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@GT86iのブログ一覧

2018年10月23日 イイね!

2年に一回?

2年に一回?ドラテク修行のために買ったS2000が老朽化してお金が掛かるようになったので、それに代わる車として、86を買ってから早くも5年半経ちました。

86なら、タイヤ4本積めるし、ロールバー無しのオープンカーでは走らせてもらえないサーキットも走れるし、ボディー剛性も高いだろうと思い、買ったのですが、肝心のドラテク修行は、収入が右肩下がりのため、サーキット走行は消耗品に何かとお金が掛かるし、若し壊してしまったら、直して乗るような金銭的余裕もないので、サーキットでのドラテク修行ができない本末転倒な状況に。(笑)

86でサーキット走行したのは、2014年3月25日に当時サーキット会員になっていた幸田サーキットYRP桐山を一回走ったのと、2016年11月28日に鈴鹿サーキット南コースのSMSCエンジョイクラブ ・ジムカーナクラスに参加して走った、計二回のみで2年に一回のペース。(笑)
三菱アイを買ってからは、普段86に乗る機会も減り、86は氷上走行専用車両となりそうな状況になってしまいました。

そんな中、前回のサーキット走行に誘っていただいた某獣医師さんから「参加できるかどうかわからないけど、これに参加しようかと・・・」と言うお誘いのようなメッセージをもらったので、ワタクシも参加申し込みしてみました。
そしたら先着順だったみたいで、運よく二人そろって参加できることになりました。

それが、鈴鹿サーキット南コースで開催される『TOYOTA GAZOO Racing Driving experience PROGROM 3』と言う、サーキットでプロのレーシングドライバーから指導を受けられるイベントです。
S2000に乗っていた頃は、『S2000 Driving Forum』と言う、同様なイベントに毎年参加していましたが、S2000を手放してしまってからこの様なイベントは久しぶりです。


講師陣
今回のインストラクターは、
  • 関谷正徳 監督
  • 影山正彦 選手
  • 井口卓人 選手
  • 脇田一輝 選手
  • 水谷竜也 選手




参加車両
今回の参加台数は30台。
その内の半分がトヨタ車で、またその中の10台が86。後期型86の比率も思ったより高く、半々位と言った感じでしょうか?
次に多かったのはポルシェで5台。そして、スバルとホンダが各3台。あとは、日産,マツダ,BMW,ミニが1台づつと言う割合でした。

それを車種やチューニング度合い,サーキット走行経験などの違いによって、4つのグループにクラス分け。ワタクシの86と某獣医師さんのS2000は同じCグループになりました。因みに、AグループはポルシェやレクサスRC F,NSX,WRX STIという速そうな車。


関谷監督による座学
午前中は西パドックハウス内教室にて、全員揃ってオリエンテーションと座学。
その後、A・Bグループは南コースに移動して、基本走行。
C・Dグループは教室に残って、関谷監督による座学を受け、10時半頃からA・Bグループと入れ替わりで、ワタクシ達のC・Dグループが南コースに移動して、12時まで基本走行するスケジュール。

オリエンテーションが始まるまでは曇りの天気でしたが、いつの間にか雨天になっていました。


座学が終わり、いよいよワタクシ達が走れる順番になりました。(嬉)
この雨のせいで、A・Bグループで事故があった?らしい。

午前中の基本走行練習は、南コースを二つのセクションに分け、1コーナー進入から2コーナー立ち上がりまでの走りをチェックしてインストラクターからアドバイスしてもらうセクションと、ヘヤピン進入から立ち上がりまでをチェックしてもらうセクション。
待機時間が長く、タイヤが温まらず、コース上に水溜まりもあって、滅茶苦茶滑ります。

前半のセクションは最終コーナー出口からストレート区間手前の地点からフル加速して、1コーナー進入するのですが、いつも周回コースで走っていたのと違い、ブレーキング開始ポイントがつかみづらくブレーキが余り気味。この点では上手く誤魔化して走っていたので、インストラクターからこれを指摘されることはなかったのですが、如何に自分が路面からの情報でブレーキング開始地点を決めていたのではなく、経験値だけでブレーキング開始地点を決めていたのがよく分かりました。(反省)

