フォルクスワーゲンのT5カリフォルニア、フロント/サイドカメラ、追加モニター、レーダー探知機、100Vインバーター、LED他の御依頼です。
既設ナビを外してカメラ関係の配線から開始。この辺りは
5月頃に施工させて頂いた別のT5で勉強済みです。
フロントカメラはナンバー下の定番位置へ。
サイドカメラ取り付けの為、ミラーASSYを取り外し。
サイドカメラは前と後ろを同時に確認出来る用に2個付けています。さらに今回はお客様のご要望で後ろ向きカメラの視野内を照らすLED照明も仕込みました。
LEDは外から見るとんな風に光ります。
カメラ画像はダッシュ右端に設置した追加モニターで確認可能。AVセレクターを介してナビの映像出力も接続していますので、地デジやDVDも観賞出来ます。
三分割カメラ映像の右下がサイドカメラ後方用の映像です。
写真上がLED消灯、写真下が点灯。L;EDを点灯させると白線が見えます。キャンプ場での暗い場所でのすれ違いに活躍してくれそうです。
シルバーの丸いボタンを押すとサイドミラーに仕込んだ4個のLEDが数十秒点灯する様にタイマーリレー回路を作成しました。2つ並んでいる後付けボタンはカメラ分割の切り替えやVTR入力の切り替え用。
こういったスイッチ類の取り付けはお客様との打ち合わせの上で最終決定します。
レーダー探知機のディスプレイは定番の場所へ。
これは運転席を外したところ。サブバッテリーが見えます。
T5は「サブバッテリー」と、メインバッテリーが上がらない為の「電力消費時の電源回路切り離し装置(アイソレーター)」が標準で装備されていますので、サブバッテリーの電気を使い切ってもエンジン始動が出来ます。(エンジン始動するとサブバッテリーへの充電も開始します。)
続いてインバーター。電源線は運転席下のサブバッテリーに接続します。車内で安定した100Vを使用出来る様に大容量のインバーターをご購入頂きました。今回のインバーターは元々こんな形の物ですが、、、
シート下に綺麗に収める為に分解しています。定価15万円のインバーターを開封直後にこの姿にするにはなかなかの勇気が要ります。。インバーターは電源電圧が規定値以下になると警告音を発する安心設計ですのでアイソレーターやサブバッテリーの無い普通車でも使用可能。
上の写真の右側に切り取った7センチ程のフレームがありますが、この施工でぎりぎりシート下に収まるレベルです。
さらに家庭用の分岐タップを取り付け。上の写真でも見えますが、シート下でインバーターに繋がっています。タップはお子様がコンセントを強く引っ張っても外れない様に両面テープとタイラップで強く固定し、無駄な電力消費を抑える為にON/OFFの表示はLEDの光らない電源レスタイプを使用。カバーの凹形状に収まって差し込み口の数が多く、黒色でスイッチは電源レスタイプ、、、施工をこなしながら苦労して探したタップです。
ケーブルを綺麗に通す為にタップも分解しています。右のスイッチはインバーターの電源スイッチです。
念には念をという事で、いざという時に為に困らない様、サブバッテリーの電圧監視が出来る
「AVモニター」(サンフジ電子製)も取り付けます。
表示部はこの位置へ取り付けました。
AVモニターはサブバッテリー電圧降下を検知して2段階の警告音を発します。電圧と電流の2種類の表示切り替えが出来るので、初めて使う機器でもおおよその使用時間を計算出来ますね。T5のサブバッテリー容量なら電気毛布でも一晩中使用出来るそうですが、キャンピングカーにこれがあればかなり安心です。
表示は「現在4.1アンペア消費していますよ」という意味。
リヤモニターはヘッドレスト真後ろに取り付けています。純正配線と同じ様にモニターケーブルを通してますのでこのままでもシート回転可能。そういえばこのヘッドレスト真後ろ設置用のTVステー、昔は国内メーカー各社から発売されていましたが最近は需要が少ない為、どのメーカーも生産に消極的です。う~ん、需要ある筈なんですがね、、。今回は国内メーカーのしっかりした物が調達出来ましたが、今後は少し心配です、、。アームも悪くは内んですが、揺れるので個人的にあまり使いたくありません。
こちらはオートライト。普段使い以外でもトンネルの連続するシチュエーションで非常に便利。長距離を走って疲れた体に嬉しいパーツです。T5は何をするにも情報が少なく現車当たりで全て作業しており、ここもすんなりとはいきませんでしたが、結果的にはT5にも装着可能です。(年式により数種類の適合品がありますので要現車確認です)
オートライトの照度センサーは見える位置への取り付け必須です。隠せるパーツはなるべく隠すイトウデンキの施工ですが、これは隠せません。
これはキーOFF時でもサブバッテリーの電気を使ってオーディオの電源を入れる為のスイッチ。純正配線にとサブバッテリーからの配線を切り替える仕組みです。切り替えに伴うオーディオメモリーの消失は一切ありません。
普通に売ってる部品を普通に取り付ける、という作業が今回はほとんどありませんね。イトウデンキの施工はこういった作業が多いですが、今回のT5は特に多いです、、。普通じゃない事に施工している私もハルも気付かない、、完全にマヒしてます、、。
後半へ続きます、、。