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2013年07月31日 イイね!

2013 アイドラーズ12時間耐久レース その3

耐久レースは生き残りのゲーム。時間の経過とともに、トラブルでピットに留まる車も増えてきます。
tipoチームの145はどうやら深刻なトラブルのようで、モニターの周回数が全然動かず下位に沈んでいます。
あとで話を伺ったら、駆動系のトラブルでパーツ取りの車からの部品手配を掛けていたそうです。
これでアルファロメオ最強の一角は崩れました。同じピットのリーマン156は順調のようですが、
小さなトラブルで一時よりは順位を下げています。
そこへ行くと我々は、ペース自体が遅いこともありトラブルフリーで2スティント目を消化しています。
タケトC君が24位まで上げた順位を、給油で29位まで落としてコース復帰。すると再び私のパートでSC導入。
前車との間合いを保ちつつ、1車線分左右にずらしたラインを取ります。これは前の様子を見ておく事もありますが、意外と前の車が急減速することがあり、追突なんて事態を避けるためです。
前を見渡すとラッキーなことにペースカーから9台目。再びリスタートでのジャンプが期待できます(笑)
4周のSCを終え、理不尽なルールかもしれませんが、バンバン抜かせてもらいます。なんといってもコース上でライバルを迎撃することより迎撃されちゃうことの方が多い我々です。こんな時ぐらい行かせてもらいます(笑)
ただ、SCが終わるとしばらくは各コーナーで団子状態になることが多く、ラップタイムの振幅が大きくなります。失われたタイムを取り戻すべく必死で走る。でも燃料とタイヤはセーブしないと残りは6時間以上もあるんです。

このスティントで22位まで順位を上げて規定時間となりピットイン。
yossyさんにバトンを渡すと27位まで順位が下がっています。給油で失う5〜6のポジションをコース上で取り戻し、再び給油ストップで順位を失う繰り返し。今ちょうど6時間が経過し、残り半分となった今の順位は24位。
これって20位を目指している我々からするとほぼ順当なんですが、ここから先は走りで順位を上げられない我々は他チームの脱落に期待しないとならないわけで、結構見通しは厳しい状況です。
yossyさんからた〜坊にバトンが渡ると25位。ここら辺からはピット戦略を高めていかないと順位を上げるどころか落としてしまいかねません。燃料計の針の位置と、シュミレーションの数字をすり合わせ、残り何回給油が必要か、SCのタイミングで入れられればベストですが、それは誰にもわかりませんので、タイミングがあれば給油できるフレキシブルさも考慮しておく必要があるのです。
そして第3スティントのタケトCくんの後半でSCが入ります。即座にピットへ戻るように指示し給油体制をとる。

3周ほど切り上げてピットインし、ドライバーチェンジと給油を終えると18位まで上げた順位は21位になっていました。
「ブレーキは一寸深くなっているけど、あとは大丈夫」との伝言を胸にコースイン。
ありがたいことにSCは開けて、ほぼクリアなタイミングでコースに戻れました。
ここから先私の使命は何か?もう残りは3時間半たらず。燃料はまずまずセーブできています。タイヤも悪くない感じ。となればここはハイペースを維持して順位を少しでも稼ぎたい。
レブリミットも使うギアもちゃんと守ってどれだけペースを上げ、順位を上げられるのか?
今までの2回の走行で得たこの車の動かし方を総動員して走らせます。荷重移動で姿勢を崩せはアンダーは消せる。
舵角を最小にして転がり抵抗を減らしてボトムスピードを稼ぐ。そしてもっともきつい左Fタイヤはいたわるが、右Fタイヤは残り時間で消耗しきることはないと判断して、ここでタイムと順位を稼ぐ。
S字の侵入でインに入られても外から併走して順位を一時でも守るだけではなく、遠慮なく外側から仕掛ける。セオリーではS字は1つ目より2つ目の方が大事です。でも、そこではタイヤをセーブしたい。だから行けるところで行く。
V字でもビクトリーの進入でも、「ここから来るのか」と思わせるパッシングをかましていきます。
とは言っても速い車にはラインを開けて、無用な接触は避けます。ただ、時にはそこに罠を仕掛けておく老獪さも(笑)
我々も順位を争うレースをしているわけで、使えるものは何でも使います。
3周ほど40秒台を超えてしまいましたが、ベストタイムを36秒台をマークし、15位まで順位をあげて私のドライバーとしての仕事は終了となりました。
あとはこの順位をどこまで延ばせるのか?守れるのか?
給油をしてyossyさんがコースに戻ると20位までドロップ。そしてアルファロメオ156を走らせるステレニィアが背後に迫ってきます。
最速アルファのリーマン156は燃料系のトラブルでピットにとまったまま。今は我々がアルファ勢のトップなのです。
コース上のスピードでは向こうが上。でも絶対に負けたくはありません。ここの代表とはお知り合いなので、敵情視察に行ってきます。残り2時間半をどう戦うのか?情報戦を制する者が結果を手にできるとは限りませんが、私は行けると確信して、自分のピットに戻ってきました。

