“２４４”のブログ一覧

　先ほど、私専用の書斎 （またの名を、２階トイレ） に籠る際、本棚から無作為に取り出したのが、写真の Ｃａｌ magazine vol.26 （１９９３年１０月号） その中の２３ページ、We're Cal Looker というタイトルのコラム。これをいつか紹介したいと思い続けていました。


　寄稿しているのは雑誌などでも活躍しているイラストレーターの 中沢ヨシオ画伯 で、当時このコラムを読んで、とても納得したことを覚えています。












　小さくて読みにくいかと思いますので、更に拡大したものを。

　このコラムを読んでから、こちらから無暗に値切るということはしなくなりました。ただし、相手（＝業者）から先に値引きを提示された時には、謹んでお受けしますけど（苦笑）





　ずいぶん昔の話になりますが、今乗っている インテグラ を購入する際、下取り無しでかなり無理をして購入したため、少しでも節約しようと車庫証明は自分で取得することにしました。



　警察署に出向いて申請書類をもらい、実際にメジャーを当てて駐車スペースを測定し、図面も含めて必要事項をすべて記載し、間違いや記入漏れが無いことを確認。必要額分の収入証紙を購入し、貼付けたうえで警察署に提出。後日、出来上がった車庫証明を警察署に受け取りに行き、自宅から１００ｋｍ離れたディーラーさんに郵送．．．．．．。
　


　警察署の車庫証明窓口は平日の日中だけの業務となるため、そのためには有給休暇の取得も必要になります。自分の場合、取引先と警察署がすぐ近くだったため、納品のついでにちょっと立ち寄って済ませましたけど（←時効です）


　これをディーラーさんにお願いするとなると、大抵の場合はお客様の居住地を営業エリアとする代行業者に委託することになると思われます。代行業者では現地確認のための交通費やら代書料やら申請代行料などのコストが発生し、さらに利益分も上乗せされる訳です。


　実際に自分で動くと、ディーラーさんが設定している車庫証明手数料の意味が、ものすごく良く理解出来ます。同様に、登録代行手数料や納車費用なども、納得の料金設定であることが分かります。






　自分で自分のクルマをイジって工賃を節約されている方も多いと思います。自分の場合、若い頃にやったのと同じ作業でも、仮に自分のスキルが上がっていたとしても、プロの作業クオリティとの差は圧倒的な訳でして、プロが如何に凄いかを身に沁みて実感することもしばしば。時間や手間やクオリティを天秤に掛ければ、工賃って決して高いものでは無いと考えるようになりましたし、さらに “ 安心 ” まで手に入るのです。


　言うまでもありませんが、工賃として請求するに相応しい技術を身に付けるため、プロはそれ相応の投資をしている訳です。工具などの設備投資だったり、講義やセミナーへの参加であったり、技術を磨くための時間だったりと形態は様々だと思いますが、紛れもない先行投資。


　自分のスキルで対応出来なくてプロに依頼することは、プロの技術という商品 を購入することに他ならないのです。



　そのことを理解して、正しい道楽生活 （＝ホビーライフ） を楽しみたいものです。