
SCが入ったことで、予定より早いタイミングでるのるのさんをピットに呼び戻し、いよいよ私の出走です。
この耐久のルールで、走っているドライバーが降車しないと、次のドライバーは車両に乗れません。
ご存知のようにエリーゼの車内はとても狭いですし、HANSとヘルメットを付けたままハーネスの装着って、バックルが良く見えないからとっても大変なんです。
まーざさんはシートを下げた状態で腰ベルトをロックさせ、それからシートをスライドさせていました。
なるほど私もと思い、やってみたのですが、慣れない事はするものではありません。
1ノッチシートが後ろでコースイン。
クラッチも、ブレーキも踏めますし、ハンドルだって操作出来ます。
でもベストじゃない、、、、、
ピットに戻って直したいですが、我々は追う立場ですからそれはできません。
違和感に慣れるまで少々時間を要しましたが、タイムは殆どロスして無いはず。
春の耐久はエントリー台数が20台でしたので、クリアラップが取れましたけど、
今回は35台と多いため、渋滞をいかにうまくすり抜けるかがキモ。
そして絶対に接触はしてはいけない。
ライバルはクラス3なのですが、実際には見えない敵、時間との戦いなので、
如何に安定して速いラップを刻み続けるかがポイントとなります。
遅い車は短時間でパスしなければ、ロスが大きくなるので
マージンは取りつつも、ガンガン仕掛けていきます。
馬の背の立ち上がりでインに入ったまま、SPで外からパスしたり、
ヘアピンからS字の短い距離でもインに入ってパスしたりと、
チャンスがあれば即アタック。
1時間を超える全開走行なんて、普段はできませんから、
全身汗びっしょり。コントロールタワーの残り時間を気にしながら、
クラストップの949号車をパス。でもこれがトップ奪還なのか、
はたまたやっと同一ラップになったのかが判りません。
私にできる事は、この949号車を突き放し、見えなくなるまで差を広げる事。
そしてコントロールタワーの残り時間が1桁となり、
7分 あと5周か、、、
5分 あと4周か、、、
3分 あと2周だ!
2分 くっそ~もう2周か!!
1分 えっ、SCボード!!!
まさかのファイナルラップにSCが入り、そのままパレードフィニッシュとなりました。
追いついたのか、逃げられたのか?勝てたのか、負けたのか?
車を停めると、まーざさんと、るのるのさんがねぎらいに来てくれました。
でも結果は残念ながら追いつけずのクラス2位。
でも、表彰式でRQの鈴木佳奈ちゃんがVサインしてくれたのでOKです(爆)
Posted at 2017/12/08 00:56:35 | |
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