そしてyossyさんからた〜坊にドライバーチェンジする時トラブル発生。なんとyossyさんがピットに戻ってこない。
サインは確認している。でも時間が経過しているのに来ない、、、、、止まったのか?不安が胸中を駆けます。
実はピットインし損ねただけで、次周に戻ってくることが確認できて一安心。しかし、ドライバー1人当たりの連続走行時間は1時間までと決められており、今度はそちらが引っ掛かる可能性が出てきます。ギリギリセーフのタイミングでドライバーチェンジ、無給油でた〜坊をコースに戻します。
この時17位。残り時間からベースアップを図るところが増え、順位は18位、19位と失い始めます。しかし、他チームの給油の関係もあるのでしょうスティント後半は徐々に順位を戻して15位に。
そして再びSCが導入されます。この後も無給油で走り切る作戦だった我々にとって、他チームが給油のロスを抑えられるこのSCは猛烈に痛い。でも今更どうにもなりません。我々もこのタイミングで最後のドライバーチェンジをしてピットのロスを最小限に抑えます。一人4回目のスティントに突入のタケトC君にすべてを任せてあとは祈るだけ。
SCが開け2周したら再びコース上にストップした車両排除でSC導入です。レース展開に水を差されてしまいました。

15位を維持してこのままチェッカーを受けられるのか、16位を走らせるチームの位置とポテンシャルを調べます。
どうやら相手はスピードはありますが、十分なギャップを持っているのでミスさえなければ大丈夫。
残り時間が少なくなると、サインエリアには人があふれてきます。毎ラップ手を振り、順位を確認しながらチッェカーを待ちます。
そしてトップのシビックから次々とチェッカーフラッグを受け、我々の145も無事チェッカーフラッグを受けることができました。
終わってみれば総合14位。アルファロメオ勢のトップ!
チームとしても過去最高位で今年の12耐を締めくくれました。
サポートしていただいた、皆様に改めて感謝感謝でございます。

Posted at 2013/07/31 23:56:22 | コメント(6) | トラックバック(1) | サーキット | 日記
2013年07月30日 イイね!

2013 アイドラーズ12時間耐久レース その2

今回の12耐はサポートスタッフがちょっと足りません。特に給油は耐火服着用のため、お願いするにしても、レーシングスーツを持っている人限定になってしまいます。
ドライバーが給油も兼ねるのを覚悟したのですが、びんすけさんとろーさんにご協力いただけることになり、正直メチャメチヤ嬉しかったです。
だって朝から晩までの拘束で、無給労働(笑)レースクイーンは無しだし(爆)
しかも1時間に1回は仕事があるので、レース見学もままならない。

そんなお手伝をお願いしている以上、各ドライバーは頑張らないと恥ずかしい。
でもね我々はウサギとカメのカメさんチームです。
頑張るのはスピードではなく、堅実さ。飛び出さない、回らない、当て無い当てられないがポイント。どんなに速く走っても、トラブルを引き込んでは何にもなりません。
チームを代表して今回のテーマと目標をみんなに伝えます。
絶対完走。20位以内を目指す。そしてアルファ最上位、、、今年は無理か(笑)
なんと言っても昨年壊れなければ最速だったリーマンレーシングの145がTipoチームの元に行き、リーマンレーシングは今年156を投入です。
この156はアルファロメオチャレンジのSRクラスを戦っていた車で、それを耐久よりに仕立て直した車です。我々のライトチューンとは出来が違う。
正直この20位目標には不満があります。でも、順位はあとから着いてくるもの。
最後まで走りきり、チェッカーを受けるのが耐久です。

