
サーキットでのアクシデントの話をチョット続けましょう。
これは私の体験談です。
私が4輪でサーキットを走り始めたのは1999年。
2000年からアルファロメオチャレンジに参戦するべく
当時主戦場だった筑波サーキットのライセンスを取り走り始めました。
色々ありながらもタイムも纏まり、戦えるレベルになったことで
予定通り2000年から参戦を始めて、初年度からチャンピオン争い。
第3戦を終えポイントリーダーで、10月の最終戦を残すそんな時でした。
友人に誘われた東京ドームのVIP席での観戦を断り、
筑波に練習に行った時の事でした。
ストレートを走り抜け、右ミラーを見て他の車が居ない事を確認し
1コーナーに向けてへターンイン。
ところがミラーにはかなり後ろに見えていたたシルビアが
私の右側面、ドアの付け根付近に飛び込んできたのです。
私はそのまま押し込まれアウト側のバリアに張り付き、
シルビアは真直ぐバリアに当たり飛び上がるような形で止まりました。
幸いにして二人とも怪我は有りませんでしたが、
私の145はくの字に変形して、全損コース確定。
シルビアのドライバーは大変恐縮し謝りに来ました。
原因はブレーキトラブルで、ノーブレーキでの衝突だったのです。
そりゃ、ミラーで見て大丈夫って思っても当たるわな。
私にとって救いだったのは、衝突した場所がドア中央部分ではなく、
ヒンジのある部分に入力が有っ事で、比較的大きな入力に車が耐え、
乗っていた私の身体的ダメージが無かったのと、
足回りを含めてFRPのボンネット等、購入したパーツは全部無事でした。
チャンピオン争いをしている事もあり、速攻でカーセンサーを買っての車探し。
翌週には次の車を買う契約を行い、事故から20日後には2号機が納車となり、
パーツを移植して、テスト走行をしてと、最終戦までのスケジュールに追われ
やられたことで怒るとかよりも、早く戦える事だけを考えていた感じです。
でもこれは体のダメージが無かったからで、
もしドア部分に飛び込まれていたら、ロールケージも無い車ですから
シリアスなダメージを受けていた可能性が大きいです。
気を付けていても、何が起こるのか判らない。
そんなリスクがあるスポーツだから、金で買える安全なら買いましょう。
学ぶことで遠ざけられるのであれば、学びましょうと思います。
写真の145は2号機で、初号機のボンネットを移植したので
ツートンカラーになっています。
Posted at 2021/01/20 00:15:00 | |
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サーキット | 日記