先日、6年9万キロにてフィットハイブリッドの補機バッテリーが劣化により車両起動不能となりました。
個人的に、フィットなどの12Vバッテリーでセルモーターを回さない車種でバッテリーが劣化して電圧が徐々に下がっていったときに最期はどうなるのか、大変興味を持っていました。
既存の車種では、12Vバッテリー電圧が低下していくと、セルモーターが回せなくなってエンジンが始動できなくなって最期を迎えます。しかしながら、そもそもセルモーターを回す必要がない場合、次に電圧降下に弱いところはどこなのだろうと考えていました。
ということで、実際どうなったのか?は次の動画をご覧ください。
はい、結果としてはABS系のフェールが立ちました。そして
バッテリーが上がっているというメッセージは特に出ないということが分かりました。ちなみにこの状態であっても、何度か始動を試みると正常に起動できた時もありました。
大量の電力を必要とするものに異常が出るだろうなと予想していて、パワーステアリング系かABS系かな?と思っていましたが、ABS系統でフェールが出ました。
車両起動時にABSモーターを回して正常かどうか確認するのでしょうが、その際に電圧降下できちんと回せず(もしくは電圧降下を検知し)、エラーが出たようです。ちなみに診断機で確認するとABSコントロールユニット電圧降下というエラーが出ていたそうです。
実は、なんとなくバッテリーの寿命が近いなという気はしていたので交換用のバッテリーを手配していました。ゴルフもロードスターもバッテリーを外しても時計とラジオが飛ぶぐらいなので今までバックアップ電源を使用したことがなかったのですが、フィットはメモリーが飛ぶとややこしそうなのでいつも愛用しているCTEKの充電器のサプライモードを利用してバッテリーを交換しました。
交換の様子は
こちらでご覧ください。
外したバッテリーはバッテリー単体で10.7Vしかなく、普通のセルモーターの車両だったら全くかからないレベル。やはり12Vバッテリーでセルモーターを回さない分、バッテリー劣化に対しては強いのだなと思いました。
交換による効果は体感できないだろうなと思っていましたが、パワーウィンドウの速度やワイパーの若干の速度の違いなどで多少差が分かりました。
しかしながら、
ロードスターで8年、
ゴルフ1で10年持ったことを考えるとほぼ毎日乗っていて6年というのはいささか短いようにも思います。余裕を見て安全めにしていた昔と違ってメーカーも限界が読めるようになってきて、これぐらいの容量があれば3年は持たせられる、と見切った結果なんでしょうかね。バッテリーは重いし高いでしょうから、余分な容量は積みたくないのかもしれません。カオスは長持ち1.35倍らしいので、次は8年持つといいな。
Posted at 2020/08/12 21:45:23 | |
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