対策検討編にて、フリーの3D CADを用いて設計した油圧分岐ブロックが送られてきました。
この形状の場合、エンジンの振動で加振されて根元の部分で折れるという壊れ方が心配だなと感じたので、エンジン側の座面とできるだけ同じ直径の面を持つワッシャーも特注して作成し、加振された際に力を逃がせるようにしてみました。
さてさて、さっそくフィッティングの確認です。
とりあえず仮合わせですが装着してみると、特に問題なさそうです。
デスビキャップのスプリングもこのまま脱着できました。
自画自賛ですが、6角の部分があるのでソケットを使ってトルクレンチが使用できますし、側面の面積も十分、ねじ長さもできるだけ長くしてエンジン側のめねじをいたわれるなど、満足の仕様となっています。
自作の分岐に純正プレッシャースイッチとマルチファンクションインジゲーターの油温センサーを組みつけ、3連メーター油圧用のセンサーを元々プレッシャースイッチがあった穴に取り付けました。
油圧センサーは外径が大きいですが、無事干渉はありません。
3連メーターの油温は、ドレンプラグ置き換えタイプで設置しています。
以前も使っていて思ったのですが、いつもながらこのカプラーの向きが良い方向にならず配線が変な方向に出て困ってしまいます。ワッシャーを2枚かます作戦を使ったこともありますがそれはそれでオイル漏れが起こりやすくてあまりよくないので、どなたかいい方法をご存じないでしょうか??
これにて無事、2つのセンサーを設置し純正プレッシャースイッチも装着することができました。
使いながら確認してみると、今まで見ていたマルチファンクションインジゲーターの油温(オイルフィルター根本=オイルクーラー直下=エンジン入り口)と比較して、走行中なら10℃くらい3連メーターの油温(オイルパン油温=エンジン出口)が高く出ています。
しかしながら、渋滞にはまるとマルチファンクションインジゲーターの油温と3連メーターの油温はほぼ同じになります。
マルチファンクションインジゲーターの油温センサーは今回設置した油圧分岐の途中にあり、もともと設置されていたオイルフィルターとエンジンブロックの間のオイル通路と比べるとオイルの入れ替わりが悪くなるので油温が正しく測れない(低く出るor時間的に遅れて出る)のではないかと少し心配していました。
走行中は10℃差で渋滞中は同じということは、おそらくオイルクーラーの冷却効果が見えてるのであり、マルチファンクションインジゲーターの油温センサーのオイルの入れ替わりが悪いことで低く見えている部分はそれほど大きくないのだろうなと思いました。
オイルパン油温が90℃位になってくると、アイドリング時に1kg/cm2ぐらいまで油圧が低下します。
このGTIになってからは油圧が測れていなかったので何とも言えないですが、以前乗っていたCI改時代は高油温(当時は120℃近くになっていた(汗))時はメーター上は油圧がほとんどゼロになってしまっていたので(本当に危険なレベルならブザーが鳴るはずなのでそこまでではなかったと思われる)、特段低いわけではないのかな?という風に思っています。
これにて20年近くの懸案が1つ解決しました。これ以外にも懸案がいろいろありますが、手が回らずで参ったなと思っています。まあ、直接走行に大きな影響がない部分は後回しになってしまっているんですよね…。久々に油圧が見えるようになると、信号待ちなどでもちょいちょいチェックできてしまい、なんだか楽しいです(笑。
Posted at 2020/07/12 17:27:19 | |
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