増えるけれど、結果につながりそうな気がします。そこで私の2回目の時リミットをさらに500回転下げて、まずは様子見。
エコランモードで回転を下げ、アクセルオフを早めての空走距離を稼ぎながら41秒でタイムを揃えていきます。そして、今のガソリンの残量計とPC上のデータをすり合わせると同時に、私のタイムの落ち幅をマネージャーが計算。そしてエコラン作戦は没決定です。
全力で飛ばすぜっ!と思っていたら、
「東次さんのリミットは最初と同じ6500でお願いします」とマネージャー。
えっ、ガソリンの余りって私の分は無いの(笑)
ならば1本目のリズムを再現して、細部の調整をすれば良いわけです。
旋回スピードを落とさないようにしないとタイムが出ませんので、他車との絡みが要注意事項となります。接触なんてマイナスにしかなりませんからね。
と言いつつも、実はS字の侵入できわどいシーンがあったり、ビクトリーの侵入で外からパスして、切り替えしで乱れたりとかはありました。関係車両の方々すみませんでした。
旋回スピードを落とさないで走るのは、単独ならともかく他車との位置関係では、パスするポイントを待てないこともありヤバイし怖いんです。
あらゆる技術の引出を全開で39秒から39秒5あたりで綺麗に揃えていきます。
耐久レースならば、戦略を立てたり、修正したりするうえで、ばらつきのないタイムは、大事なポイントだったりします。
ようやく自分のパートも終わり、あとはyossyさんとタケトC君にリミット無しの全開で頑張ってもらいましょう。
ところが給油と規定ストップを消化して、yossyさんをコースに送り出したところで、セーフティーカーが入ります。
もう少しタイミングがずれてくれれば、ピットストップ中にSCになっていた。こればっかりはどうにもなりませんが、ちょっと悔しいタイミングでした。
yossyさんのパートはこのSCで大した周回をこなせず、最後のバトンをタケトC君にゆだねます。
順位とタイムはタイミングモニターでチェック。自車だけでなく前後の順位のペースをみて、必要ならば更なるベースアップを指示しなければなりません。
どうやら後ろからの追い上げが来ているみたい。
ここまで来て順位を1つ失うことはつらい。
でもペースの差は圧倒的。
17位から18位にドロップすることを覚悟していましたが、なぜか突然追い上げがなくなった。
もしかしたら燃料がきついのかもしれません。
そしてあと2分足らずでチェッカーが降られるタイミングで異変が!
16位に上がっています。
何が起きた?
上位の1台が止まった?
状況がよく判らない中トップの車両がチェッカーフラッグを受けレースは終了
そのすぐ後方を走っていた我々も無事チェッカーを受けて総合16位となりました。
車のポテンシャルだけを見れば42チーム参戦の中の16位はまずまずです。
でも実に課題の多いレースでした。
合格点がもらえたのはマネージャーとお手伝い戴いた3名だけです。
お手伝い戴いた3名が、実にシュアに作業していただいたのに、カッコ悪い事この上ないです。
ルノ夫さん、まさなおさん、アルファレッズさんお手伝い戴きありがとうございました。
そしていらぬ緊張をさせてしまい申し訳ありませんでした。
次はもっとずっとスマートなところをお見せしたいと思います。
Posted at 2013/12/09 23:53:46 | |
トラックバック(0) |
サーキット | 日記