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ミュージカルが好きですから、楽しみにしていた１本を観てきました。
「cats」は８年程前に劇団四季の舞台を観て、
ブロードウェイ版のDVDを買っているので、
「cats」ファンと言えるのかもしれませんが、
この映画は、賛否が分かれる様な気がします。

元々人が「猫」を演じ、その猫の個性を楽しむハズですが、
映像技術の進化により「猫人間」が出来上がってしまった（笑）
この「猫人間」を可愛いと思うか、怖いと思うか？
主人公となるヴィクトリア役のフランチェスカ・ヘイワードは
英国ロイヤルバレエ団プリンシパル。
そのダンスは実に優美ですし、猫人間バージョンよりも
普通に「人」の方を見てみたくなる美しさ。
楽曲もその歌唱も細かい点はさておき良いと思います。
でもCGが多用されることで、すべてを台無しにしちゃったような
そんな気がする１本でした。

「cats」の事前情報を何も持たないツレは楽しめたようですから
これはこれで「アリ」なのかもしれませんが、
私には「レ・ミゼラブル」を撮ったトム・フーバー監督が
こんな風に解釈し表現するのかぁ～な１本でした。