先週つらつらと整備手帳に上げてたようにバニラちゃんことTCR SLR2のワイヤー関連オーバーホールしたりしてました。
納車時からリアの引きのゴリ感が気になってたのと2年経ってフロントのアウターがちぎれかけてたのとで一念発起した感じです。
で、どうせならシフトワイヤーもやってしまおう!と。
まあ、全部交換しないとバーテープも巻けないので(^^;;
さて、交換作業の詳細は各種整備手帳を参照して貰うとして、フレーム内蔵の場合のポイントなど備忘録的にまとめておきます。
・もっとも重要なのは「古いワイヤーを抜かない」こと
今回、シフトワイヤーを抜いてしまって自分一人ではどうしようもなくなってしまいました。
お陰でワークスタンドに架けてからダウンチューブを見やすい角度に傾け古いワイヤーを通して小さい穴から四苦八苦してピンセットで取り出すハメになりました。
誤って抜いてしまっても面倒なだけでなんとかなるということがわかりましたけど、一人でやらかしたときはホントに泣きそうでした。
直前までデュラワイヤーに変えたリアブレーキの引きの軽さにテンションアゲアゲだっただけに落差が激しくて気が遠くなりかけました(笑)
古いワイヤーを通したら抜け落ちないようにテープでフレームにくっつけておいて、新ワイヤーを古いワイヤーに繋ぎます。
くっつける端同士は脱脂しないとテープが剥がれる可能性が高いので念入りに。
後は、新ワイヤーを押しながら同時に古いワイヤーを引っ張ってフレームに通しました。
チェーンステーはライナーが残ってるのでそこに新ワイヤーを通せば終わり……かと思いきや、単純に通すだけだと水抜き穴から出てきてしまって失敗しました。
なので、一旦ライナーともにワイヤーを抜き、チェーンステーのエンド側の正しい出口から古いワイヤーを挿入します。
BB側の小さい穴にワイヤーの端が見えたら、頑張ってピンセットでサルベージします。
BB側からエンド側まで正しいルートを古いワイヤーが通った状態になったらライナーをかぶせて正しい出口まで通します。
この時、入り口からも出口からもライナーが出てる状態にならないと新ワイヤーを正しく通せないので注意です。(今回は元のライナーの長さが十分だったので問題なく出来ました。)
次にライナーが残るように古いワイヤーを抜き、新ワイヤーをライナーに通します。
あとはライナーがチェーンステー内に収まるように入口側に少し引っ張って完了です。
ライナーをエンド側に出したままだとリアメカから伸びるアウターワイヤーがフレームに固定できなくなるので忘れずに引っ込めましょう。
本来なら、
1.古いワイヤーにライナーをかぶせて出口まで引く
2.古いワイヤーを抜いてから新ワイヤーを通す
3.ライナーを引っこ抜く
とするのが正しい手順だそうです。
ちなみに、ライナーを残すと今後の次回の交換が楽になるけど変速が重くなる諸刃の剣です。
今回は元から入っていたチェーンステーとフロントディレイラー用のBB周辺のライナーを残しましたがアウターをJAGWIREのステンレス?からシマノのオプティスリックに変えたおかげで交換前よりスムーズになりました。
特にフロントアウターへの変速は滑らかそのものです。
・リアブレーキワイヤーは古いワイヤを抜いても大丈夫だった
トップチューブを通るブレーキワイヤーは一度古いワイヤーにつなげたものの中で抜けてしまいました。
しかし、普通に出口からピンセットでサルベージできたのでここは最初から抜いても苦労はないと思います。
尚、アウターワイヤーの出入り口は千枚通しで穴を綺麗にしてヤスリでバリ取りもしてます。
卓上グラインダーがあればもっとゴキゲンなんですが( ̄▽ ̄)
ちなみに、メリダ等一部のメーカーはフレーム内蔵といっても「アウターごと内蔵」らしいのでこんなに苦労することは無さそうです。
次はカーボンホイールに履いている決戦タイヤの取り外しと純正タイヤの取付。
いずれもチューブレスレディです。
決戦タイヤとして使っていたVittoriaのCorsa Speed G+は走行における軽さ、グリップ、耐摩耗性は良いと思います。
しかし、リアがロックした時に路面状況次第で一発アウトになることがわかりました。
で、実際にトレッドが削れてカーカスが見えてしまったので元々付属していたGAVIA SLに交換しました。
取り外しは専用のタイヤレバーを使う以外は普通のクリンチャーと一緒です。
シーラントが入っているのでこぼさないように気をつけました。
外したらリムを水拭きしてシーラントをきれいに除去します。
NoTubesは3ヶ月たってもサラッとしてて手についてもベタつかず、嫌な匂いもなかったので掃除は楽でした。
GAVIAの取付は丁寧に行いました。
前回、決戦タイヤを取り付けた後になかなか空気漏れが収まらなかったことの原因に「リムとビードの汚れ」「石鹸水の未使用」があったかもしれないと考えたからです。
まずはビードを綺麗に水拭きします。
次に霧吹きに作った水溶液(中性洗剤:水を1:100くらいに割ったもの。目分量ですが)をリムとビードにまんべんなく吹きかけて装着、最後のバルブ付近は専用タイヤレバーを使いました。
あとは空気を入れるだけですが、このまま普通に空気を入れても入らなかったのでバルブ付近のビードを摘んで上げます。
すると普通に空気が入っていくようになったので、ビードが全周上がるまで120psiくらい入れます。
もう一度水溶液をかけて空気が漏れていないことを確認したので綺麗に拭いて完了です。
今回は2晩明けても空気圧の低下が殆どなかったのでとりあえずシーラントは無しで運用してます。
でも、過去に何度か画鋲とかホチキスの針が刺さってパンクしているので30ccくらいは入れておいてもいいかな?とも。
路上でチューブレスタイヤを外すのは大変だろうし。
最後はバーテープ巻き。
ジャイアントストアに行った記念に買っておいたCONTACT SLR LITEです。
力を入れて巻いてるときの手触りは嫌な感じですが巻き終わってからは滑らないので良好です。
クッション性は求めていないのでうすうすなのを選んでいます。
納車時は黒だったので気分を変えて赤にしたら異様に派手に見えますね~。
あ、アウターワイヤーも全て赤です。
こうなるとサドルに青が入っているのが気になります。