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ビアンキの事故シーンは非公開とされていましたが、
観客席から撮影されたものを見ることが出来ました。

スーティルのマシンを吊りあげる重機に突っ込む！
それはまさに恐ろしい映像です。
衝撃で相当な重量があるはずの重機は、
跳ね上がり向きを変えています。

タイヤバリアで衝撃を吸収できたスーティルと
言う間でもなく、その差は歴然です。
今ベットの上で懸命に闘っているビアンキの
復帰を祈らずにはいられません。

あの場所ではイエローフラッグが２本振動で出ていたといいます。
その時車のコンディションは？
タイヤは？
雨の量は？
今の順位は？
ライバルとのギャップは？

ビアンキは何を考え、どんなドライビングをしていたのか？
いずれにしても難しいコンディションの中で、
最大限の能力を振り絞っていたと思います。
それが彼らの世界の常ですからね。


Ｆ１に関係するサイトでは色々な意見が語られています。
「赤旗を出すべきだったのでは」
「セーフティーカーを入れるべきだ」
後からその対応の善し悪しを語ることは簡単です。
だから私は鈴鹿サーキットの対応も、
ＦＩＡの対応も非難するつもりはありません。

私が考えるのは、自分がレースディレクターだったら
赤旗を出せただろうか？
セーフティーカーを入れられただろうか？
そしてドライバーであったら、
何を考えどんなドライビングをしていたか？

自分の身を守るのは、最後は自分の力です。
運転のレベルが上がらなくなった今、
せめて考える力で、不足分を補いたいと思います。