長野では今、雨が降っております。夏の終わりの雨は、心なしか冷たく感じます。
雨の中の帰路にて、先日レビューした、シュアラスター「クイックワックス」と、普段使っているWAKO'S「バリアスコート」との差が、見えて参りました。
そもそもワックス(液体ですが)とガラス系コーティング剤という、性質の違うものを比較すること自体変なことかも知れませんが、皆様の参考程度になれば幸いと思います。
個人的主観に基づく意見となりますが、ご容赦下さい。
まず、施工の手軽さについて。
こちらについては然程差は感じませんでした。
洗車したボディの水を拭き取り、その後ワックス・コーティング剤を吹き掛け(又はクロスに染み込ませて)、仕上げる。この点については双方共に手軽です。
ただ、クイックワックスは樹脂やメッキに使用しても目に見えた効果が見出だせず、かつボディに直接吹き掛けるタイプという性質上、細かい部分の施工が出来ませんでした。
その為、クイックワックスの実力を出し切る為には、部分ごとに異なるコーティング剤が必要になってきます。
よって、クイックワックス<バリアスコートと致します。
次は、製品そのものの臭い。
これについてはクイックワックスが圧勝です。
というのも、バリアスコートはシンナー系の臭いが強く、バリアスコートの施工で用いたクロスを車内に放置すると酷い目に遭います。
慣れれば(慣れてはいけない気もしますが)然程気にはなりませんが、ここはクイックワックス>バリアスコートです。
次に、仕上がりのボディについて。
まずはクイックワックス。
対するバリアスコート。
双方ともに艶は出ていますが、「質感」の違いが出ております。
クイックワックスは、ワックスの名の通り「ヌメッと」した質感が出る為、高級感が出ます。それを苦労せずにここまでの艶を出せるのは、流石としか言いようがありません。
バリアスコートは、下品な質感を出さずに自然な仕上がりとなる堅実派、といった印象です。高級感のある艶とまではいきませんが、十分に愛車を引き立ててくれます。
ここは求める質感によって個人差が出てくる為、一概には言えませんが、単純に艶と質感の良さとして比較すると、クイックワックス>バリアスコートと判断しました。
次に撥水効果ですが、ここは大きな差が出ました。
本日降雨中の愛車で見た所、クイックワックスはパット見「あれ、あまり雨を弾いていない?」というのが第一印象でした。雨水が溜まって大きな水滴となっても滑り落ちませんでした。
その点、バリアスコートは駐車中の雨でも容赦なく雨を弾き、少しでも大きな水滴となれば滑るように流れていきました。
走行中も違いが確認でき、クイックワックスが60キロを超えた辺りから水が流れ落ちていく一方で、バリアスコートは50キロ前半辺りから雨水が滑り落ちていきました。
60キロを超ええれば、双方に大きな差は感じられませんでした。
ここではクイックワックス<バリアスコートでした。
次に、持ちの良さ。
これは検証日数が少ない為何とも言えませんが、バリアスコートの実績のみ申し上げます。
バリアスコートは一度施工すれば、二、三回は洗車機に突っ込んでも、再施工することなく効果を維持しました。六ヶ月持続の謳い文句は伊達ではありませんでした。
対して、クイックワックスは実際の経験が浅い為何とも言い難いところではありますが、メーカーHPによると、一ヶ月に一度を推奨しておりました。
経験則では無い為難しいところではありますが、ここはクイックワックス<バリアスコートとなると想定しています。
最後に、総評。
当然と言われれば当然ではありますが、ワックスとコーティング剤なので、得意分野と苦手とする分野が明確になりました。
どちらが優れているというような比較ではなく、双方共に使用する方のニーズに十分応えられるものであると確信しました。
コーティング剤でこれだけの差が出るということを目の当たりにし、勉強になりました。
強いて申し上げるとするならば、クイックワックスは艶や質感に高級さを求めたい方。
バリアスコートは総合的なコーティング能力を求めたい方に、それぞれお勧めできるかと判断致しました。
以上、主観的かつ抽象的な比較となりましたが、クイックワックスとバリアスコートの差について纏めさせて頂きました。
Posted at 2017/09/27 21:05:51 | |
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