2021年10月03日
不正は許されざる行為であることは前提で書きます。
原因は、皆さんと同じ意見です。最近の45分車検とか日帰り車検とか、
とにかくスピード優先が元凶と思います。
結構昔から言われていた、整備士軽視による人財不足と、営業優先の車
検期間短縮による相乗効果の結果です。
トヨタの言い訳は整備士が足りないとか言ってますが、それなら増やす
努力をしてますか?なぜ増えないのか分析してますか?
Web広告でも表示されますが、表面上の甘い謳い文句だけで本気で整備士
を育てようとしているようには見えません。他社もきっと同じです。今回の件は
氷山の一角です。
私は理系、モノづくり出身なので思うことですが、日本は作り手を低く
扱いすぎです。いつの間にこうなったのか。
なぜ、売る立場の社員のほうが上なのか。なぜ営業が技術者・整備士に
対して偉そうな態度をとれるのか。
同じものを売っていて、全体の工程の中のどこにいるかの違いだけなのに。
工場でできたものは一律ですが、市場に出た車は全部違う環境で動いていて、
それをちゃんと一律の性能に保って市場に戻すのが整備士。それが維持
できているから、リピータが来て営業が次の車を売れるんです。
日本の車が壊れないと言われるのは、日本特有の法律である法定点検で
定期整備しているからなんです。
整備しなければ機械はすぐに壊れます。むしろディーラー整備でないと
整備できない箇所が増えています。
家電化して、機械に興味がない人が多く乗るようになり、自分で整備
しなくなっているので尚更です。
機械に疎くても、整備が45分で完了するはずがないということを理解
すべきです。時間をかけて整備すべきです。
それができない人は、車を運転、所持してはいけません。包丁の使い方
がわからない子供には包丁を触れせませんよね?
もっと、走る凶器を作っている、簡単に人を殺めることができる機械を
売っている、そしてそれを日頃操っている、という自覚を日本人は持つ
べきです。便利で自動で動いてくれる家電はありません。
Posted at 2021/10/03 13:17:31 | |
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