
まーざさんがピットインするタイミングの15分前から装備を整え、
モニターを見続ける私。
万一予定外の緊急ピットインが有っても、直ぐに出られるように準備しておくわけです。
幸い何事も起こらず、予定通りのタイミングでピットに戻ってくるまーざさん。
彼が106から降車すると、私がエリーゼに乗ることが出来ます。
その間にトランスポンダーを付け替えるrenoさん。
何時ものスプリントレースならば、じっと車に乗っていられますし、
他の耐久レースならば、ハーネスの締め付けなどはサポートしてもらえます。
しかし、今回は全部自分でやらなければなりません。
左のショルダーハーネスが捻じれたまま出撃となったのは内緒です。
午前中のフリー走行で何周かしていましたので、コースへのアプローチと
車の感覚は概ね出来上がっています。
となれば、ひたすらにタイムを削る事。そして安定したラップを刻む事。
その2つにだけ集中してアタックです。
44秒台で周回をつづけ、時計を見てみると15分しか経って居ません。
このペースであと45分走り続けられるだろうか?
スプリントレースの感覚で1時間走る経験は、スポーツ走行では難しいです。
長時間の走行会だって、意識して走らなければできません。
でもここで「少し回転数を抑えて」とか、「タイヤを」なんて言っていたら、
ピット戦略の違いはあれど、遥か前を走っているライバルに追いつくわけが無いのです。
ひたすらに前だけを見て、見えないライバルを見えるように、見えたら抜き去るまで、
アクセルを踏み続けて1時間。ピットに戻りrenoさんにバトンを渡す時には
クラストップに浮上していたのでした。
renoさんは動画予習を随分してきた様で、危なげない走りを見せます。
しかし、ライバルチームとの間隔は微妙で、チョット苦しい感じです。
最後のピットインでクラス2位に落ちたため、我々は追う立場になったのですが、
まーざさんと、お汁粉を食べながらシフトダウンの話をしていると
知らぬ間にクラストップに再浮上!renoさんの良い処を見逃しています。
そこで再びお汁粉とラインの話をしていたら、いつの間にか2位に転落(笑)
しかし、勝利の女神様は多分お汁粉が好きだったのでしょう、
ライバルチームは最後のDrにチェンジすべくピットイン。
我々は労せずにまたクラストップに浮上です。
まーざさんはモニターを見ながら、残り時間と、後続とのギャップを計算。
このままいけば勝てる可能性大!
でも、私には大きな心配事が一つありまして、
それはreno号のパッドなんです。出走前の段階でヤバイ残量だったのです。
停まれずに飛び出したらアウト。私にできる事は祈るだけ(笑)
Posted at 2017/03/23 01:37:10 | |
トラックバック(0) |
サーキット | 日記