そして1stドライバーのタケトC君を車に乗せてグリッドまでみんなで手押し。
記念写真をとり、静かにスタートを待ちます。
そしてゆっくりとローリング始まり、8時にグリーンランプが点灯。長い長いレースがスタートとなります。
タケトCくんはスタートドライバーを何度も務めていますから、何の心配もありません。徐々にペースを作りながらも当初の設定タイム2分45秒を軽くクリア。スティント後半では39秒台が連発します。
想定よりタイムはどうやら出るみたい。17周を走りドライバーチェンジでピットに滑り込んできます。
2番手は私のパートです。1週間ぶりのもてぎのコースに、車を変えて戻ってきました。
ところがいきなりコース上にストップした車を排除するためにセーフティカー導入。
何時もならばSCはタケトC君のパートの時に入るのですが、タイミングがちょっとずれたようです。
燃費対策で5速ホールドにして、ゆっくりと周回をこなしていきます。
このSC、ラッキーなことにペースカーの後ろから6台目。
セーフティカーがピットに入りレース再開となった時、我々はレースペースで走り始めると、まだSCに引っ張られている集団に追いつきます。我々はグリーンフラッグを受けていますから追い越し可。SC中の隊列は理不尽ですが追い越し不可。スピードには全然自信のない我々でも、立ち位置の優位さでガンガン抜いていきます。

そして全体がレースペースに戻り、コース上の混雑が分散され走りやすくなります。
ここで冷静に自分の走りを組み立てていきます。
まず、左右のコーナーリング特性が違う。左コーナーのアンダーステアが強い。
そして3速と4速で走ろうとすると3速のパートが長くなりすぎます。これだと燃費が稼げず、スピードも大したことの無い悪いところだけになってしまいます。そこでリミットを6500rpmにして、V字からヘアピンまでは6000rpmでシフトアップに変更。
S字は4速のまま走ることにして、燃費とスピードをバランスさせていきます。

48位で受け取ったバトンを25位まで上げて、3番手yossyさんに繋ぎます。
給油している間に、コース状況やドライビングのポイントを伝えてコースに送り出すと、5分間のストップが効いて順位は39位まで落ちます。しかし、どのチームも給油は必ずしますからここから少しずつ順位を取り戻せばよいのです。
yossyさんは創部時からのメンバーですが、仕事の都合等で活動休止がしばらく続き、数年ぶりのカムバックですからもてぎ攻略以前に、レースペースを組み立てるところから始まります。
そんなわけでタイムの振幅が大きく、モニターからも手こずっているのがよくわかります。
特に今回は、あまり周りを見て走れない参加者が多かったようで、安全確保のために緊急ブリーフィングが急遽召集。各チーム代表からチームメンバー注意喚起するように指示が飛びます。
そんな荒れたコースをなんとか18周を走り、30位まで順位を上げて4番手た〜坊に車を委ねます。
給油をしたことで再び順位は38位までドロップ。これを淡々としたペースで1つずつ取り戻していくた〜坊。実に耐久レースらしい堅実な走りを見せてくれます。
殆ど振幅のないタイムで20周をカバーして、メンバーすべての1stスティントが終わると順位は28位になっていました。
Posted at 2013/07/30 23:19:01 | コメント(3) | トラックバック(1) | サーキット | 日記
2013年07月29日 イイね!