後半のセクションでは、ヘアピン立ち上がりで自分ではそんなに乱暴な操作をしているつもりはなかったのですが、無茶苦茶滑るので、車が暴れ気味。インストラクターからはもっと丁寧な操作をするように注意されました。(悲)

結局、午前中の基本練習は4セット走れただけで、不満が残りました。(残念)

昼食は弁当も出ないということで、某獣医師さんと国際レーシングコース パドックエリア センターハウス内「SUZUKA-ZE」へ行きました。
GRのホームページでは、昼食はプロドライバーと一緒に食事しながら、走り方など様々な話を聞くことができると書かれていたのに話が違い、益々不満が溜まります。
そして、この路面コンディションでは、午後からのフリー走行を無事終了できるかどうか?、とても心配になってきました。(不安)


昼食後は再び西パドックハウス内教室で、午後からの走行に備えてのブリーフィング。
最後に関谷監督から、「今回のフリー走行での約束事として、後ろから来た速い車に道を譲る場合は譲る側がウインカーを出し、譲る意思を示す。そしてその際に、譲る側は走行ラインを変えないで、追い越す側がラインを変えて抜くことと、抜かせるための急減速はしないと言う事を必ず守ってくれ。」とのこと。
南コースは単独で走る分には、とても安全なサーキットですが、コース幅は広い方ではないので、こうした注意喚起を図ることは良いことだと思いました。
雨はこの頃には止んでいましたが、曇っていて、まだ先の天気は分からない状況なので、尚更です。



下見同乗
ブリーフィングが終わると、南コースに移動して、先ずは先導車用のレクサスに3人づつが同乗して、コース下見の同乗走行。
ワタクシは関谷監督が運転するGS Fの助手席側に同乗しました。
この車、何故か左ハンドル。パワーのない86と違い、加速が全然違います。(笑)そんな車をこの路面コンディションで全く暴れる事もなく、スムーズな運転に感心。


続いて14時からは先導走行。
先導車の後ろを走る車を毎周入れ替えながらの走行で、ラインを確認します。
午前中と違い、コース上に水溜りはなく、路面コンディションが良くなっています。


先導走行が終わると、いよいよフリー走行です。
タイムテーブルでは14:30~16:30となっていますが、15分ごとにグループを入れ替えて走行するため、実際に走れるトータル時間は30分未満。(悲)
自分達のグループが走らない時間は、見学と同乗走行。

A・Bグループの一本目の走行が終わり、いよいよワタクシ達Cグループの出番です。
CグループのメンバーはRX-8,S2000,86×4台,AQUAの計7台です。
たまたま、並んだ順番がCグループの先頭になったので、ワタクシが一番先にコースインすることになりました。
午前中の路面コンディションで、後続車がビビッているすきに、逃げ切る作戦で、アウトラップから飛ばしていきました。(笑)
作戦が功を奏してか?2・3周もすると、後続車はかなり離れたところで団子状態。これで、前も後も気にすることなく、自分の走りに集中できます。(嬉)
6周目と8周目には後ろを走っていた車に追いついてしまいましたが、お二方とも周りをよく見ていて、マナーも良く、スタートからチェッカーフラッグが降られるまで、ずっとクリアラップで走りきることができました。
アクアが運転手が上手かったせいなのかもしれませんが、意外に遅くないのに驚きました。この方、GRガレージのメカニックをしているそうです。
南コースはホンダのイベント等で何回も走っていましたが、こんなにクリアラップがとれて走れたことはなかったので、午前中の不満が一気に吹き飛びました。(笑)

◇ 車載映像 フリー走行 1本目編



一本目の走行が終わり、Aグループが走っている時に、プロドライバーが運転するレクサスに同乗走行。
ワタクシは脇田選手が運転するIS Fに同乗することになりました。
よく見ると、この車も左ハンドル。何故か?と尋ねたら、同乗者が助手席に座ると、右ハンドル車の運転席と同じ視界になり、走行ラインを把握しやすいからではないか?とのこと。
それが本当なら、凄い気配り!。正にユーザー目線。(笑)
脇田選手の同乗走行で気づいたことは、しゃぶしゃぶコーナー(最終コーナー前のシケイン)で、ブレーキングとアクセル・オンのタイミングが、ワタクシの方がワンテンポ遅いような気がしました。


