
私が初めてブレーキラインの交換をしたのは大学生の時。
某大学学生寮の中で友人と作業に掛ったのですが、
何故かフリュードが降りてゆかずに悪戦苦闘。
その頃はバイク屋さんでバイトしていましたから
作業自体は間違ってはいなかったと思うのですが、
遠い昔の出来事なので、何が原因であったかは???です。
今回は専用品ではなくホースとバンジョーを自前で用意したんですが、
心配なのはホースの長さが適切なのか?
一応紐を使っての長さを検証しての購入なのですが、
実際のフィッティングって予想外の事が起きますから
少々心配だったりします。
取り敢えずバンジョーを借り組して、
ヘッドライトの裏を通してみると
長さは気持ち長いけどバンジョーの角度はOK。
これなら行けます。
まずはリザーバーのフリュードを抜き、
マスター側のバンジョーを差し替えます。
そしてキャリパー側のバンジョーを差し替え。
少々飛び散ったフリュードは速攻で水で流します。
ここまでは概ね順調です。
そしてリザーバータンクにフリュードを満たし
後はエア抜きの要領で、ブリーダーバルブを開け閉め。
実はこれが超大変。学生時代の記憶が蘇ります。
ライン内のエアを押し出す訳ですが、
これが簡単じゃないのです。
ブレーキのエア抜きは、液体の中のエアを押し出す。
でも大量のエアに圧を掛けてもキャリパーまでその圧は届かない。
ブレーキレバーは全然手ごたえが無い。
パカパカとレバーを煽り、ブリーダーバルブを開け閉め。
繰り返していくと、ホースには泡が出てきますが手ごたえは無いまま。
プロはブリーダーを開放して、負圧を掛けて吸い出すらしいのですが、
そこは素人作業ですから、使える道具には限りがあります。
レバーを繰り返し引くのもしんどくなり、
右手が痺れてキツイので、左手で握れるように立ち位置を変更してパカパカ
何時まで経っても手応えが来ないブレーキレバー。
5回レバーを握って1cmほどのエアが出る。
これを100セットやればブレーキラインのエアが抜ける?
ところがこれが全然感触が変わらないままパカパカ。
どこかでエア吸って無いか?心配になってバンジョーの増し締めをし、
キャリパー内にあるエアを出すために、キャリパー本体をコンコン叩く。
これを挫けずにやり続ける。
そしてやっとレバーに手ごたえが。
これが大変なのが判っていたからやりたくなかったとんですけどね。
あまりに時間が掛かってしまったので、
細かな養生作業とテストランは後日に順延としましたが、
取り敢えず一山超えました(笑)
Posted at 2020/05/04 00:46:24 | |
トラックバック(0) |
V7 | 日記