
大好きなSUGOを走るため、180分の耐久レースに行ってきました。
しかし、折からの雨は止まず、きっとどこかに「る」な人が居るに違いないと、特に食事時は注意したのですが、お会いする事はありませんでした(爆)
SUGOはとてもチャレンジングなコースなので、是非エリーゼでアタックしたかったのですが、
ウエットコンディションとなると話は別です。濡れたコースはサーキットからスケートリンクへ名称変更。FFでも4WDでも、あちこちでクルクルと回っています。
そこに足の固めたMRでアタックするなんて自殺行為!
以前書いた通り、晴れたら全開アタック、降ったらシオシオのコンサバ走行です。
今回のチームは仙台のパスタ&カフェRossoのお客さんによるチーム。
マシンも34スカイライン、インプレッサWRX、アバルト595、スイスポにエリーゼと統一感は無し。
みんなRossoというお店が大好きと言うだけです。
タイムスケジュールは午前中に、50分間の練習走行のあと予選。そして1時半から3時間の決勝。
50分の練習走行は一人4~5周でコースチェックとドライバーチェンジの練習に。
予選はスカイラインのKさんが担当なので、私は気楽に構えていられます。そして決勝は4番手を担当しますから、結構間延びした感じで、お昼ご飯もゆっくり楽しめる感じ。

おそばに温泉卵、おにぎり、焼き鳥やソーセージなど、食べ物屋さんのチームだけに、実に充実のランチです。ちょっと食べすぎちゃいました(笑)
そして予選が始まり、Kさんはポンっと良いタイムを出してきます。そして路面が少しずつ良くなっていき、全体のタイムも良くなっていく中、ラストアタックに入るKさん。
がっ、モニターにはコースサイドに停まるスカイラインの映像が、、、、、
幸いにしてコースオフし、グラベルに捕まっただけで、マシンのダメージはなさそうです。
ピットに入れて、チェックとグラベルの小石を掃除していきます。
ただ、彼はトップバッターでしたので、急遽走行順を変更し私がスタート担当に。
スタートは色々なことが起きる可能性がありますから、芸歴の長い人が担当するのはよくあることです。問題はお昼ご飯の食べ過ぎで、お腹がパンパンなこと(笑)
急な出走順の変更申請により、我々はピットスタートが指示されます。
耐久レースですから、これ位のハンデは気にならないレベル。
むしろスタート直後の混乱する1コーナーを避けられるメリットの方が大きいかもしれません。
全車が1コーナーを抜けた後、ピットロードシグナルが青になり、私もスタートなります。
ローリングをしていない分、タイヤも温まっていませんから、慎重に前車を追います。
前を走るのは白いS2000。ウエットコンディションになれていないようで、
慎重すぎるくらいペースを落としています。迷わず一気にパス。
そして次のターゲットは赤いスカイライン。こちらもFRなのでコーナーが苦しい。
私もタイヤが温まっていないので、どこかに飛んでいきそうな位不安定。
ストレートでは向こうに分がありますから、なかなかギャップが詰まりません。
そして4周目の最終コーナーで背後に着け、ホームストレートで加速競争。
1コーナーの飛び込みで前に出ることに成功し、これでポジションを2つ上げました。
ようやくタイヤも温まり、グリッド後方からスタートしたマシンに追いつき始めますが、
スケートリンクのような路面ですから、無理はとてもできません。
私は2edの使用をやめ、4コーナーも馬の背も全部3edでトルクの立ち上がりをマイルドに。
当然タイムはその分落ちますが、1回スピンしてしまえばもっとタイムを失います。
ここは無理せずに、でも1台でも多くパスし順位を上げる。
そんな40分ほどのパートが、無線から「ボックス」の声により後1周で終わる事を告げられ、
ホッとしつつも、緊張感を失わないように注意してピットロードへ向かいます。
このレースではピットロードは20キロ制限。もどかしいほどゆっくりとしたペースで
26番ピットに頭から入り、私のレースは無事終了となりました。
ポンダーを付け替えコースに出ていくインプレッサ。
彼は今回がデビュー戦なので、与えられたミッションは「生き残る事」
車を壊さず、次のドライバーにバトンを渡すことが使命です。
ウエットコンディションですから、コーナーは頑張らず、ストレートは頑張る。
そんな組み立てだったはずですが、最新の電子制御が細かくフォローしていく中、
ついにノーマルのブレーキパッド音を上げてしまい、ピットに入ったタイミングは
正にギリギリの状態でした。
3番手のアバルト595は徐々にペースが上がり、順位も総合12位あたりまで上がってきます。
各車のピットインのタイミングで浮き沈みはありますが、ここまで来たらトップ10に入りたい。
4番手Kさんにバトンを委ね、各車のピットインのタイミングで10位に上がる。
しかし、SCが入る事で得た順位は、混乱が一段落すると再び元の位置に。
そしてラストを務めるスイスポにバトンを渡たすと、ピットは撤収モードに(笑)
順位は10位~12位の辺りを浮き沈みし、無線では同一ラップのライバルの状況を伝えます。
そしてスタートから3時間が経過し、トップ車両にチェッカーフラッグが振られます。
スイスポも無事チェッカーを受けることが出来、誰もクラッシュする事無く、
総合12位、クラス6位の順位を手にすることが出来ました。
しかし、私の戦いはここから第2パートに入ります。
翌日は5時起きでの仕事です。そして菅生から自宅まで350キロの一人耐久レース。
こちらの順位は1位もしくはリタイア(爆)
レースの余韻を楽しむ間もなく、チームの皆さんに挨拶し、菅生を後にしたのでした。