NEJM これがその論文です。この論文はこの雑誌を購読していなくてもすべての人が読めるようになっています。アクセスはこちらです。 |
最初のパンドラの箱解放 「もう一つの」というのは過去にパンドラの箱が開いたことがあるからです。それは1918年、5000万人、現在の78億人の世界人口に換算すると2億人の死者を出したパンデミックでした。今回の新型コロナウィルスも公衆衛生学的努力が奏功しなければ、世界が致命的な地球規模のパンデミックの始まりを目撃するだろうと危惧されています。 |
パンデミック パンデミックpandemicという語はギリシャ語の πᾶν (パン、全ての) + δῆμος (デモス, 人々)に起源をもち、「全世界のすべての人々が感染の危機にさらされる流行」という意味です。2月29日の時点での日本経済新聞の新型コロナ感染世界マップでは、日本と中国を含み58か国に及んでいますが、まだまだパンデミックには至っていないことがわかります。 |
パンドーラ 一方、パンドラ(パンドーラ)とは Πανδώρα(パンドーラ), πᾶν (パン、全ての)+ δῶρον(ドロン、贈り物をされた者)という意味です。プロメテウスにより「火」を贈られた人間どもをこらしめるためにゼウスがヘパイストスに粘土から作らせ、アフロディテが美しさを、ヘルメスがずるがしこさと大胆さを、アテナが美しい着物を与えるというふうに贈り物をうけた、地上最初の女でした。 |
ダエダルスの翼 火を得た人間どもは、やがてジェットエンジンを作りだし、世界旅行を可能としました。「人間に許されぬ翼をもって広大な空に挑んだ」のです。こうして1918年にはありえなかった迅速かつ広範囲同時多発的な流行がパンデミックに発展するもう一つの「邪悪の拡散」の準備ができたのです。 |
エピメテウス パンドラは「後から考える者」という意味の名前を持つ少しノータリンのエピメテウスと結婚します。ダイヤモンドプリンセスのようにすべて後手後手に回ってしまうことをエピメテウスしちゃうといいます。パンドラに「開けないと死んじゃうから」と女の殺し文句でせがまれて箱(瓶)を開けるのがこの人なのです。 |
パンドラの箱 パンドラの箱とは原典では黄金の瓶なのですが、いつのまにか箱になりました(笑)。ゼウスは人間をこらしめるためこの箱に病気、ぬすみ、ねたみ、憎しみ、悪だくみなど、人間を苦しめるありとあらゆる悪を封じ込めたのです。脳タリンのエピメテウスの賢い兄プロメテウスは決して開けてはいけないといってあったのですが。 |
ステルス性 新型コロナウィルス感染症Covid-19の恐ろしさはそのステルス性にあると論文は強調します。潜伏期が長く、無症候または軽症の症状のうちに接触や飛沫を介して他に感染させ、ひっそりと多くの人々の中に広がっていき、0.5%~1.0%程度の致死率であるため、普段はほとんど目立たないというステルス性です。 |
Enemy is us. こうしたステルス性は、人口の密集、集団生活の密室化、衛生環境の悪化、感染者の高速移動、多様な人々の接触といった現代の世界に特有の変化をうまく利用するのです。漫画家ウォルト・ケリーが「敵はそこにいる。それは私たちだ」といったように。邪悪の拡散の原因そのものが私たちなのです。 |
進化 原人→ヒトをはじめとする動物の遺伝子DNAは1%進化するのに800万年かかるといわれています。しかし、動物に感染するコロナウィルスなどのRNAウィルスの遺伝子RNAは数日で1%の進化を遂げるそうです。現在流行中の新型コロナウィルスも、軽症・無症状で潜伏して広がりそれがヒトに適応進化してより致命的なウィルスになるおそれもあります。 |
エルピス 論文には書かれていませんが、このような状況は絶望ではありません。上記のようなステルス潜行を許す我々の敵、われわれ自身の「現代性」を減ずる措置を徹底的に行えばいいのです。それは絶望の監獄の中のエピルス「希望」であります。 |
プロメテウス プロメテウスの意味は「先んじて考える者」です。場当たり的な対応ではなく、根本的な策を手遅れになる前に打つべきです。中国はすべての武漢市民の長期にわたる外出禁止令を出して、「そこまでやるか?」と外国の嘲笑を買いましたが、現在感染爆発はそれにより抑えられ、絶大な効果を示しています。感染も死亡も見事に頭打ちになっています。 |