2013 アイドラーズ12時間耐久レース その1

「アイドラーズゲームス12時間耐久レース」に行ってきました。
今回我々に課せられたミッションは「完走」
簡単そうで低い目標設定でしょ。でも今回は高望みは無し。
前回の6時間耐久では、トラブルで出走すら出来ずでした。
その後車の修繕は完了していますが、テストは全然出来ずにいます。
そんな状態で高い目標設定なんて、リアリストな私にはできません。

昨年の12耐では4時間経過時にクラッチトラブルから変速困難になり、
4速ホールドで残り8時間を走り切り、ライバルチームからは完全に脱落組に見えたところ、
燃費を稼ぐことに特化して2回の給油をキャンセル。これで実質5周分を稼ぎ出し
気が付けば22位。参戦アルファロメオチーム最上位をゲット。
そう、ゆっくり走ってタイヤと燃料をセーブすると、結果は転がってくるのです。
そこで今回は3、4速だけで12時間を走ってみることにします。
燃費は去年ほど稼げないけれど、その分は少しタイムアップで取り戻せる。
そして車に対する負担はさほど高くない。
リズムさえ掴めれば、シフト操作が少ない分ドライバーは楽になりますし、
その結果ミスが無くなれば、自滅の可能性も低減できます。

そして今回の秘密兵器「レインタイヤ」ちょっと(実は大分)古いのですが、
バリバリ山はありますから、万一の時は役立つかもしれません。
私はウエットレースは嫌いですが、荒れた展開の方がドサクサに強い我々に
チャンスが増えると思っています。
道具に頼るのは本意ではありませんし、乱戦を望むものでも無いのですが、
実は今回ルールの変更があり、我々の強みが薄まってしまうからなのです。
今までは給油の際5分間の規定ストップが課せられるのですが、
その間は何もしてはいけない。完全に給油だけしかしてはいけなかったのです。
ところが今年は4分間を経過した段階で、給油が完了している場合に限り
ドライバーの乗り込みと、ハーネスの締め付け等は可になりました。
我々はこのドライバーチェンジのスピードが速いので、
ここで順位を稼いでいたのですが、1分間の乗り込み時間が出来たことで
武器が1つ無くなってしまったのでした。
そんな事で結果に繋がるのかと思う人もいるでしょう。
でも12時間耐久では11回から12回のピットストップがあるわけで、
毎回15秒削れれば1周分のタイムを稼げちゃうんです。
これが今回は無くなってしまいました。コース上のスピードで劣る分を、
ピット戦略で取り戻せなくなったのは本当に痛いのです。

そんな状況を加味しながら、12時間分のタイムチャートをマネージャーが作成。
順調に行けば240周を超える周回数になる予定です。
Posted at 2013/07/29 20:08:35 | コメント(3) | トラックバック(0) | サーキット | 日記
2013年07月27日 イイね!

さて、出撃です

さて、出撃です本当はもう少し寝てからの予定でしたが、
暑苦しく、アルコールも切れたので(笑)ボチボチ出撃します。

明日は1年ぶりの熱闘。
力加減を間違えないように、そしてお天気に翻弄されないようにチームを引っ張っていきます。

お手伝いいただく方々に、ちっちゃな感動があれば○
じゃないと大変なだけだからね(爆)

Posted at 2013/07/27 23:03:12 | コメント(6) | トラックバック(0) | サーキット | 日記
2013年07月27日 イイね!

暑さ対策

暑さ対策連日暑い日が続き、こんな中12時間の耐久を走るわけですから、暑さ対策をしておかないとバテてしまいます。

ドライバー用にはクールスーツなるものがありますが、
こいつはお値段も結構しますし、仕掛けも大掛かりなので一寸無理。

そこで目を付けたのがバイク用のクールベスト。
この手ので、アイスパックを入れるものは以前からありましたが、
こいつは水を入れるだけとお手軽です。
発売直後でその効果が確認できず、実物も売っているショップが見つからず、、、、、
物がよさそうであれば、企画書を書いてサンプルを借り出せないかと画策するつもりでした。

気化熱で冷やすので、果たしてレーシングスーツの下に着てどのくらい効果があるのか?
是非一度試してみたいものです。
Posted at 2013/07/27 12:24:02 | コメント(2) | トラックバック(0) | 日々徒然 | 日記

プロフィール

「2025 アイドラーズ12時間耐久レース その1 http://cvw.jp/b/891877/48584265/
何シテル?   08/06 00:37
東次です。よろしくお願いします。 モータースポーツを盛り上げたい!そんな思いで走っています。
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