一昨日断念したヒンジ部分のネジ撤去は、翌日のお昼から師匠の修理工場で見てもらいました。
その結果。。。見事にネジが外れました(^^)
師匠にネジが取れない件を伝えると、同じようにデカいドライバーでチャレンジした後で今度はタガネで叩きだしたんですが、やっぱり駄目だと私と同じ結論に達しました。
ここまでは私と同じ道のりですね。なお、師匠のトコのドライバーは肢の部分にレンチで回せるコブが付いており、当然レンチをセットして両手で回したのですがネジは全く緩まず。
タガネも片手で押さえて、ハンマーでドツくと上手く力が入らないのでロスが多い(あと、タガネが滑ってツルっと行きそうで怖い)との談。
困ったなぁと思っていると、やおらバックヤードに消えた師匠が手にしてきたのが画像のコレ。
「スプリングタガネ」というそうです。
先端はタガネやポンチになっており、反対側は錘のついたバネになっています。
フツーのタガネのようにネジにセットしてスプリングについた錘を引っ張ると、パチンと音を立てて勢いよく元に戻ります。パチンコのようですね。
その際にインパクトが発生する事でタガネを食い込ませるそうです。
正直ハンマーで叩いた方が力が入りそうなものですが、なんとスプリングタガネでパチパチすると、2回くらいでネジが緩みました(^^)マジか
どうやら片手でタガネ、片手でハンマーだと、動かないようにタガネを持っている方の手でハンマーのインパクトを打ち消してしまうようですね(汗)
こうして、スプリングタガネのお陰で順調にネジは外れ、全てのネジが緩んだところで(師匠が)一箇所ずつヒンジを交換しました。
師匠は各ドアの微調整に相当時間をかけていました。ミリ単位動かすだけで、ドアのラッチに当たったり、ドアが閉まらなくなったり。
素人レベルでは気が付かない微かな違いも、何度もリテイクしながら調整してくれました。
なんなら外す時よりも取り付ける方が難航したと思います。自分でやろうと安易に手を出して、みすみす大火傷するところでした(汗)
なんやかんや雨も上がり、全行程2時間ほどで完成⭐︎全てのドアとボンネットのヒンジがステンレス製へと替わりました。
結局全て師匠がやって(私はドアを持ち上げたり下ろしたりする係りw)くれました\(^o^)/師匠&スプリングタガネ万歳
やはり長年の経験と技術、そして確かな工具は、そのどれが欠けても良い仕事には結びつきませんね。
また今日も勉強させていただきました。
Posted at 2021/03/09 10:06:32 | |
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ジムニー改造