ミニ武漢北海道 北海道ではせめてこの2月29日と3月1日の2日間だけでも外出を自粛してと知事がお願いしましたが、札幌などの流行地のスーパーマーケットはトイレットペーパーを買いあさる人々で混雑しています。長期休校にも異を唱える人たちもいます。武漢化してからは遅いのに、まさに敵はわれわれそのものです。このままでは3月末までに800名が感染し、死亡者は40名に及ぶと予想されます。 |
エビデンス これは米国の権威ある科学誌PNASに2007年に出版された1918年のスペイン風邪についての公衆衛生学的な考証論文です。これに今回首相が突然、学校の閉鎖と集会の自粛を要請した理由となるエビデンスが書かれています。「周知期間」のため躊躇していては間に合わなくなるという過去の貴重な経験です。実際の論文はこちら。 |
14日間の差 実線のフィラデルフィアでは最初の死亡者が出た9月17日以後も10月3日までほぼ無策であり、多数の死者を出しました。しかし、点線のセントルイスでは最初の死者が出た10月5日の2日後に一早く学校を閉鎖、集会禁止などの措置をとり、死亡率を図のように効果的におさえることができたのです。14日間の差が大きな違いを生んだのです。首相はこの図を国民に見せればよかったのです。 |
対雪戦闘技術26地雷原掃討 プラス気温にて溶けてべちゃべちゃになった雪はタイヤを深く沈ませ、地雷原のように車をスタックさせます。いわば地雷原です。こうした溶けた雪を削り地雷原を不活化せねばなりません。そのためにはできる限りプラウ(排雪板)を低く保ち、深く雪を削ります。その戦闘技法を供覧します。 |
対雪戦闘技術27プラウ逆ウィリー 非人道的重火器ボウの近傍に堆積した敵雪兵を効率的に削る戦闘技法を紹介します。プラウ逆ウィリーです。重戦車ユキオスの前進する慣性力を利用し、ユキオスの後部を持ち上げ、プラウを氷雪に食い込ませて削る方法です。 |
本日の戦闘 Zu bis Boden 本日も湿雪攻撃があり、戦闘を行いました。湿雪を排除すると、道路のアスファルトが残った氷から透けて見えます。Zu bis Boden (底まで削れ)です。春も近くなりました。 |
COVID-19 in Hokkaido これは北海道における新型コロナウィルス感染者の現況(実線)と原人作成の増加予想曲線(点線)である。3月下旬には北海道内の感染者は数千名に達し、原人も相当忙しくなると思われる。今のうちに昆虫標本を整理しておかねばならぬ。 |
蝶蛾展翅OP道具 これは原人の展翅オペ道具である。微妙なカーブをつけてシャープペンシルに装着した昆虫針、本物のオペ用細小ピンセット、ルーツェである。原人は失敗しませんので(笑)。 |
1.なんか注射 本日はウスタビガとクロウスタビガの展翅です。これらはポリ・チャック袋に入れて冷凍してあったもので完全に乾燥していない。しかし、少し硬いので、水を張ったスノコ付タッパウエアに入れて解凍・湿潤した後、軟化液(タンパク分解酵素)を注射して数時間湿潤器内で放置し、胸部を軟化させ、翅が自由に動くようにします。 |
2.展翅よーし 軟化が終わったらいよいよ展翅です。必要なのは展翅板、展翅テープ、それに各種OP道具です。展翅の前に翅を柔軟体操し、展翅が容易になるようにします。昆虫針を刺して、展翅板にセットし、翅を慎重に広げて図鑑のような位置にします。最後に二重にした細いテープで触覚をはさみ、形をととのえます。愉しい作業です。 |
3.ラベルつけお仕舞 展翅が終わったら、最後はラベルを作って、標本の横につけていきます。ラベルは標本の素性ですので大事です。次に展翅の状態を確かめ、悦に入って、眺めます。最後に展翅板格納箱に入れて数週間じっと乾燥を待ちます。その頃には新型コロナウィルスで大変なことになっていなければいいのですが。。。 |
生存権 しかし、原人はこう思います。乗客にも、クルーにも人権があるのです。どんどん感染が拡大する中、船上の人たちをこれ以上留め置くことは、人道上も憲法上もできないことです。かわいそうすぎます。米国はじめ各国が救援機を派遣するのもこれ以上看過できないと考えたからでしょう。 |
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