ガンコート到着

ガンメタみたいなのとクリアー到着しやした。







この塗料は薄めることなくそのまま吹き付けて焼くんです。
そもそも300℃とか？何度だったか忘れましたが、その耐熱性、剥離剤をも受け付けない耐薬品、耐油性。そして表面硬度9Hとかなりの硬さ。
アメリ？の軍事用にも認定されてるスーパー塗料とか、、、ピストルでも塗るのか？😅

溶剤成分読むとキシレンと書いてある。。。


うーん何系の塗料なんだ？
170℃で焼き付ける、、、

ともすると、そこで結合反応が起きるというんだから、、、
自分の知ってる限りでは、
メチル系シリコーンワニスとか、フェニル系シリコーンワニスは、加熱減量法によると、シロキサン結合を起こす温度は160あたりから180℃くらいだったんで、
おそらく、これは、専門的に言うところ、2完能か3完能のシロキサン、つまりシリコーンでないかと？
シリコーンワニスだったら耐薬品性、耐熱性にも納得が行きます。
キシレンに分散してあるぶんには、シリコーンワニスも安定しますし（トルエンでもいいんですが）。

それに、この塗料硬化剤がオプションでありますが、温度が70℃で焼き付くとか、、、
40℃～70℃だとすると、アルミ系、亜鉛系、鉛系の金属触媒と推定できます。
シリコーンワニス硬化あるあるパターンなんす。

フェニルのほうが、柔軟な感じだったからおそらく3完能シロキサンが主体ではないかと。

だとすると、熱分解温度は350℃。
耐熱性が350℃といいたいとかころだけど、ここがシリコーンワニスの凄いところで、熱分解起こしたあとは残物がSiO2、つまりシリカになるわけです。
だもんで、そのあとははっきり言って超高温まで溶けない材料ということになります。

まぁ、シリコーンが「のり」でその他の顔料が混ざってるという感じかと思いますが。


なーんて、ノーガキ言ってて全然違う材料かもしれませんね。


専門知識をさらけ出して自慢してるわけめはなくですね、ちょびっとでもこうした細かい領域の知識を知る人が増えたらうれしいかな？なんて思って書いただけなんす（こんな雑な話じゃわからんっておこられてしまいそうですが、、、すんません、文才ないもので💦）このシリコーン（まぁ、シリコンと言ってもいいんですが、シリコンというとSi元素の金属になってしまうので学術上はシリコーンと分けて表現するんです😅）という材料は身近であるものは、シリコーンゴム、シリコーンオイルとなりますが、シリコーンワニスはあまり使われることがなく、かなりマニアックな材料なんで、このような話はネット上にもほとんど出てないと思います。（材料メーカーの人はよく知ってると思いますが）
一時的には1980年頃にどこかの企業がまとめた本が出版されて以来、そのような本が無いんです。
研究や開発した当初の人も日本にはあまり残っていなく、応用領域は進化してても、基礎領域の情報はもはや一般には出回らないような状態です。

ちなみに、アタクシは、このシリコーンが専門では無いんですが、深く付き合わなければならないことが職業の一部にありまして、たまたま情報もってるだけなんす😅

そして、そんだけ知ってるなら作れるのか？と言われれば、ムリっす。化学材料の組み合わせはものすごく多くありますので、例えば一流の料理屋の味を真似できるか？といわれれば、時間かければ沢山試してもしかしたらできるかもしれませんが、それが出来ないから一流の料理屋というのがあるんです。混ぜてしまえば、分析が出来ないのが有機材料の世界です。
だもんで、こうした特徴ある素晴らしい塗料は、買って損は無い（それだけのノウハウや開発費用が含まれてるんで）と思い、構わず買ってしまいました。

あとは、本当に良い塗料であることを祈って、これから施工作業に入ります。

はい、99.9％以上の方にようがないブログになってしまいました。すみません😅