
rsport240さんのブログでエンジンブローの話が出ていましたので乗っかって見たいと思います。
私の145がブローしたのは2002年3月9日でした。
場所はツインリンクもてぎ。
アルファロメオチャレンジ関東シリーズ台1戦の舞台で
クラストップを快走の事でした。
ファイナルラップに入り、後ろを十分に引き離していたので
1~2コーナーを回り、シフトアップを7000rpmまで引っ張らず6500rpmでシフトアップに変更。
3~4コーナーを立ち上がり4速に入れようとしたら
ガクッとスピードが落ち、エンジン音も止まり、タコメーターの針も
スピードメーターの針も逆回転を始めます。
何が起きたのか?冷静になれない自分が後続との距離を気にして
バックミラーを見た瞬間にすべてを理解しました。
巻き上がる白煙。エンジンが壊れ、オイルが落ちていることを。
コース右側のグリーンに車を入れ、惰性で5コーナーの内側まで運び、
後はガードレールの内側でレースが終わるのを待つだけでした。
止まっている私を心配そうに見ながら走り抜けるライバル達。
やがてチェッカーフラッグが振られ、牽引されてパドックに戻ります。
パッと見、ブローしている様には見えない綺麗なエンジンルーム。
でも3番ピストンが落ちたバルブと当たり粉々に砕けてしまいました。
そしてフリーになったコンロッド小端部がシリンダーブロックを突き破り、
再起不能の壊れ方。
写真はその後に回収した3番ピストンのなれの果てです。
どう見てもアルミの固まりにしか見えません。
あそこまで小さく削られたピストンですから、その破片は
くまなくエンジン中を駆けめぐり、他のシリンダー内にも
大きな傷を残す原因となりました。
幸いだったのは直ぐに代わりのエンジンが見つかりったこと。
家に帰ると、チャレンジ仲間から中古エンジン情報のメールが来ていました。
そして第2戦まで十分な時間が有ったので
シリーズを戦う上でダメージにならなずに復帰出来たのでした。
Posted at 2011/12/28 23:52:51 | |
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