同乗走行とBグループの2本目の走行が終わると、Cグループの最後の走行です。
今度は最後尾スタート。前の車はファルケンのハイグリップタイヤ(前後255サイズ)を履いたRX-8。後で聞いた話では、このコースを61秒台で走っているとのこと。本来 Cグループで走るような人ではありませんでした。

スタートの旗が振られ、コースインのウインカーを出しながら、ピットアウト。
ところが、前のRX-8が何時までもウインカーを出したまま、加速しません。
「えっ、何?先に行けってこと?」
訳が分からないまま、取りあえず抜かせてもらいましたが、その後バックミラーで見ていても徐行したまま。
「車両トラブルなの?」と、不思議がっていたら、いつの間にか前を走る車は遥か先。(笑)
後でRX-8の方に訊いたら、前の車に引っかかりたくなかったので、車間距離を開けただけだそうです。
このことが功を奏してか、またクリアラップで走れることになりました。(笑)
その後、3台の車に追いつきましたが、ブリーフィングでの約束事が効いてか?ストレスなしに追い越しさせていただきました。
そして前を見ると、S2000の姿が見えました。必死に追いかけますが、距離が縮まることも、開くこともなく。(笑)
前回のエンジョイクラブ ・ジムカーナクラスの走行では、全然勝負にならなかったのですが、今回の青い方のS2000にはコストコで一番安かった理由で買ったらしい16インチ純正サイズのミシュランPILOT SPORTを履いているので黒い方の車ほど速くなさそうです。(笑)
しかしながら、差が縮まらないまま、チェッカーフラッグが振られ、走行終了。

◇ 車載映像 フリー走行2本目編



フリー走行終了後は、西パドックハウス内教室に戻って、まとめの閉会式。
このイベントはトヨタ主催のイベントですが、トヨタ車以外の車でも参加できて、イベント中もトヨタ車の宣伝をしようとすることもなく、純粋に車を運転することの楽しさと難しさを学んでもらおうとする姿勢が感じられました。
サーキット走行経験豊富な中・上級者では、走行時間も短いので、お勧めできるイベントではないかもしれませんが、ワタクシのような者がリハビリ走行を兼ねて参加するには丁度良かったと思いました。



本コース走行
閉会式終了後、希望者は17:30分から本コースを先導車付きで数周走行できるとのことで、走ってみました。
MAX:90㎞/hくらいまでしか出せませんでしたが、日が落ちて暗くなったサーキットをノー・ヘルメット,ライト・オンで走る経験は中々できる事ではないので、面白かったです。


某獣医師さん、誘ってくれてありがとうございました。
また誘ってください。
でも、サーキット走行は2年に一回のペースだから、次回は2020年かな?(笑)



Posted at 2018/10/28 17:11:10 | コメント(0) | トラックバック(0) | Circuit | クルマ
2018年10月19日 イイね!

新型Z4

新型Z4新型スープラとプラットフォーム,パワートレインを共有する兄弟車という関係にあるBMWの新型Z4(G29)ですが、BMW JAPANからはまだ詳細なスペックは公表されていません。
各メディアからは色々な情報が出ていますが、これもどの情報が本当なのか分かりません。
ところが、調べてみると9月19日にBMW Globalから新型Z4のプレスリリースが出ているのを発見しました。

