ども、東北道の「
渋滞○○km」の表示を見て、一瞬クラッチの慣らしに行ってみようかと考えてしまったコギスケです。
*****/ 前回からの続きです /*****
5/2(月曜・夜)
19:00 車屋さんから連絡あり。
まだ作業中ですが、当初の予定だと到底今日中に仕上げるのは無理そう、と
(泣きの)電話。
そこでクラッチマスターシリンダーとクラッチオペレーティングシリンダーのO/H作業を連休明けにさせてもらえないか?という申し出がありました。
確かにO/H後にフルード漏れとか発生しても、車屋さんも部品屋さんも開いてなければ困ることになりそうです。
残念ですが、これらのO/H作業は連休明けに持ち越しすることにしました。
※O/H代金は支払い済みだから、忘れないようにココに書いておこう(^^;
とはいえ数日ぶりに
自分の車が戻ってくるというのは嬉しい もの。
この日は仕事中、ずっと
(・∀・)ニヤニヤ してたと思います。
たぶん、こんな感じだったのではないか、と・・・。
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:
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↑(・∀・)ニヤニヤが止まらない、と言えばこのお方しか思い当りません(^^;
あくまでも
(私の勝手な) イメージ ですから(汗)。
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21:15 車屋さんに到着。
皆さん帰り支度しているところでしたが、なんとか閉店間際に滑り込みセーフ。
作業は無事終わった
(残った分は連休明けにお願いネ)ので、ドライバーには
クラッチ交換後の慣らし(アタリ付け) をお願いします、とのこと。
慣らし方としては、
「
エンジン回転数が高い状態でのクラッチ操作は避ける」
※シフトダウン時も含む
「
普通に街乗りで100km。出来れば500kmして欲しい」
どうしても新しい製品の表面には細かい凸凹があるので、それを丁寧に慣らして徐々に凸凹を取り除いて良いアタリを付けていくイメージ、なのかな?
クラッチの慣らしは、クラッチ操作をする状況(発進時、変速時)で行うモノらしい。
高速を一気にバビューン!と走ってもクラッチの慣らしにはならないので、街中でストップ&ゴーを繰り返して慣らしていくとのこと。ちなみに操作自体は普通に運転していれば大丈夫らしい。
以前あったケースとして、クラッチ交換したお客さんが一晩で慣らしを終え、翌日のイベント
(ドリフトだったかゼロヨンだったかと定かではないとのこと)中にクラッチを滑らせてしまったことがあったそうです。
お店側としては作業はキチンと行ったので、お客さんに慣らしはしたか確認したところ「慣らしは終わらせてある」との回答。
でもそのお客さん、クラッチ交換直後に高速に乗り、一気に100km程走行して慣らしを終えた、というワケだったそうな。
コレでは
クラッチの慣らしにはならないので気をつけて下さいネ~、とのこと。
※ちなみに滑ったクラッチディスクは全体の1/3が焼けて偏摩耗が激しかったとのこと。またクラッチカバーは交換せず流用したのも接触面が均一ならず偏摩耗の原因になったのでは?と。やはり過走行車のクラッチ交換は、ディスクとカバーの同時交換がベストの様子。ちなみに偏摩耗したクラッチディスクはサンダーで研磨して対処、連日のクラッチ交換作業は(オーナーの負担も含め)大変な作業となった、らしい。
コギメモ) 回転物には慣らし(アタリ付け)は絶対必要。
※あくまでも個人的解釈。
車屋さんにお礼を伝え、待機してあった
ジューゴ に乗り込みます。
恐る恐るクラッチペダルを踏み込む、と。
スカッ。
あれ? 妙にクラッチが軽い。。。
確か必要とされるペダル踏力が、純正10kgf → 12kgf にあがっているはず?
