どもども、久しぶりなブログ投稿はやはりトラブルモノですョ、コギスケです。
春ですネ~(*^_^*)
天気の良い日にのほほんドライブ、最高です。
が。
それまで調子の良かった車体から、急に 聞き慣れない音 が出始めたら気になりますよね。
それで車屋さんに飛び込んで診てもらっても その音が再発しなくて確認できなかった というのもよくある話。
で、今回は・・・
ブレーキ踏んで停車する直前に
「ギコギコ、ギュコガゴッッ!!」
という大きな音が軽い振動とともに発生してます(でもしないこともあります)。
車屋さんで燃料フィルターとエンジンオイル交換のついでに(軽い気持ちで)調査を依頼したのですが、やはり 音が出なくて確認出来なかった 、とのこと。
社長「(´ε`;)ウーン…それではコギスケさんが 異音が出るまでその辺をグルグル走り廻って下さい な。で、音が出たらすぐ戻ってきて下さい。その場で確認しましょう!」
という流れになりました。
グルグルって・・・。
週末(世間で言うところの三連休)で渋滞気味の国道で、我慢のドライブすること10分。
ようやく音が出始めたのですぐにお店に戻ります。
と、店内で待機(?)していた社長、いきなりダッシュで駆けてきて、階段も飛び降り、もの凄い勢いで助手席に飛び込んできました(゚д゚)!
社長「私が横で音を聞いて判断します。すぐ行きましょう!」
コギ「はっ、はい~ぃっ(プロって凄ぇな)。」
狭い住宅街の中をストップアンドゴーを繰り返して走っていると、あの嫌な異音が出てきました。
コギ「あー、コレです。これが出たり出なかったり、音も大小さまざまです。」
社長「んー、なるほど。コレかぁ、この音は・・・いや、コレは初めて聞く音だなぁ、これまでに前例が無いですョ、コレは。」
コギ「コレって、新種ですか!(笑)」
ここから社長に運転を変わってもらい、直接確認してもらうことに。
しばし住宅街でのストップアンドゴーを繰り返してから
社長「もう少し別のケースも試してみましょう。」
と大通りに出ます。
と、社長アクセル踏む踏む!φ(゚Д゚ )フムフム…
音を確認する為に窓全開にしていたので、車内に入り込む風圧の凄いこと!
涙が溢れて止まりません(いろんな意味で)。
でも社長の仕事の合間の息抜きになっているようなので、まぁいいか(いいのか?)。
ある程度の走行パターンを繰り返して音のバリエーションを確認すると、再度住宅街をすり抜けてお店に戻ります。
すぐさま作業場に車を入れ、その場で整備担当者を交えて 緊急ミーティング が始まりました。
社長「これまでS15でブレーキ踏んだ時に、ガコガコとかギュコギュコとか独特な異音がするケースって誰か知ってる? ・・・(中略)・・・ギュモッ、とかギュッコ、ギュッコ、とか、グモモ・・とか、グッゴッ、とか、ギワワ、とかギュューゴッみたいな・・・(以下略)」
あぁ、私の知らない言語でのやり取り が次々と行われています。
素人が音がするので調べて欲しいと言っても、音の種類や出所はそれこそ無数に考えられます。プロは出来るだけ詳細で繊細な音を言葉で表現して原因追究に努めるんですね。本当に奥の深い世界だ。。。
再度車をリフトアップしてもらい、怪しい箇所を確認してもらいます。
・・・30分後・・・
社長「一通り診たところ、現状異音の直接原因となる場所は特定出来ませんでした。複数の音の複合とも考えられるので、様子を見ながら一つずつ潰してイクしかありませんねぇ。」
コギ「あ゛ぁ、デバッグ作業ッスか・・・。」
というワケで、現状考えられる異音の要素(あくまで予想範囲内)
・ブレーキ踏んだ時の「カコッ」は、パッドが減って隙間が出来て動いた時の音、鳴き止めシムを入れれば消える。
・ブレーキローターの摩耗や微妙な歪みが振動・共鳴音となっている?
・リアブレーキの引き摺りは無い様子。但し前回キャリパーO/Hから4年。ピストンが錆始めて動きが渋くなってる可能性はあり。
・走行中にたまに聞こえる「キーキー、キュコキュコ」といった金属音は足回りのピロが摩耗して出てるっぽい。浸透性潤滑剤を吹いて音が消えるか様子見。
・デフマウントをゴムブッシュからアルミのリジッドに替えたので、振動を逃がす事が出来ずに音が出ているのかも?
・上記と同じ理由でアーム類も逃げが無く音が出ることが考えられる。競技用車両なども結構音が出るもの、らしい(同じ音ではないようだが)。
・リアのハブベアリングからの異音も可能性あり。ん~、以前コチラで交換してもらった記憶が・・・('2016.09月のブログより)
(´ヘ`;)ウーム…音といってもいろんな要因が考えられますね。
とりあえず、今すぐダメになるような深刻な音の類ではない様子にε-(´∀`*)ホッ
この辺りの判断がつかないのがシロートの悲しい所だけに、プロの目で診てもらうというのは大いに安心安全材料になります。
そのあと、社長から日産のマルチリンクサスの構造や特徴について詳細な説明があり、考えられる異音発生原因の可能性の話をしてもらったのですが、これがなかなかに難しい。正直概要レベルしか把握出来なかったかと・・・。
社長「ね? 足回り一つとっても実に奥深い世界なんですョ。」
の一言に納得した次第。
支払い時に今回の調査・点検費用が含まれていないことに気付きます。
コギ「社長、今回の点検代っていくらになります?」
社長「ウチのお客さんからは点検代は取ってないんですョ。分解清掃などの作業が発生したら貰いますけどね。」
いやいや、これだけのスタッフさん達に手間と時間を掛けさせ、持てる知識までフル活動させたというのにお金にならないってのも申し訳ない話です。
ありがたや~。
一人で悶々と悩んでも仕方無かったし、プロに診てもらったことにより安心感が得られたことや問題点が共有出来たのが良かったです。
というワケで、しばらく異音の原因特定はかかると思いますが、ソチラは整備手帳に(解決するまで)続いていきます。
↑ 音の出所を突き止めるのは発生状況が再現出来ないと本当に難しいですねぇ (画像は以前のもの)