これで、色々分ってきました。

BMW Z4 スペック(※欧州仕様)
Z4 M40iZ4 sDrive30iZ4 sDrive20i
全長 × 全幅 × 全高4,324 × 1,864 × 1,304 ㎜
ホイールベース2,470 ㎜
トレッド(前/後)1,594 / 1,589 ㎜1609 / 1616 ㎜
ホイールベース/トレッド比1.5521.532
車両重量
(DIN / EU)
1,535 / 1,610 ㎏1,415 / 1,490 ㎏1,405 / 1,480 ㎏
最低地上高114 ㎜117 ㎜
エンジン型式B58B30B48B20
エンジンタイプ水冷直列6気筒DOHCターボ水冷直列4気筒DOHCターボ
総排気量/内径x行程2,998cc / φ82.0×94.6㎜1,998cc / φ82.0×94.6 ㎜
圧縮比11.010.2
最高出力250kW(340PS) / 5,000~6,500rpm190kW(258PS) / 5,000~6,500rpm145kW(197PS) / 4,500~6,500rpm
最大トルク500N・m / 1,600~4,500rpm400N・m / 1,550~4,400rpm320N・m / 1,450~4,200rpm
使用燃料種類無鉛プレミアムガソリン(min. ROZ 91)
燃料タンク容量52ℓ
エンジンオイル6.5ℓ5.25ℓ
バッテリー90 Ah80 Ah
トランスミッション8速AT8速AT
変速比(:1)1速: 5.250
2速: 3.360
3速: 2.172
4速: 1.720
5速: 1.316
6速: 1.000
7速: 0.822
8速: 0.640
後退: 3.712
最終減速比(:1)3.154
サスペンション(前/後)ダブル・ジョイント・スプリング・ストラット式 / 5リンク式
ブレーキ(前/後)ベンチレーテッドディスク / ベンチレーテッドディスク
ブレーキ キャリパー(前/後)対向4ピストン / シングル ピストン シングル ピストン / シングル ピストン
タイヤ前:255/40 ZR18 95Y
後:275/40 ZR18 99Y
前:225/50 R17 98Y XL
後:255/45 R17 98Y
前:←
後:←
ホイール前:9J×18 ET32
後:10J×18 ET40
前:7.5J×17
後:8.5J×17
前:←
後:←
ステアリングギヤ比15,1::1
最高速度250 ㎞/h250 ㎞/h240 ㎞/h
0-100㎞/h加速4.5秒5.4秒6.6秒
備 考

6気筒モデルのDIN規格での車重は、1,535㎏。4気筒が1,415㎏と1,405㎏。

「ゴードン・マレー・デザイン」の小型ミッドシップスポーツカー「T.43」やアルピーヌの「A110」の車重を知ってしまったあとでは、もう少し何とかならなかったのか?と思ってしまいます。(苦笑)

Cayman/Boxsterでは前後重量が若干違う(Caymanの方が後軸重が10kg重い。)ものの、車重は同じようなので、スープラの車重もZ4に近く、前後重量配分はZ4より若干リアの方が重い数値になると予想します。
旧スープラ(A80)3.0RZ 6MTの車重は、1,510kgだったらしいので、現代の安全基準と装備,500N・m以上のトルクに耐えうる駆動系とボディーを考慮すると、こんなもんでしょうか?。

ホイールベース/トレッド比は、18インチタイヤで、1.552(17インチ仕様はホイールオフセットが違うので、数値も変わっていると思われます。)
BMW M2 COUPE(F87)はM4のサスペンションを流用しているので、2シリーズクーペのトレッドより広くなって(F:1,580㎜/R:1,600㎜)いて、ホイールベース/トレッド比は、1.695
Z4 M40iはニュルブルクリンクでのテストにおいて、30馬力も最高出力が高いM2のタイムを打ち破ったらしいですが、タイヤサイズの違いと、ホイールベース/トレッド比の違いが影響していたのかもしれませんね。
(M2のエンジンが370馬力のN55型から410馬力のS55型に代わった背景には、これも影響してたかも?)

Cayman GT4のホイールベース/トレッド比は、ほぼ黄金比に近い1.617
S2000の比率は1.611

トヨタの多田氏は、新型スープラのホイールベースとトレッドは、明確な比率を念頭において開発していると発言されています。
ワタクシの予想では、スープラ/Z4もCaymanに似た比率になるのではないか?と思ってましたが、違ってました。
もっとも、CaymanとZ4では、前後重量配分も違うので考え方が違うのかもしれません。
因みに、マツダのROADSTER(ND)の比率は1.540で、ELISE SPORT 2201.554です。

重心高とタイヤ・サスペンションが同じという条件下では、トレッドは広い方が横方向の踏ん張りが効き(コーナーリング限界が高くなる)、トレッドが同じなら、ホイールベースが短い方が、クルマのアジリティ(俊敏性)は高く、操縦性に優位で曲がりやすくなり、反対にホイールベースが長い方が、直進安定性がよく、スタビリティが高いぶん、曲がりにくい特性になると言われてます。


Z4とスープラでは、Z4の方が屋根の分だけ若干低重心だと思うのですが、それでもスープラは86/BRZより低重心になっていると、多田氏は発言されております。
その代わり、スープラはZ4より、ボディー剛性レクサス「LFA」と同等を実現)や空力特性,前後重量配分で、有利になっていると思われますので、スープラの正式発表と発売が本当に楽しみです。





Posted at 2018/10/19 15:11:12 | コメント(0) | トラックバック(0) | Interested Car | クルマ
2018年10月14日 イイね!