何度も踏み直してみますが変化無し。
ふむ・・・。
まぁいいか。
※良くない
エンジン始動。
キュキュッ、ブォン! と力強くも軽やかにスターターが廻ります。
まるでスターターモーター自体を強力なモノに変更したかのような印象。
フライホイール外周のリングギアの面取り加工 → スターターモーターのピニオンギアとの噛み合い向上 → 始動性向上、という効果のようです。
※とはいえ、純正クラッチも同様の面取り加工は行われているので、フライホイール自体の軽さの影響かも知れません。
ギアの入りは相変わらず渋いですが、ギアが入らない、ということはなくなりました。
ややアクセルを開け気味にして、ゆっくりとクラッチペダルをリリースしていくと、スッ、と軽やかに車体が前に出ます。
あっ、軽い。
という印象。純正と比較しても遜色なく操作できます。
ダンパーレスのスポーツクラッチなのに、気難しい所は全くありません。
実際に走り出すと、エンジンの吹け上がり、吹け落ちが鋭くなっているのが体感出来ます。車体の動きも軽さが感じられ、まるで車自体が速くなった気までします。
(まぁ気のせいでしょうけど・・・)
アクセルのオンオフでバタついていたエンジンの振動がほとんど抑えられてます。
乗り心地も大幅に向上。あんなにガタガタしてた車体がシャキッとしてます。
正直、
強化マウントへの交換がこんなに体感できる とは思っていませんでした。
車内への音や振動の増加は特に気になりませんが、エンジン回転3,000rpm付近からのアクセルオフでは車体後方から
豪快に「ゴワゴワゴワ」という音がします
。
NISMO側では「
そういう仕様」とのことなので問題無いとは思いますが、最初はマフラー裂けたかとアセりましたョ(^^;
まだまだ慣らし中なので、エンジン回転は控えめに、ブーコンの数値も低めに設定し直します。
(ただでさえ排気漏れしてるのにハイブースト掛けられないw)
アパートまでの帰路は終始ゴキゲンなドライブでしたが、仕事の疲れもあったので、本格的な慣らしは翌日に行うことにしました。
※最初軽く感じたクラッチペダルの踏力は、帰宅する頃には普通に戻ってました。エア抜き?
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5/3(火曜)
祝日www。
天候は曇りがちな晴れ。
絶好の慣らし日和(?)です。
まずは昨日暗くて確認出来なかった場所からチェックしていきます。
↑ヘッドカバーとストラットタワーバーのクリアランスはギリギリ・・・。
強化マウントでエンジン搭載位置は数ミリ上がっているはずですが、エンジン振動が抑えられているおかげでタワーバーとの接触は今のところ無いようです。
↑お店側の配慮に感謝。
ステアリングカバーや足元に敷かれた新聞紙。
さりげない配慮ですがオーナーとしては嬉しいもの。
・・・連休明けまでこのままにしておこうか?
車内に残ったミッションオイル臭だけはアレでしたが・・・。
↑作業で使用したモノ、使用しなかったモノ、と個別に分けて保存してくれてました。
次回の作業で使用要るものもあるのでこのまま車に入れておくことに。
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さて、いよいよ慣らしに出掛けます。
↑渋滞はクラッチの慣らしに絶好のシチュエーション。ちなみに渋滞原因はこの先にある「荒立てな道の駅」(^^;
G.W.期間中ということもあり、
R47 も例外なく渋滞発生。
こういった1-2速を使用する状況はいつもなら嫌ですが、慣らしにはうってつけ。
慣らし運転開始から 80km.
鳴子付近に差し掛かったあたりで、クラッチを繋いだ時のわずかなギクシャク感が若干改善されてスムーズにつながっていることに気付きました。
コレって「
アタリがついてきた」ってことでしょうか?
↑出来れば後ろは走りたくない・・・。
慣らし運転開始から 100km.
山形県に入ります。
県境を過ぎるとコチラは雲一つない晴天。
一気に気温が上がってきました。
窓全開にして気持ち良く走りたいところですが、前の車の荷台からは藁屑が次々と飛んでくるので我慢。
つか、まぁるい塊が転げ落ちるんじゃないかってハラハラ・・・。
↑桜の時期はさぞかし美しい眺めだったことでしょう。
前のトラックと別れるため、ちょっと
赤倉温泉 へ寄り道。
が、土地勘が無く温泉街は道幅も狭く迷子になり、時間も早かったので立ち寄り湯自体見つけられなかったので撤退。
温泉街は風情があって、じっくり散策してみたかったところですが・・・。
↑R47に戻ってコンビニ休憩。ここで折り返します。
山形の空は安定のピーカン! まだ午前中ですが早くも外気温
21℃の表示。
さすがに窓開けないと熱い
ι(´Д`υ)アツィー
向こうには残雪をかぶった最上
(もがみ)の山々が見えます。
その向こうは新庄市。
ちなみに左の赤い屋根の建物は「派出所」とのこと。
屋根の角度がいかにも雪国らしい?
