ホンダ発 電気自動車 解禁なる

ホンダから発売される電気自動車(EV)ホンダeの情報が解禁になりました。

　・発売日 2020年10月30日
　・価格は451万円～。
　・走行可能距離 300km弱。
注目されているスペックはこんなところですね。


これだけを単純に眺めると、先行している日産リーフよりも見劣りします。
多分、売れるか売れないかを予想すれば、売れないでしょう。

だって、ホンダが言っているシティコミューター的な短距離走行でEVを使いたい人が多く存在するのなら、リーフはもっと売れているはずです。
いくら充電池が劣化した初期型リーフでも、短距離街乗りなら十分役に立つはずですから。

後輪駆動で前輪の切れ角が大きく小回りが利く(回転半径4.3m、リーフ5.2m、Fit4.9m)とか、電子ミラーでサイドミラー部の突起が車両本体幅よりも内側になっているとか、街乗りで便利そうな性能ではあるのですが。


国内の販売計画数は、1,000台/年。
ホンダとしても多数を売るつもりはなく、売れたら売れたで困るかもしれないです。

メーカー側の理屈である、国内の多くの車は１日に20kmくらいしか走らない、だからEVの航続距離は短くても十分、遠出するときは公共交通機関とかレンタカーを活用、という考え方。
So!としては、賛同します。
このライフスタイルに当てはまる人は多いでしょう。

ただ、実際に車を買うとなると、年に何回かしかしないような小旅行の遠出とか、帰省で両親を載せる多人数乗車とか言い出して、目的の九割を満たしているはずの車を候補から外してしまうのが消費者です。

デメリットがあるのは仕方ないとして、それでも選んでもらえるようなメリットの提示が弱いと思います。
EVによって、これだけ生活が豊かになるということを、広告を使ったりしてアピールする必要があると思うのです。


それと、知り合いと話してなるほどと思ったこと。
「テスラが売れるのはEVだからではなく、IT機器のような未来感が体験できる車がテスラしかないからだ」

ホンダeにも、他の車には採用例が少ない機能が搭載されています。
その点を感性をくすぐるような広告で伝えられれば、売れずとも欲しいと思ってもらえるかもしれません。
そうなれば成功と言えるのではないでしょうか。

written by So!@BlackInsight