2019年 気になる車 続編

2019年 気になる車 続編トヨタ自動車は10月2日、欧州市場において、新型スープラの先行予約を900台限定で開始すると発表しましたが、この時点でも車の価格やスペックなどの詳細は発表されていません。
各メディアも色々予想スペックを書いていますが、最大出力に関してもマチマチで、どれが本当なのか分かりません。
新型スープラとBMW Z4(G29)は、プラットフォーム,パワートレインを共有する兄弟車という関係にありますが、Z4に関しても直列6気筒ターボエンジンが最高出力:340PSで、0—100㎞/h加速:4.6秒ということくらいの性能とうたっているだけで、詳細なスペックは正式に公表されていません。

ところが、どこから入手したのか?、オンラインBMWパーツカタログのサイト「RealOEM.com」が、リークした新型スープラの部品リストを掲載してしまい、色々なことが分かってきました。
この情報がどこまで信憑性があるのか分かりませんが、この情報や他のメディアに掲載されたプロトタイプの情報をもとに、スペックを予想しました。

まず、スープラには、3.0リットル直列6気筒ターボエンジンを搭載する「40i」と言う(※トヨタがこの名称を使うかは分かりませんが)グレードと、2.0リットル直列4気筒ターボエンジンを搭載するグレードがあり、更にその2.0リットル直列4気筒ターボエンジンを搭載するグレードにはベーシックな「20i」と、過給圧を上げたハイパワー版の「30i」があると思われます。ただし、アメリカには「20i」は投入されないようです。

エンジンは、 BMWが「TwinPower Turbo Technology」と呼ぶ、 タービンへのターボチャージャーの排出ガス経路を2つにすることで、排気干渉を小さくすることが可能なツインスクロール方式のターボに加えて、筒内直接噴射(高精度ダイレクト・インジェクションシステム)、アクセルの開度やエンジン回転数などに応じて吸気と排気バルブタイミングを無段階に調整するダブルVANOSや電子制御によって無段階にバルブリフトを可変させるバルブトロニックを採用。また、エンジンの部位,状況に応じて適切な温度管理を行なって燃費を向上させるためにHMM(Heat Management Module)を採用。機械式ウォーターポンプは、エンジン流入水温や補機類の通水量を適切に制御し、冷間始動時は通水を停めて早期暖機すると言われてます。
1気筒あたりの排気量を500ccとした3/4/6気筒のガソリンとディーゼルをブロックや周辺技術まで共用するというBMWの新モジュラーエンジンシリーズ。


B58B30C エンジンカバー

B58B30C エンジン

◆ エンジンスペック
Supra 40iSupra 20iSupra 30i
エンジン型式B58B30CB48B20BB48B20B
エンジン種類直列6気筒 DOHC直列4気筒DOHC
総排気量(㏄)2,9981,998
内径×行程(㎜)82.0×94.6
ボアピッチ(㎜)91
シリンダーブロッククローズデッキ
ブロック材アルミ合金
シリンダーボアツインワイヤー・アークスプレイコートライナー
圧縮比11.0 : 110.2 : 1
バルブ駆動方式ローラーロッカーアーム
VVT / VVLダブルVANOS / バルブトロニック
燃料噴射方式筒内直接噴射
過給方式シングル・ツインスクロールターボ
インタークーラー水冷式
ウォーターポンプ機械式
最高出力(kW[PS]/rpm)250[340PS]/5,000~6,500rpm135[184PS]/5,000rpm185[252PS]/5,200rpm
最大トルク(N・m[㎏・m]/rpm)500[51.0㎏f・m]/1,600~4,500rpm270[27.5㎏f・m]/1,350~4,600rpm350[35.7㎏・m]/1,450~4,800rpm
※ 最大出力と最大トルクは予想値


