【足回り改良】
元旦にちょこっと動かしてから、またしばらく冬眠していましたが、そう言えば昨年末に購入していたパーツがあることを思い出しました。 取り付けにはまあまあの重作業が伴う為に、気が向いたら〜なんて思ってたら忘れてました(^^;;
昨日の日曜日、ちょっと時間があったので重い腰を上げて作業しました!
韋駄天号はフロントバネレート24kg、リア18kgというガチガチの仕様で、これに数キロのレートを持つヘルパーならぬテンダースプリングを合わせた、ちょっと変わった仕様になっています。
少しプリロードはかけてますが、バネが2重になっていることや、メインのスプリングのレートが高いなど、段差などでギシギシ、ガコガコと異音がする(特にリア)のですが、まあ仕方ないかなと気にしていませんでしたが、ちょっと前に同じような悩み(車高調の異音)を解消するパーツがある!というのを知って、早速調べてみました。
それはスラストベアリングと言って、アッパーシートかロアシート、或いは両方のスプリングとの間に挟み込むだけでスプリングがスムーズに動き、乗り心地やパフォーマンスが向上するという歴としたチューニングパーツなのです。 値段も安く、とりあえず1セット2枚入りだったので4本分ということで、計8枚購入しました。
写真は実際に購入したヤフオクに出品されていた画像です。 ID65でNTN製のベアリングを使用とのことで、2枚で2890円(送料込み)です。
足回りのチューニングは久々なので、ちょっとワクワクしましたね。 サクサクと作業を進めます。 歳のせいか、若い頃よりも丁寧にバラしていきます(笑)
まずリアをバラします。
上の写真の手前の丸いリングがそれですが、ベアリングを板で挟むようにして使います。 1セットで5mmくらいの厚さなので、上下で使うと1cmくらい車高が上がってしまうので、同時に車高調整も必要になります。
久々にバラしたアラゴスタ製の倒立車高調整キットですが、購入より15年以上程経ってますが、へたった感じも無くスムーズに動きます。 厳密にはやや減衰力が落ちているのかも知れませんが、まだもう少し行けそうです。 アラゴスタは性能は賛否両論ありますが、耐久性に関して言えば全く問題ないのではと韋駄天は思います。
軽く掃除して、ロアとアッパーのシートとスプリングの間にこのスラストベアリングを挟み込んで組み上げます。 サーキットでは245-40R17という少し直径も大きなタイヤを装着する為、バンプでちょっとインナーボディに当たってたので車高を5mm上げて、当たっていた場所を確認して、ハンマーで気持ち叩いておきました。 これでもう当たらないかな。
続いてフロントです。
ここで気付いたのですが、フロントのアッパーシートにはベアリングが元々入っていました。 そう言えば入ってたなと、、、 上の写真(分かりにくいけど)の手前の黒い丸いのがアッパーシートですが、右はベアリングが付いた状態です。 ベアリングを外した状態が左側。 小さいベアリングですが、ちゃんと機能しています。 軽くグリスアップしておきます。 しかしフロントにはちゃんとベアリングを入れて、リアには何故入ってないんだ?コストの問題かな? まあいいや、それでリアからの異音は納得、フロントからはほとんど音がしなかったから。 ってことで、フロントはロアシートサイドに1枚だけ今回購入したスラストベアリングを入れて、アッパーサイドは純正のベアリングに仕事をしてもらいます。
バラしたついでにブレーキパッドをストリートに戻し、ホイール&タイヤもストリートに戻しました。
各部の締め付けなどを確認して、ドキドキしながらの試運転!!
ちょっと感動しました✨
なんというマイルドな走り。 バネがちゃんと動いてる。。 気になっていた異音は息を潜め、ややハードにステアリングを切り込んでもしっかりと足が動く感覚。 確実にパフォーマンスが向上している感じです。 シビアな意見としては余計なものを挟み込むとダイレクト感が無くなって路面の情報が伝わりにくいとか、ネガティブな意見もありますが、そこまで気にしてガチガチにするより、これを入れて得たマイルド&スムーズ&静寂の方が韋駄天的には断然良いと信じます。
韋駄天は昔、競技スキーをやっていましたが、ビンディングと板の間に鉄板プレートやらEPB'S(カーボンプレート)やら、いろいろ挟んでましたが、確かに雪面情報には鈍感になりましたが、その類のパーツのお陰でタイムは伸びて行きましたからね。 あんま関係ないか(笑)
このスラストベアリング、作業はちょっと面倒ですが、コスパは非常に高く、久々に大満足なチューニングでした。
Posted at 2021/02/01 14:39:05 | |
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