慣らし運転開始から 120km.
ここから折り返し、帰路に着くことにします。
↑走りながらの撮影なので、見苦しいのはご勘弁・・・。
山形→宮城の県境付近の様子。
山々が雲を堰き止めている関係で、山形は晴れ、宮城は曇り、とハッキリ分けられてました。
↑中山平にてウナギ湯を堪能。画像は露天風呂の様子。温泉自体は最高ですが、男女を隔てる壁がやや貧弱、右側に宿泊棟があって丸見え、ドアは無く入口ののれんしか目隠しが無い、など人目を気にされる方は落ち着けないかもしれません。
道すがら
中山平温泉郷 に立ち寄って疲れをリフレッシュ、クルマも一旦クールダウンさせることにしました。
今回は「
鳴子らどん温泉」さんにお邪魔します。
(´ε`;)ウーン…以前はラドン温泉だった記憶が?気のせいか・・・?
鳴子らどん温泉
らどん大浴場、ラドン浴室、らどん露天風呂
※すべて男女別。ラドンが投入されているというラドン浴場のみカタカナ表記であることに注意。
利用可能時間 10:00 - 17:00
年中無休
入浴料 \500[税込]
リンスinシャンプー、ボディソープ備え付けあり。
泉質:含硫黄・ナトリウム-炭酸水素・硫酸塩泉 低張性弱アルカリ性高温泉
pH : 8.3 (弱アルカリ性)
源泉噴出温度 100.0℃ !!
見るからに人の良さそうな女将さんが受付、館内を案内してくれます。
館内は広間がたくさんあるのですが、どの部屋も人気があって予約でいっぱいとのこと。・・・なんか広間がオープン過ぎる作りな気もしますが(^;
階段を上りきったところで、右手奥が大浴場、左側が露天風呂。
お互いの行き来は館内を移動する必要があります。露天風呂は一旦サンダルに履き替えることから館外という認識になるかもしれませんネ。
コチラの温泉、名前から察する通り、分類的には「
放射能線」になるかと思うのですが、温泉分析表が見つけられなかったことと、HPには「
天然温泉にラドンを投入」とあるので詳細は分かりませんでした(´・ω・)スマソ
・・・ラドンを投入、ってどうにもイメージが湧かないのですが(^^;
とはいえ、中山平の天然温泉にハズレ無し!
いつも混み合っている鳴子温泉に対し、コチラは大人の隠れ家的な印象でのんびりと温泉に浸かることができます。
まるで化粧水に浸かっているような、と例えられるヌルヌルの
弱アルカリ性温泉、通称「ウナギ湯」を充分に堪能してきましたw
※pH値8.3の弱アルカリ性ですが、加水など一切してないので、体感的には強アルカリ性(pH10.0)と同等のヌルヌル具合に感じました。
※肌の上をお湯が流れ落ちる様子を例えるなら、普通のお湯が撥水なら、コチラは超親水。全身がテラテラ光ってなんかエロい(笑)。
ご注意) らどん大浴場からラドン浴場に向かおうと、浴場内のドアを開けようとしたのですがカギが掛かっていて開けることができません。後から確認するとそのドアは女湯へ行き来するためのドアでした。無理して開けなくてよかった(^^; 特に注意書きなど何も無いので、利用される方はご注意を!
一息ついたら運転再開。
慣らし運転開始から150km.
再び鳴子を通過する頃には、変速時のギクシャク感は感じられないほどになってました。
昨日の夜に車を引き取って走り始めた頃からすると、かなり良い感じに仕上がってきたと思います。
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その後市内まで戻り、あちこちウロついた結果、
慣らし運転開始から250km.
ギアの入りが渋いこと、クラッチの
ミートポイントが奥まったまま、の2点以外は良い感じで仕上がってきてます。
やはり
部品交換後の慣らし(アタリ付け)って大事なんだな~、って感じた今日この頃。
あとは連休明けの作業でO/Hが無事完了すれば安心して走れるようになるでしょう。