B58B30C シリンダーヘッド

B58B30C インタークーラー付きインテークマニホールド


B58B30C シリンダーブロック

B58B30C オイルフィルターとヒートエクスチェンジャー

B58型エンジンは、N55B型に替わって搭載されるようになったBMWの新世代エンジンですが、同じ形式でも搭載する車や年式,輸出先の排ガス規制などによって出力特性が違っていたりします。 最高出力:340PSというと、BMW M240iクーペのエンジンと同じ物だと思いましたが、パーツ図を見るとスープラのインテークシステムの形状とは違うようなので、調べてみたらスープラはX5 40iX(G05)のインテーク部品と同じ物を使っているようです。
他に図を見て興味深いと思ったのは、一般的なエンジンと違い、カムを駆動するチェーンが後方のトランスミッション側にあることと、シリンダブロック脇には大きな熱交換機(オイルクーラー)を装備していることです。
ちなみに、メルセデスの新型直列6気筒ターボエンジン「M256」もカムを駆動するチェーンが後方のトランスミッション側にあり、排気量:2999cc,ボア×ストローク:83.0×92.0㎜,ボアピッチ:90㎜,圧縮比:10.5となってます。



ZF製8速A/Tとオイルクーラー
トランスミッションは、ZF製8速A/Tである8HP。
オイルクーラーも装備されており、熱対策も万全。
日本などの右ハンドル仕様には、後にM/Tも投入されると言う噂もあります。

サスペンションは、先代のZ4(E89)は、フロントがダブル・ジョイント・スプリング・ストラット式で、リアがセントラル・アーム式でしたが、新型Z4(G29)とスープラのは、2シリーズ・クーペ(F22)のサスペンションをもとに新設計され?、フロントがダブル・ジョイント・スプリング・ストラット式で、リアはインテグラルアーム(5リンク)式のようです。
BMW M2(F87)の足回りはM4用の前後アクスルが移植されていますが、そのM2より、パワーに劣るZ4(G29)の方がニュルブルクリンクのタイムが速かったらしいので、Supra/Z4のシャーシー性能のポテンシャルの高さを感じます。

フロントサスペンション

リアサスペンション


プロトタイプが履いていたタイヤは、ミシュランのPilot Super Sport。サイズは前輪が255/35ZR19,後輪が275/35ZR19の前後異サイズ。 Z4の最上級グレードであるM40iのタイヤサイズは、前輪255/40ZR18 ,後輪が275/40ZR18なので、こちらが標準サイズで、19インチはオプションになると予想。
18インチホイールのデザインは後期型86/BRZの17インチホイールに似ていますね。

19インチホイール(9JX19 ET:32,10JX19 ET:40)

18インチホイール(9JX18 ET:32,10JX18 ET:40,)


17インチホイール(7,5JX17 ET:24,8,5JX17 ET:24)
他に4気筒グレードには17インチもあります。
エントリー・モデルとなる20iの標準タイヤサイズは前:225/50R17,後:255/45R17になると思われます。



86/BRZでは、インテリアデザインも殆んど共通でしたが、スープラ/Z4では、TWINGO/smartとの関係のように、違ったデザインになります。

ダッシュボード

ヘッドアップディスプレイ

装備としては、ヘッドアップ ディスプレイもあるようです。


正式発表は19年1月のデトロイトショーと言われてますが、楽しみです。



勿論、買えませんが。(笑)

Posted at 2018/10/14 16:50:22 | コメント(0) | トラックバック(0) | Interested Car | クルマ
2018年10月11日 イイね!

2019年 気になる車

前回のブログで、現在気になっている車の一つである「ゴードン・マレー・デザイン」の小型ミッドシップスポーツカー、『T.43』について書きましたが、ワタクシがそれ以上に注目しているのが来年発売される新型スープラです。
注目していると言っても、今のワタクシに買える財力もないし、小さいスポーツカーが好きなワタクシにとって、86のサイズが限界で、1,800㎜幅を超すような車は所有したい車の対象外です。
では、何故気になるのか?と申しますと、電動化が進むこれから先、日本車で、純粋なガソリンエンジンを搭載した後輪駆動のスポーツカーを発売するのは困難な時代になっていて、純正仕様のまま、ドリフト出来る車はもう出ないかもしれないと言う点と、BMW車を19年間所有していたワタクシにとって、トヨタとBMWが共同開発した車がどんな風に仕上がるのか?気になります。



トヨタ自動車は10月2日、フランス パリで開催される「パリモーターショー」のプレスカンファレンスで、新型「スープラ」の先行予約を、欧州市場において900台限定で開始すると発表しました。


