少し遅めにお盆休みに突入。さて、どうする?とプランを練り始めた矢先、腹部に感じる違和感、痛み。
20代の頃、大腸炎で感じた痛みと似ているので、嫌な予感がしたけど、まさかな…と様子見。
午後、発熱。…ヤバい、これは普通じゃない。痛みなのか、発熱なのか、焦りなのか、嫌な汗が吹き出す。
何がヤバいってこのコロナのご時世、お腹痛いっすー。熱あるっすー。と病院の門を叩くことが出来ない。
まさかコロナ?併発?色々思考が巡る。
自身の回復力を信じて、その日はお粥だけ食べて就寝…するつもりだった。
案の定、強烈になってくる腹痛と38度を余裕で越す発熱。ダメだ、朝まで待って病院探しするほど余裕なし。
念のため、別室で寝ている奥さんにLINE。救急車求む、と(笑)
救急車はすぐに到着したが、やはり発熱状態なので、どこも搬送受け入れ拒否。しかし、幸い受け入れ可能な病院が見つかり搬送開始。都内だったり場所が悪ければ本当に数時間放置は有り得る話だ。怖い怖い。だが、コロナ検査で陽性だった場合は、返されてしまう。多分コロナじゃない、と思っていて、実際陰性だった。
検査結果は大腸憩室炎。予想通りだったけど、原因は予想外だった。
健康診断で飲んだバリウムが憩室に残り、炎症を起こしたらしい。バリウム、マジふざけんな。
白血球数値が非常に高く、感染症と絶賛戦闘中らしい。
痛いが激しいので痛み止めを打って撃沈。ちーん。
その後、数日間の絶食&点滴治療中、事件発生。感染症を起こした腸が破れた。
シンプルに地獄の激痛に絶え間なく襲われる。慌ただしくなる医師や、看護師たち。そのうち奥さんもきた。医師の説明が始まる。
腸の中身が腹の中にぶち撒けられてる状態で、感染症が広がり敗血症一歩手前。要するにこのままじゃ死にますと。
そりゃ、腸が破れて放っておいたら死ぬがな!と突っ込む元気もなく、誓約書を代筆してもらい、手術に臨むのだった。
術後、2.3日は激痛で一睡も出来ず、唯一痛み止めの早送りを1時間に一回行う瞬間がやすらぎだった。
緊急手術なので、背中に打つ痛そうでヤバめの麻酔を使えなかったことも、痛みの原因らしい。
とりあえず命があることに感謝。
まだ入院中だけど、当時の苦痛はもうない。
1日でも早く外の空気が吸いたい。会話したい、食事したい、ドライブしたい、運動したい。
当たり前のことが、当たり前に出来ること。それがどんなに幸せなことか。改めて考えさせられる期間だと思う。
人口肛門という置き土産は残ったが、永久ではないとのこと。
命あるだけラッキーだ。もう一踏ん張り頑張ろう。
Posted at 2021/08/26 15:51:45 | |
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