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毎度おなじみのマイナーな作品「女優は泣かない」を観てきました。
この作品は上映館が九州から始まり、各地で短期で掛かるため、
観たいと思ったら、即行動しないと見損ねちゃいます。

監督が熊本県荒尾市の出身で、地元での作品を撮りたい思いから
崖っぷち女優梨枝が10年ぶりに地元荒尾市に帰るドキュメンタリーを
ポンコツAD咲が撮っていくのだけれど、二人は全くそりが合わず、
求められている「良い画」が全く撮れない。
そして梨枝は10年前勘当同然で家を飛び出しており、
実家の家族との折り合いも悪く、地元に帰っている事をあまり知られたくない。
しかし、狭い田舎町故、目撃の噂はドンドン広まっていく。

勘当を言い渡した父は、がんの末期で入院しており、
本当ならお見舞いにも行きたいけれど、素直になれない梨枝。

良い画を獲るためなら、確執のある梨枝の家族をも巻き込むのか
葛藤する咲
それぞれが女優として、TVクルーとしての再生をかけ、
家族との関係を再構築すべくもがく。

コミカルであり、センチメンタルななかなか良い1本でした。