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今年1本目の映画は、韓国映画の本作品。
レイトショーでもないのに、なぜか私しか居ない貸し切り上映（笑）
これならお煎餅をバリバリ音を立てて食べながらの鑑賞もアリですね。

天変地異により都市が崩壊する中、1棟だけ無事だったマンション。
そこに住む住人は電気や水は無いけれど、寒さをしのぎ自宅内の食料で一時の食も確保できている。
近隣の倒壊した建物の住人で、幸いにも生き延びた人達は、
助けを求めでそのマンションに集まって来る。
彼らを救うべきか、それとも住人達の為の物とするのか？

水も食料も限りがある中、住民たちだけで会議を開き、
代表の選出と住民の総意を投票によって決める。
その代表に選ばれたヨンタクは、徐々にリーダーシップを見せ始め、
住民の生活を守るという大義の元、狂気をはらみ始めていく。
そして知らず知らずのうちにその狂気に取り込まれていく住民たち。

ナカナカ面白い作品でしたが、都市が倒壊している映像は、
先日の震災直後である身には、少々辛いものがあります。
極限の状態の中、人はどこまでエゴに走り、また優しさを保てるのか？
もしかしたら被災地にも似たような事が起きているのかもしれません。

取り敢えず、例え細やかでも支援をしなくてはと思った1本です。