しかし、この時点でも車の価格やスペックなどの詳細は発表されておらず、先行予約した900人に、特権的なオーナーグループ「Supra 900 Club」会員として、納車までの間に独占的なコンテンツやエクスペリエンスにアクセスすることができ、900人の顧客は夏の終わりにクルマを受け取るということらしいです。

現時点で、トヨタが正式に発表しているのは、
  • フロントマウントされた3.0リットル直列6気筒エンジンは、ツインスクロールターボチャージャー,直接燃料噴射,可変バルブ制御により、300bhp以上を発揮する。
  • 50対50の前後重量配分、軽量構造、低重心。
  • 電子制御のアクティブディファレンシャルとAdaptive Variable Suspension(AVS)がある。
  • 0ー100㎞/h加速は5秒以内。
と言った程度の情報しかありません。(笑)

しかしながら、先月、トヨタはヨーロッパのジャーナリストをスペインのマドリッドに招待し、プロトタイプの試乗会を実施し、そこである程度の詳細がメディアを通じて報じられています。
関連情報ホームページURL:
https://www.roadandtrack.com/new-cars/first-drives/a23317597/2019-toyota-supra-prototype-drive/
https://www.roadandtrack.com/new-cars/future-cars/a22173382/toyota-will-build-a-four-cylinder-supra/
https://www.autocar.jp/firstdrives/2018/09/21/317255/(日本語)

開発責任者の多田氏も雑誌のインタビューで色々発言されており、それらも含めてまとめてみると、
  • 製造はオーストリアのグラーツにあるMagna Steyrマグナ・シュタイヤー社の工場で、兄弟車のBMW『Z4』と共に生産される予定。
  • アルミとスチールのコンポジットフレームで、ボディ剛性は、レクサスの『LFA』と同等の剛性を実現。
  • 新型スープラのホイールベースとトレッドは、明確な比率を念頭において開発しており、ホイールベースはトヨタ86の2,570㎜よりも短く、トレッドはトヨタ86のフロント1,520㎜,リア1,540㎜よりもワイドに。重心高に関しても、トヨタ86よりも低くなる。
  • エンジンはBMW製のツインスクロール・ターボ付き3.0リッター直6で、トランスミッションはZF製8速A/T(トルクコンバータ)との組み合わせになる。
  • BMW製のツインスクロール・ターボ付き2.0リッター直4エンジンも用意されている。
  • BMW M製のアクティブ・リミテッドスリップデフも採用される。
  • プロトタイプ車が履いていたタイヤサイズはBMW M4と同じで、銘柄は特注のミシュラン・Pilot Super Sport。フロントが255/35R19,リアが275/35R19。通常の固定式ダンパー(パッシブ)が標準装備となるが、テスト車両にはアダプティブダンパーが装備されていた。
と言った感じでしょうか。


ライバルとなるのは718 Cayman S (6速PDK)。
  • 最高出力:257kW(350PS),最大トルク:420N・m(42.9㎏f・m)
  • 車両重量:1,410㎏
  • タイヤサイズ:前:235/40 ZR19,後:265/40 ZR19
  • 0-100㎞/h加速は4.4秒
と発表されています。

Supraとプラットホームを共用するBMW Z4 M40i (8速AT)は
  • 最高出力:250kW(340PS),最大トルク:500N・m(51.0㎏f・m)
  • 車両重量:約1,500㎏
  • タイヤサイズ:前:255/40 ZR18,後:275/40 ZR18
  • 0-100㎞/h加速は4.6秒
で、車重がケイマンより重いのと、前後重量配分の違い,トランスミッションの違いで、0-100㎞/h加速はケイマンに負けていますが、Z4はニュルブルクリンクでのテストにおいて最高出力370ps/最大トルク465Nmを発揮するM2のタイムを打ち破ったと言われてます。

空力特性やボディー剛性的に見れば、Z4よりSupraの方が有利だと思われるので、期待できます。
そして、トルクと前後重量配分、サスペンションの違いから考えると、ケイマンよりドリフトし易いと思われるので、益々期待しちゃいます。(笑)

New Supra


To be continued next time.


Posted at 2018/10/11 15:48:06 | コメント(0) | トラックバック(0) | Interested Car | クルマ

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