この内容は、ADS-B受信機を作成するための備忘録として文章を起こしてます
内容が長くなりますので興味のない方はこれからの内容は読み飛ばしてもかいまいません
これまでのお話はこちらから
・
スイーツ男子倶楽部 活動報告・・・ ?
・
使い方と失敗談
・
Raspberry Piを使ってADS-B受信機を作る(OSインストール編)
・
捕捉可能範囲(リモート設定編)
WindowsPCからリモート接続が可能となりましたので、ここからの作業はWindowsPCからやりましょう!
それでは、PuTTYを使ってログインして特権モードまでオペレーションしてください
login as: pi
pi@192.168.100.169's password:
The programs included with the Debian GNU/Linux system are free software;
the exact distribution terms for each program are described in the
individual files in /usr/share/doc/*/copyright.
Debian GNU/Linux comes with ABSOLUTELY NO WARRANTY, to the extent
permitted by applicable law.
Last login: Sat Apr 22 23:54:13 2017 from 192.168.100.101
pi@piaware:~$ sudo su -
root@piaware:~#
先ずは、DHCP接続となっているパイウェアを固定IPに変更しましょう
実行するコマンドの一覧はこんな感じ
piaware-config wired-type static
piaware-config wired-address 192.168.1.3
piaware-config wired-netmask 255.255.255.0
piaware-config wired-broadcast 192.168.1.255
piaware-config wired-gateway 192.168.1.1
※このIPアドレスはサンプルです
piaware-configは「パイウェアの設定変更するよ」っていう宣言プログラム
1行目のwired-typeは有線LANの設定をDHCPからstatic、いわゆる固定に変更するという内容
2行目は固定化として変更したいIPアドレスを入力(当然自宅のネットワークですよ)
3行目はネットマスク、大抵の家庭では255.255.255.0で大丈夫です
4行目はちょっとわかりづらいかもしれませんが、自宅のネットワークの一番最後「255」を入れておけば大丈夫です
5行目はルータのIPアドレスでOK
で!
WindowsPCから行う理由はコピー アンド ペーストができるから♪
たとえば、ここに書いてある"piaware-config wired-type static"行をマウスで選択して[Ctrl]+[c]でコピー
そして、PuTTYの画面上で右クリック
こんな感じにペーストされます
そして、[Enter]キーを押すとその設定が書き込まれます
同様に5行目まで入力しましょう
これでIPが固定化されましたので、設定を反映させるためにコマンドで"reboot"を入力
再起動して立ち上がってきましたら変更したIPアドレスを使ってWindowsPCからログインします
そして、同様に特権モードまで進めます
今回のオペレーションは再起動が多いので再起動後は常にWindowsPCからログインして特権モードまで進めてください
次に、前回に実施しました"raspi-config"を実行します
設定環境を変更していきます
最初にマイクロSDカードの容量確保をします
初期インストール状態は100MBの容量しか確保していないので十分な領域を確保します
では、7番の項目を選択します
次にA1を選択します
そのままOKを選択肢ます
メイン画面に戻ってきますので[Tab]キーを2回押して「Finish」を実行
リブートのメッセージが表示されますので[yes]を選択肢してリブートします
特権モードから"raspi-config"を実行します
続いて時間を日本時間に合わせます
メイン画面から4番を選択
I2の項目を選択
カーソルキーで"Asia"(アジア)を選択
同じくカーソルキーで"Tokyo"を選択
メイン画面へ戻ってきましたら再起動をかけてください
他にも設定変更する内容があるのですが、とりあえず、稼働できる状態となるのはこれだけで大丈夫です
それではADS-B受信機となるUSBチューナーとアンテナを接続します
アンテナの設置は屋外か窓際がより多くの飛行機を発見することができます
うちでは屋外にアンテナが設置できるようにUSB延長ケーブルで必要距離を稼いでます
すでにWindowsPCからリモートができる環境になりましたので、ラズベリーパイに接続しているキーボードとモニタは外しても構いません
接続しておくものはLANケーブル、USBチューナー、電源ケーブルだけになります
正式な場所へ設置するために1度電源を落とす場合は、はじめの頃に書いた"shutdown -h now"ですよ!
電源を入れて、30分近く放置してください
その後、WindowsPCのブラウザからパイウェアのIPアドレスを入力してみましょう
Web画面上にこんな感じで出てくればOK
恐らくMLATだけが赤枠、若しくはオレンジ枠になっているかもしれませんが、1日ほど稼働してないと有効になりません
そして、マップを表示させると飛行機が表示されていると思います
これでFlifgtAware用のパイウェアの設定はおしまい
前半に比べて、後半は飛ばし気味に内容を残しました(^_^;)
これで自分は$89.95/月のライセンスを取得しました
それよりも、自分が欲しい情報が手に入る事がうれしいですね(^^♪
さて、ここからは詳しい方へのご案内
パイウェアをインストールした後、フライトレーダー24の「fr24feed」を共存させようと以下の手順を実施しました
・「dump1090-fa」を停止
・「dump1090-mutability」をインストール
・「fr24feed」をインストール(fr24feed内にあるdump1090は停止)
・「piaware」と「fr24feed」は「dump1090-mutability」を参照するように設定
・「piaware」、「dump1090-mutability」、「fr24feed」すべてをサービスで稼働
起動後しばらくは正常にすべて稼働するのですが、しばらくすると「piaware」だけサービスは稼働しているもののフィードしなくなってしまいます
同様にダメ元で「dump1090-fa」のままでもやりましたが、こちらもダメ・・・
標準OSであるRaspbianを稼働すれば問題ないのでしょうが、楽なPiAwareで稼働させることができればって思った次第
いずれ、この問題を解決したいですね
以上、ADS-B受信機に関する備忘録でした
ご覧いただきましてありがとうございます
これまでにかかった費用
Raspberry Pi 3 Model B・・・ 5,076円
Official Pi 3 Power Supply・・・上記セット価格
MicroSDカード8GB・・・手持ちのものを流用(アクセス頻度が高いのでMLCチップを利用)
チップ用ヒートシンクHM-15(アイネックス)・・・手持ちのものを流用
Raspberry Pi 専用ケース(サンワサプライ)・・・1,480円
ブルーベリーとヨーグルトタルト・・・562円
森のフルーツタルト・・・540円
DVB-T+DAB+FM USB チューナー・・・1,520円(購入失敗品)
R820T2 & SDR+TCXO(温度補償型水晶発信器±0.5PPM)実装カスタムチューナー単品Blue[RTL2832U+R820T][広帯域受信用][High quality USB-CN][RTL-SDR専用]・・・5,850円
USBキーボード・・・手持ちのものを流用
HDMIケーブル・・・手持ちのものを流用
LANケーブル・・・手持ちのものを流用
表示モニタ・・・テレビのHDMI入力端子
1090MHzモービルアンテナ・・・$3.49(海外から取り寄せ約420円)
新規内容
USB延長ケーブル(3M)・・・手持ちのものを流用
最終的な合計・・・15,448円
おちこんだりもしたけれど、私はげんきです