発掘されたヘッドフォンで遊ぶ

GWの物置部屋整理で発掘されたアイワのヘッドフォンが懐かしかったので、掃除して他の手持ちと聴き比べして遊んでみました。

アイワのヘッドフォン、おそらく仕事をし始めた頃に買ったものだと思うのですが、型番などが分からないので形状を参考にネットで調べてみます。





これですね…HP-D6。
1992年…確実に仕事始めてから買ったヤツだ。
パイプホンシリーズでは、この上のモデルがあったハズだけど、予算の都合というかコスパでこれを選んだんだと思う。

聴いてみると、今となってはチープといいますか、中央に音が集まってて音の広がり感とかはない印象。
音漏れするせいか、ラジオのスピーカーみたいな感じがしました。
確か、当時は低音がしっかりしててなかなかいい音がするヘッドフォンだったような記憶があるんだが…。
ってか、今のヘッドフォンと比較するとケーブルもほっそ～い。


比較用に引っ張り出して来たのは、確かこのアイワから乗り換えた記憶があるケンウッドKH-C711。（TOP画像中央上）

インナーイヤー型のHP-D6に対して、カナルタイプですので、この時点で音の聴こえかたが違います。
低音もけっこう効いてて音の広がり感もHP-D6よりある。
長い間愛用したヘッドフォンでしたね、コイツ。


次に引っ張り出して来たのは、オーテクのCKR7。（TOP画像右上）
ハイレゾが流行ってきて、そろそろ新しいのが欲しいけどケンウッドが作らないから他社のを買おうと選んだもの。
…低音強いね。
音の広がり感はケンウッドよりあるけど、低音の強さでボーカルが沈むというか…。
ただ、屋外で聴くとこれぐらいほうがいいバランスになったりするので難しい。


最後に比較するのはAKGのN40。（TOP画像右下）
普段はバランス接続ケーブルを使ってますが、今回はデフォのアンバランスケーブルに変更して条件を揃えてやります。
…自然だ。
低音の強調もほぼなく、耳障りになる音はないし、広がり感も素晴らしい。
悪くいえば、特徴がないのが特徴。
結果、物足りなくてバランスケーブルに変えちゃったともいいますが。


こうして聴き比べてみると、ヘッドフォンの進化が感じられて面白いですね。



最後に、ダイソーでイヤーパッドを買って来て被せてみました。
やっぱり耳に当たる部分は保護しておきたいなと思ったので。

で、この状態で聴いてみたら、最初とはまた感じが変わった。
パッドのおかげか「ラジオのスピーカーみたい」な音ではなくなり、程よくフィルタリングされたマイルドな耳障りになり、耳との隙間が減ったのか、音漏れの量も減って聴こえる音が増えた。
…そう、当時聴いてたのってこんな感じだったよ！！

まさか、8枚110円のイヤーパッドでここまで変わるとは。w
まぁ、何年かぶりに動かしてるうちに、各部が解れてきたというのもあるかも知れませんが。


そんなわけで、懐かしいヘッドフォンもまだまだ捨てたもんじゃないな～という温故知新な話でした。

…今後もたまには使ってみよう。