2021年08月28日
妻の術後の経過は植皮も良好に進み、8月28日に退院することができました。
腕のリハビリが必要であり、自宅からの通院には片道1時間半程かかること、コロナ禍により外来の時間が制限されていること、再度入院となってしまった場合にすぐに入れなくなる恐れもあることから、継続して入院することを提案して頂きましたが、妻の強い希望で退院することにしました。
退院の直前に病理検査の結果が出で、がん細胞は全て取れたと報告があり、一安心しました。
まだ車での移動も辛いようですが、日々回復はしているので、リハビリを続けて生活に慣れていくしかありません。腕はまだ動かせませんが、肘下は問題なく動かせるので、毎日できることをやっていきます。
治療は続きますし、ある程度回復したところで、全身の検査も必要です。娘の手術もまだなので、病院通いの終わりもまだまだ見えませんが、やっと前進できたように思います。
Posted at 2021/08/30 23:23:20 | |
トラックバック(0)
2021年08月14日
相変わらず新型コロナウィルス感染症の拡大が続いておりますね。幸い私の身近で感染してしまった方はおりませんが、いつ感染してしまってもおかしくない状況でしょうか。
さて、お盆休みに入りましたが、毎日雨続きですね。今の私の気持ちを表しているようです。猛暑だった先週に比べれば過ごしやすいのはうれしいのですが。家族の疾病が続いており、私自身も体調が優れない日が多くなってきて気持ちも下がってきています。今のどうしようもない気持ちを吐き出したいものの、発散することもできず、ふさぎ込んでしまいそうになるので、ここに書くことにしました。ただ悪いことを書いているのでスルーしてください。
今年の春ごろから、妻の腕にできたしこり、下の子が耳瘻孔の炎症で、それぞれ受診しておりました。二人とも摘出手術が必要で、妻は現在入院中で3回目の手術を終えましたが、下の子は未だに炎症が収まらず手術できていません。
妻のしこりは、初めは中核病院で血管奇形と診断され、摘出せずに治療できるとのことでした。しかし、最終的に大学病院にて何らかの腫瘍との診断を受け、摘出手術を6月17日に行いました。そして、その後の病理検査において「隆起性皮膚線維肉腫」(DFSP)と診断されました。がんの一種です。発症率が100万人に5人程度と非常にまれながんだそうです。まれながんであること、妻の病変の状況から判断が難しく摘出手術から診断が出るまで1カ月かかりました。
他の臓器に遠隔転移するのは5%ほどと非常にまれであり、すぐ命の危険がある訳ではないが、切除後も局所再発する傾向が強いため、腫瘍細胞が確認できなくなるまで周辺組織の切除が必要であると説明を受けました。即追加切除のため7月27日より再度入院することになりました。切除範囲が広く、深部は筋膜まで取り除くため、摘出後に皮膚の移植が必要になることから、病理検査にて切除した組織に腫瘍細胞が無いことを確認して、皮膚移植することになりました。退院までの見込みは早くて1カ月。子供達が夏休みに入ったばかりで、入院している間どこでどう過ごすか、入院までの猶予5日間で決めなければなりません。
そんな中、父が突然腹痛を訴え、診察に付き添ったのですが、腸閉塞の疑いで中核病院へ救急搬送され緊急手術となってしまいました。手術前の検査で腸閉塞しており痛みが出た時間から腸が壊死している可能性もあると伝えられましたが、幸い大事には至らず腹腔鏡手術ですみました。しかし、数日入院となってしまったため、その間父がやっている野菜の収穫と出荷を祖母と一緒にやることになりました。今まで手伝ってこなかったので何もわからずでしたが、なんとかやり切りました。けど、実家のことよりも妻の入院前に少し家族の時間を取りたかった。
妻の入院日をあっという間に迎え、7月28日に2回目の切除手術が行われました。前回と同じく全身麻酔での手術。2回目とはいえ妻と連絡取れるまでやはり気持ち落ち着きませんでした。コロナ禍により付き添いも面会もできませんので、経過は病院からの電話でしか知ることができません。2回目は切除範囲が大きくなることから、後遺症や障害が残る可能性が高まるのですが、予定通りに手術を終え、後遺症や障害はリハビリで克服できる範囲であろうとのことで一安心。後は病理検査の結果が良好で皮膚移植をできるのを待つばかりと思っていました。
しかし、検査結果から更に切除が必要と判断されました。今のご時世のため、手術室の確保が難しいとのことで、先に皮膚移植の日を抑えてもらっており、その日に追加切除をすることになる故に時間がありません。妻から連絡を受け、担当医からの追加手術説明のため、8月9日に病院へ行くことになりました。
私なりに調べたところでは、筋肉の切除は必須になることから、障害が残ります。果たして切り進めていくことが適切なのか、骨へ浸透している可能性はないのか。素人考えではありますが、不安が出てきました。その可能性があるならば、違う治療法を検討したいとの思いで、説明に臨みました。
担当医からはこれまでの手術の内容と検査結果の話があり、水平方向の腫瘍細胞は取り切れており、深い方向へ残っている可能性がある。しかし、触れている程度ではないかと見ており、筋肉を少し追加で切除するとのことでした。そのため障害認定を受けるほどの障害は残らないと思われるとのことでした。正直、腕の切断も検討に入ってくると思っていたので安心し、2日後の手術をお願いしました。2週間ぶりに妻に会いましたが、肌の調子が良いようで健康そうに見えるし元気でした。
ところが、手術前日の8月10日の夜、翌日の手術内容が変わったと突然妻から電話がありました。内容は院内で検討したところ、筋肉から骨まで浸潤している可能性も否定できないため、筋肉含めた周辺組織を骨が露出するまで切除し、同時に皮膚の移植を行う。骨の状態によっては腕の切断も必要になるというものでした。私は、次の手術でそこまで進めるならば、一度手術を見送り違う治療方法を考えないかと伝え、妻と話し合いましたが手術は提案通り進めることにしました。
手術当日、前の人の手術が終わり手術室が空き次第入るため、何時に始まるか分からなかったのですが、13時30分に手術室に移動することになったと13時28分にLINEがありました。急だな。そして今回の手術どれくらい時間がかかるのか聞かされていなかったので、夕方なっても連絡が無くただ待つしかありませんでした。
あまり遅くなったら病院からの連絡もないのかと思い始めた20時頃に、ようやく担当医より電話が入りました。計画以上に時間を要したが、予定通り皮膚移植まで終えたとのことでした。まずは無事に終わったことに感謝。でも、妻から連絡が入るまでは安心できません。そして、手術から2日経った8月13日にようやく妻からLINEがきました。「今も動けないし、吐き気と痛みがしんどい」と。そりゃそうだよね。それだけの手術だもん。そばにいてあげたいけど、できないこの状況。早く良くしてあげたい。
3回目の手術を終え、後は植皮の経過が良好に進み、病理検査の結果が良好であることを願います。これまで悪い方向へ結果が来てしまっているので、何とかこの流れ断ち切りたい。妻の治療はまだまだ続きますし、下の子の手術も控えているのに、自分自身気持ちが落ち着かなくて情けない限りです。
Posted at 2021/08/14 13:29:43 | |
トラックバック(0) | 日記